Apink、今だから言える感謝の気持ちから消したい黒歴史まで…「2015年もたくさん笑えますように」

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Apinkにとって2014年はきっと幸せな一年だっただろう。4月は「Mr.Chu」で地上波音楽番組のグランドスラムを達成し、11月は「LUV」で韓国の音楽配信サイトの1位を独占した。「Mr.Chu」と「LUV」の間の8月にはリアリティ番組「Apink's SHOWTIME」に全員で出演し、10月は日本で正式デビューを果たすなど、Apinkは1年間ずっと頑張ってきた。各メンバーの活躍も際立った。チョン・ウンジはKBS 2TV「トロットの恋人」で地上波ミニシリーズのヒロインを務めて女優としてもう一歩前進し、パク・チョロンはケーブルチャンネルtvN「九厄少年」で女優として第一歩を踏み出した。

デビュー4年目に成し遂げた目覚ましい成果を締めくくっていたApinkに会った。「NoNoNo」と「Mr.Chu」のインタビューから、Apinkはどれほど成長したのだろうと期待が高まった。しかし、心配もあった。人気が高まると変わるという言葉があるからだ。Apinkはいつの間にかトップクラスのガールズグループになった。そのため、Apinkの飾らない魅力や気さくな姿が変わっていたらどうしよう、忙しいからといって誠意のない一面を見つけてしまったらどうしよう、という余計な心配にとらわれた。だが、そのような心配はもちろん杞憂に過ぎなかった。Apinkは変わらず明るく素直で、お互いに対する思いやりも深かった。Apinkは飾らないビーグルドル(ビーグル犬のようなアイドル)の姿を見せると同時に、成長と発展のために真剣に悩む少女たちだった。楽しむ心を持つ人の努力する姿は美しい。変化しながらも変わらない姿は飾らなくても美しく、ずっと見ていても愛らしい。Apinkがまさにそうだ。2015年も彼女たちがたくさん笑ってくれることを祈っている。

―「LUV」では成熟した表情を見せてくれた。たくさん練習したと聞いたが、どのように練習したのか?

パク・チョロン:鏡を見ながらたくさん練習して、歌詞を理解しようと努力した。

ソン・ナウン:ミュージックビデオを撮影しながら、モニターで確認したことが役に立った。「LUV」での表情が本当に難しかったのは、少し間違えるだけで怒っているように見えたり、間抜けに見えたりするかもしれなかったからだ。だから、確認しながらたくさん練習した。

―表情の練習の他に、歌の練習もたくさんしたようだ。「Secret」などのライブステージを見て、メンバー全員の実力が上がったと感じた。中でもオ・ハヨンとソン・ナウンの成長が際立っていた。

ユン・ボミ:ソン・ナウンは少し気が小さい性格だ。だから「上手くできるかな?」と思って、裏で本当に頑張っている。私たちが練習室に行かない日も一人で行ってレッスンを受ける。

オ・ハヨン:私はステージで一生懸命……努力している姿を見せるタイプだ。

一同:ハハハ。

ユン・ボミ:歌う時は自信が必要だけど、ハヨンは自分のパートを増やすために頑張って、「このパートは私がやってみたい」と言うなど自信を見せる。ハヨンは自信を持っているから実力がさらに伸びたんだと思う。

チョン・ウンジ:これまでたくさんのステージで実戦の練習を行って、個人的に実力を培った。経験は本当に重要だと思う。

―「LUV」の“感情の成熟”というコンセプトは、どのように生まれたのか?

