9年ぶりにカムバックしたTakeがEXO&BTOBに感謝した理由

OSEN |

写真=シーアイエンターテインメント
男性グループTake(シン・スンヒ、チャン・ソンジェ)が9年の長いブランクを経てカムバックを果たした。久々のカムバックでまだ違和感はあるが、地道に音楽をしてきただけに、新曲に対する自信はかなり高かった。

Takeは3日、長い空白を経て新曲「ある春の日に」をリリースした。過去の恋に対する懐かしさを歌ったこの曲は2ndフルアルバムPart1の先行公開曲で、別れた理由を思い出せないほど幸せだった記憶や、過去の恋を懐かしむ男の気持ちを描いた。春にぴったりな雰囲気をTakeならではの切ない音楽で表現した。

実際、日ごとに変化する韓国の音楽業界において、9年もの長いブランクは致命傷になり得る。そのため、メンバーのシン・スンヒとチャン・ソンジェもいっそう緊張している様子だった。

「すごくドキドキしています。僕たちがどれだけ愛されるだろうかという心配やときめきが一番大きいです。デビュー当時よりも緊張していると思います。久々に活動するので不思議な気分ですし、実はインタビューされることも不思議です(笑)」

長いブランクがあったが、Takeを忘れていないファンも多い。ヒット曲「蝶の墓」の効果だろうか。この曲は特に男性ファンの間で有名な曲で、最近もEXOやBTOBなどアイドルグループのメンバーたちがカバーし、今に至るまで関心を浴び続けている。

「『蝶の墓』の昔の映像を検索してみたりもしましたが、ホットなアイドルが歌ってくれる映像を見ながら不思議に思いました。彼らのおかげでもう少し若い子たちにも曲を知ってもらうきっかけになりました。ありがたいですね」

EXOとBTOBに感謝の気持ちを伝えながら2人のメンバーは「是非一緒に食事をしたい」と強調した。長いブランクの間もTakeの名前を知らせ続けるきっかけになってくれたことに対する感謝の気持ちだった。また「蝶の墓」のセカンドストーリーも準備しているという。

「嬉しかったですし、もっと良い歌を作って活動できればどれだけ良いだろうかと思いました。ブランクの間もEXOやBTOBがたくさん知らせてくれたと思います。『蝶の墓』のセカンドストーリーという曲を書くことになりましたが、彼らにプレゼントしたいです。僕たちの間で作っておいた状態ですが、差し上げられたら本当に嬉しいですし、有意義なことになると思います。是非一緒に食事したいです(笑)」

写真=シーアイエンターテインメント
Takeの2人のメンバーが不本意ながら長く活動を休止するしかなかった最も大きな理由は、時間差のある入隊だった。チャン・ソンジェが除隊してからシン・スンヒが入隊し、お互いに時期が合わなかったのだ。しかし最後まで音楽に対する情熱を失わなかった2人は再会してTakeとしてデモ作業を始めた。2~3年ほどの時間をかけて今まで積み上げてきた音楽に対する渇望を解消するように、より成熟した音楽で帰ってきた。

「一夜にして急激に変化することは事実ですが、良い音楽は再び注目を浴びることもあります。大衆はどこかに偏ることなく、この歌が良いと言われるとそれを聞いてくださるようです。そのような隙間に深く入り込むんです」

実はこのブランクはTakeにとっては最大の危機でもあった。しかし、2人が最も好きな音楽で戻ってくるのは当然のことだった。「とにかく、音楽をするときが一番幸せ」という言葉から、彼らの気持ちが十分に伝わった。

「音楽をしている人は分かると思いますが、意図通り良い曲ができたときの喜びはどう表現すれば良いか分かりません。本当に気持ち良くて、とてつもなく幸せです。幸せに良い歌を作って、それを出す時もとても幸せです。その曲を大衆に気に入ってもらえたら、それ以上の幸せはありません。最近、幸せに仕事をしています」

「ある春の日に」はTakeの本格的な活動の始まりのような役割を果たす曲だ。今回のシングルリリースを皮切りに、来月にはミニアルバムのリリースを計画している。連日のように曲の制作に邁進しながら第2の跳躍を準備している。ニューアルバムにはアコースティックな面が加わった、リラックスできる曲が収録される予定だ。

「正直、まずは音楽配信ランキングの上位に入りたいです。何よりもTakeが久々にカムバックして『彼らが心血を注いで良い音楽を持ってきたな』そんな感じを伝えられたら成功なのではないでしょうか。もちろん、Takeの名前に対する認知度も高めたいです『蝶の墓』は知っていても、Takeは知らない方々もいます」

さらにTakeは“長寿グループ”を目標に立てた。2003年デビューし今年で13年目を迎えるが、活動期間よりも活動しなかった期間の方が長く、先輩と呼ばれることにも違和感を覚えるという彼ら。地道に長く“Takeらしい”音楽をすることが彼らの共通の願いだった。

「やはり長く続けていけるグループになりたいです。長年活動しているグループもありますが、少ししか活動しないグループもあるじゃないですか。僕たちのカラーを知らせたいですし、地道に、静かに、長くやっていきたいです。『蝶の墓』のように10年後もまた歌える曲ができればと思います」

記者 : ソン・ミギョン