パク・チョロン:私たちはもともと可愛いコンセプトだからか、コンセプトを変えることがなかなか難しかった。少し変えただけでも大きく変えた感じがして、どうすれば少しずつ成長する姿を見せられるだろうとたくさん悩んだ。だから今回は“成熟”ということをポイントにして、ハツラツとした姿ではなく女性らしさを見せたいと思った。この曲を初めて聞いた時、私たちが今まで一度もやったことのない“別れ”というコンセプトが気に入った。下手をすると重いと感じられるかもしれないが、重過ぎない曲だったので挑戦してみたかった。うまく表現できれば少しずつ変化を与えることに役立つ曲だと思った。メンバー全員が聞いてすぐ「こんな感じにしたい」と言った。

―いつも次のコンセプトについてお互いにたくさん話し合っているようだ。

パク・チョロン:今も次のコンセプトについてずっと話し合っている。

オ・ハヨン:実は「LUV」は「Mr.Chu」より先にできていた。「Mr.Chu」と一緒にすごく悩んだ曲だ。

パク・チョロン:曲ができてから1年が経った。修正作業をたくさん行った。

―チョン・ウンジは「LUV」のリリース前に放送された「STARCAST ON AIR」で、アイドルとして自分の歌声が気に入らなくて憂鬱だったと話していた。具体的な話を聞きたい。

チョン・ウンジ:デビューを準備していた時、自分の声を録音して聞いてみたら、実用音楽を勉強している学生特有の歌い方がたくさんあった。事務所でも指摘されて変えてみなさいとアドバイスされた。だから本当に変えなきゃと決意して、好きな曲を全て聞かないことにした。実はBIGMAMA先輩やGUMMY先輩のようにソウルフルでディープな曲が好きでよく聞いていたけれど、それからは綺麗な歌、歌声が美しい先輩の歌を聞いた。例えばDavichi先輩やIU(アイユー)先輩のように明るくて気持ちの良い歌声について研究した。正直、歌を歌い始めた時はディープな曲が好きだったので、ある時からそんな曲がまた聞きたくなった。でもそれをずっと聞き続けたら、また歌声を直すことができないような気がして憂鬱だった。

―それでは、本当の自分の歌声はいつ見つけたのか?

チョン・ウンジ:綺麗な歌声をずっと練習し続けていたら、そんな歌声を出せるようになった。でも、もう一度以前の声を出そうとしたら上手く行かなくて、喉にも良くなかった。だから最近は再びディープな音楽やインディーズ音楽もたくさん聞いている。今は歌を気楽に捉えて、自分の喉から出る声をそのまま出そうとしている。

―喉の管理も重要だが、どんな風にしているのか?

パク・チョロン:「Mr.Chu」の時は体調が悪くて、今回は体調管理に気をつけようと思った。できるだけ風邪を引かないように気をつけて、お湯やお茶を飲む。私たちはコーヒーが大好きだけど、コーヒーを飲むと喉が乾燥するので歌う前は飲まないようにしている。

ユン・ボミ:以前は朝、昼、夜の3回ずつ、ちゃんと薬を飲んだことがなかった。でも、今はダイエットしている時も、薬を飲むためにご飯を必ず食べる。寝る前にマフラーを巻いて寝たり、体を温かくして寝る。また、濡らしたタオルを周りに置いて喉が乾燥しないようにする。

パク・チョロン:今は目を覚ましてすぐに声を出しながらシャワーを浴びる。音楽番組のドライリハーサル(カメラを回さず行うリハーサル)は朝早くからあるので、そうしないと良い声が出ない。喉がすぐ枯れて声が出てこない。

キム・ナムジュ:「Mr.Chu」の時、本当に大変な経験をしたので、ノウハウが少しずつできている。あの時は毎日一回は救急室に行っていた。

―コンディションの部分もそうだが、今回のカムバックは音楽配信チャート1位とともに嬉しいスタートを見せた。

パク・チョロン:配信開始日はすごく泣いた。1位だったからじゃなく、ファンの気持ちが本当にありがたくて泣いた。最初はMelOnで2位だった。代表やスタッフなど事務所の皆と一緒にワクワクしながらチャートの初登場順位を確認した。2位だったので少し残念だったけど、それでも満足してシャワーを浴びた後、寝る前にファンの反応をチェックした。するとファンは私たちを1位にするためにずっとストリーミングをクリックしていた。だから私も宣伝のリツイートをしたり、ファンに「寝ないの? ありがとう」と伝えた。すると、ファンたちが自分たちはストリーミングをクリックするから早く寝てという返事をくれて、感情が込み上げてきた。

チョン・ウンジ:ファンがずっと申し訳ないと謝っていた。謝ることじゃないのに……。

パク・チョロン:本当に謝ることじゃないのに、どうして謝るんだろう? 電気を消して一人でベッドに横になっていたら、突然涙があふれてきて、カカオトーク(コミュニケーションアプリ)のグループチャットでメンバーたちと話した。

チョン・ウンジ:ボミと私は一緒にカカオトークを見て、涙が出てきた。「チョロン姉さんの感受性が爆発した。姉さんの部屋に行く?」とも話した。ハハ。(チョロン)姉さんは泣いて目に明太子が2つできた。

パク・チョロン:本当にありがたくて……。ファンのその気持ちが本当に嬉しかった。だからメンバーたちに「もっともっと頑張ろう。体調管理にも気を付けて」と話して寝た。そして次の朝、正直朝は順位が落ちるから怖かったけど、予想外に1位だったので本当に驚いた。ファンが徹夜でクリックしてくれた。また、感情が込み上げてきた。本当にありがたかった。MelOnではデビューしてから一度も1位になったことがなかったので、それを実現してあげようとファンたちが頑張ってくれたようだ。

―ファンから本当に大きな感動をもらったようだ。

パク・チョロン:頑張ろうともう一度心に誓った。

ユン・ボミ:今回、本当に感動した。

オ・ハヨン:本当に……。

―記者のTwitterとメールでファンにApinkの魅力についてアンケートしたら、“飾らない姿”という答えが一番多かった。Apinkはどうしてカメラの前で猫をかぶらないのか?

キム・ナムジュ:私たちなりに、カメラの前では自制している。

チョン・ウンジ:その姿は私たちの6人が一緒にいる時に出てくると思う。私は一人でもハツラツとした雰囲気を出すタイプだけど、メンバーたちと一緒にいる時と私一人の時は自信が違う。メンバーたちは隣でリアクションを見せてくれるからだ。私たちはリアリティ番組を撮影する時、本当に大きな相乗効果が見られる。

パク・チョロン:ファンは私たちが6人で団結する時の姿を本当に愛してくれている。もちろん、個人活動を頑張っているけど、私たち6人が団結した姿をたくさん愛してくれて、リアリティ番組の力をすごく感じている。

―確かにApinkはリアリティ番組で大きな魅力をアピールしてきた。「Apink News」「自由宣言土曜日-家族の誕生」「Apink's SHOWTIME」など、様々なリアリティー番組を撮影したが、今までに撮影したリアリティ番組のベストシーンをそれぞれ挙げてみよう。

キム・ナムジュ:私は「Apink's SHOWTIME」の最終回だ。3年間のApinkの友情を一度にすべて見た一日だったと思う。

ユン・ボミ:うーん……深く考えず、パッと浮かんだシーンは小学校に遊びに行ったことだ! たぶん「Apink News」シーズン1の最終回だったと思う。初めてのリアリティ番組の最終回だったからか、一番記憶に残っている。私たちはそれが最終回だと知らなかったけど、最後に監督が言ってくれて知った。

オ・ハヨン:私は2つある。まず「Apink News」でデビュー日にステージに上がったシーンと、ステージを下りてモニターで確認したシーンだ。

チョン・ウンジ:あ!「メンバーたちのためにしばらくカメラをオフにします」っていうあのシーンだ!

オ・ハヨン:そのこと自体、本当に鳥肌が立った。もう一つは「家族の誕生」が宿所に侵入してきたシーンと、最後にクイックとダリを見送ったシーンだ。あんなに泣いたのは初めてだったと思う。

キム・ナムジュ:ああ……宿所に侵入してきたシーンは話さないことにしよう。

―ハハ。ソン・ナウンはどのシーンが最高だった?

ソン・ナウン:私は面白かったシーンが思い浮かぶ。娘がたくさんいる家だったっけ? 後、ボミ姉さんが「キンパ(韓国の海苔巻き)を食べましょう」と言ったシーンも思い出す。本当に面白かった。

オ・ハヨン:あのシーンはもう一度見ても面白い。

ソン・ナウン:本当にたくさん撮影したシーンで、東大門でも撮影した。最後の撮影だったから疲れていたけど、楽しく撮影できた。

ユン・ボミ:本当に何も知らず、ただ楽しく遊んだ。

オ・ハヨン:それを台本通りだと思っている人がいるけれど、100%すべてアドリブだ。

―チョロンはどうか?

パク・チョロン:ああ……これは難しい。シーンというよりも「Apink News」シーズン1全体を挙げたい。あの時はカメラの前に立つことに慣れなくて、番組を上手く回す方法も知らなかった時だ。自己紹介もぎこちなくて、すべてが不慣れで難しかった。「Apink News」を撮影しながら皆明るくなってたくさん学んだ。制作陣とは今も連絡するほど本当に仲良くなった。あの時、ファンがたくさん応援してくれて記憶に残っている。

―先ほどキム・ナムジュが宿所侵入については秘密にしようと言っていたが、リアリティ番組で飾らない姿を見せているだけに、消したい黒歴史もあると思う。

キム・ナムジュ:凄く多い。

オ・ハヨン:本当に多い。

ソン・ナウン:言ったら、ファンたちがもう一度見そうだ。

ユン・ボミ:私は「Apink's SHOWTIME」でバンジージャンプする時に泣いたこと。かっこよくジャンプする姿を見せたかったけど、恥ずかしながら泣きすぎて、そのシーンを消し去りたい。でもそんなことを言ったら、もっと見たくなると思う。

チョン・ウンジ:じゃあ、私たちの頭の中に素晴らしい記憶として残したいことを話してみようか? ハハ

オ・ハヨン:それにしても、宿所侵入のシーンは本当に消し去りたい。「正直、事前に知っていただろう」と思っている人が多いけど、私たちは本当に知らなかった。

チョン・ウンジ:あの時、覚えてる? 私たち、あの前日、初めて今日は体重のこと考えずにたくさん食べようと思って、漢江でラーメンとピザを食べたよね。ハハハ。

ソン・ナウン:顔がむくむしかない状況で、二重が一重になった時に突然現れて……

パク・チョロン:その時の目を見ると、とても自分だとは思えない。

―ハハ。その時と今を比べると、隔世の感があると思う。

オ・ハヨン:本当にそう~

―隔世の感と同時に2014年を振り返ってみると、大きな成果を収めた年だ。点数をつけるとしたら?

パク・チョロン:アルバムを2枚出せたことに満足している。なぜなら、いつも1年に1枚でファンが残念に思っていたからだ。成績とは関係なく、アルバムを2枚出したということで90点!

ユン・ボミ:高く評価したい。2014年は頑張ってコンサートも行い、忙しく過ごした。自分たちを褒めてあげたい。メンバーたちにお疲れ様と言いたい。95点!

ソン・ナウン:2014年はみんな忙しく過ごして日本活動も行ったし、時間が経つのが本当に早い。考えてみると、浪費した時間がなかった。何かを必ずしていた時間だったので、100点! 個人的には70点かな……? 自分も知らないうちに怠けそうになった時があったので……

―2014年を振り返りながら、メンバーたちに感動した瞬間や今だからありがとうと言えることがあるか?

キム・ナムジュ:あ~この質問は、私を泣かせる。

ソン・ナウン:今日は泣きたくない!

チョン・ウンジ:こんなに覚悟しても、号泣してしまう!

オ・ハヨン:次のスケジュールあるから、泣いちゃダメだよ。

ソン・ナウン:あまり感動した瞬間はなかったけど~?(笑)

―ハハハ。それでは先にソン・ナウンとオ・ハヨンに聞きたい!

ソン・ナウン:2014年はハヨンと一番長く一緒にいた。同じ部屋でもあるけど……あ、今日も宿所でまた会うんだけど。ハハ。一年間いつもそばにいてくれてありがとう!

―オ・ハヨンからユン・ボミに一言。

オ・ハヨン:昨年の夏、ボミ姉さんと色んな所にたくさん行って来た。姉さんも新しい冒険をするのが好きで、漢江(ハンガン)に行ったり、プールに行ったり、お化け屋敷に行ったりした。その時、私が色んなことに悩んでいて、メンバーたちに相談したけど、姉さんが一番よく聞いてくれて、アドバイスしてくれた。一緒にいてくれてありがとう。

―ユン・ボミからチョン・ウンジに一言。

ユン・ボミ:ウンジは「その冬、風が吹く」の撮影でとても忙しかった。

一同:えっ?「トロットの恋人」!!

チョン・ウンジ:「その冬、風が吹く」はとっくに昔のことでしょう?「その冬、風が吹く」が本当に気に入ってくれたのね。

ユン・ボミ:ハハハハ。気を取り直して……ウンジは「トロットの恋人」の撮影で本当に大変だった。1時間も寝られないまま撮影に行っていた。そんな時、私が悩みを打ち明けるより、ウンジの方が私に頼ってくれたのでありがたかった。私に打ち明けてくれた時は、本当に嬉しかった。私のことを信じてくれて嬉しかった。(可愛い声で)いつもありがとう~

チョン・ウンジ:あの! コメントしないで!!

―チョン・ウンジからキム・ナムジュに一言。

チョン・ウンジ:ナムジュは……(見つめ合いながら)ハハハ。ナムジュと最近、一緒にいる時間が長い。これまでナムジュとは外でデートしたり、話したことがあまりなかったけど、最近は一緒にショッピングしたり、色んなところに一緒に行ったりしている。ナムジュのおかげで江南(カンナム)観光にも行った。ハハ。ナムジュが美味しいお店を紹介してくれたり、私のことを気遣ってくれるのを見て、ナムジュも大人になったなと思った。私の悩みを打ち明けてもいいくらい成長していた。本当に大人になった。妹たちよ、ありがとう! 成長した姿を見ると、嬉しくもあり、姉さんとして模範的な姿を見せなければならないと思う時も多い。妹たちを見ながら反省する時も多く、しっかりしないといけないと思う時も多い。

ユン・ボミ:私たちは3人で同じ部屋を使っているけど、最初は私とウンジが同じ年で、年上だから、ナムジュが気を使うのではないかと心配していた。でも昨日、ナムジュが「私たち3人が同じ部屋で本当に良かったね」と言ってくれて、本当に嬉しかった。

キム・ナムジュ:それは私たち3人が一番よくしゃべるし、いつもハイテンションだから……ヒヒ。

―キム・ナムジュからパク・チョロンに一言。

チョン・ウンジ:チョロン姉さんを見て。変なこと言うと、お箸で殴ってきそうな勢いだ。

キム・ナムジュ:(チョロンを見て、姿勢を正して)ただ、感謝しています……ハハハ。前はメンバーがメンバーたちのことを話しているだけで泣くというのが理解できなかった。でも今、私がその気持ちだ。チョロン姉さんは私がボーカルに自信を持てなかった時に……しくしく。

オ・ハヨン:(BGMを流している)私が愛する間、やることがもう一つある~♪ これって、「愛のスタジオ」(合コン番組)ですか?

キム・ナムジュ:辛かった時、チョロン姉さんがいつも「よくやってる」「あなたは最高」と励ましてくれた。しくしく。

パク・チョロン:ハハ。今「Apink's SHOWTIME」を見ているような感じがする。

キム・ナムジュ:いつもそれがありがたかった。本当に力になった。姉さんが妹たちをいつも励ましてくれる。感謝している。

―パク・チョロンからソン・ナウンに一言。

パク・チョロン:ナウンはもともと感情を表現しない性格だけど、私がハヨンの修学能力試験(日本のセンター試験に相当)の時にお弁当を作ろうとして一人で夜中に起きたことがあった。ハヨンが4時に出なければいけなかったので、夜11時からお弁当を作っていた時に、ナウンがそっと来て「姉さん手伝います。何か手伝うことは?」と言ってくれた。その時、表に出していないけれど、本当に驚いた。ナウンの方から来て、話をする性格じゃなかったから……最近は自分から悩みを相談しているところを見ると、本当の家族になったように感じる。女性たちが集まると、どこかぎこちなくなることもあるのに、今は打ち解ける仲になった。本当にその時はありがたかった。夜中でも寂しくなかった。

ソン・ナウン:その時、手伝おうとしたけど、料理ができないから何をどうすればいいか分からなかった。ただ、周りをうろうろして、片付けのお手伝いをした。

パク・チョロン:時々ナウンが優しく話しかけてくれると、本当に力をもらえる。

オ・ハヨン:ナウン姉さんは以前、私が足をくじいた時、ぶっきらぼうに「これ使って」と言って湿布をくれた。残った湿布を返すと、「あげる」と言った。無愛想に話しているけど、その中には温かい心があった。完全にツンデレだ。

―オ・ハヨンは2015年に20代になる。どんな気分なのか?

オ・ハヨン:姉さんたちが20代になる様子を見てきたので、あまり期待はしてない。

パク・チョロン:私たちは「大したことないよ。時間が経つのが早いだけ」と話した。

チョン・ウンジ:10の位だけ変わるの。

オ・ハヨン:期待やロマンはないけど、もっと色んな映画を見られると思う。ハハハ

―お酒も飲めるようになる。皆、お酒は飲めるのか?

パク・チョロン:年末年始にあまり強くないお酒を飲んだ。未成年がいたので、宿所でお酒を飲むのは禁止だった。最近は皆で話がしたい時はマネージャーに言って、一緒にお酒を買いに行く。

チョン・ウンジ:一緒に買いに行って、お酒を見ながら「これは清涼感がいいよ」と言って選んでいる時に、突然人がたくさん入ってきてびっくりしたこともある。ハハハ

パク・チョロン:私たちはお酒好きでもないし、皆お酒が苦手で弱いので、美味しい種類のビールだけを飲む。実は……お酒より、お菓子をたくさん買う。

チョン・ウンジ:だから、わざわざ買いに行く。ハハハハ。本当によく食べる。

―カムバックした頃、キム・ナムジュがチキンを食べている写真を掲載した。本当によく食べるようだ。

パク・チョロン:食べる時はとことん食べる。食べないと、タイミングを逃してしまう。

ユン・ボミ:夜に食べると太るので、全然食べないけど、食べないと力が出ないので、食べる時にとことん食べる。

キム・ナムジュ:本当に疲れた時はお腹が空いていることにも気づかず眠くなる。疲れたことで頭がいっぱいになってしまう。

―頑張って活動した結果、12月の音楽番組で1位を獲得した。どのような気持ちだったか?

チョン・ウンジ:嬉しいけど、不安だ。1位になったことをただ喜ぶことはできない。この前、バラエティ番組の収録で“中堅アイドル”と呼ばれた。私たちが最後のエンディングステージを飾ったり、アイドルの中でもデビューが早いグループになっていて、それ自体が不思議で、もっとプレッシャーになる。新人たちもたくさんデビューしたし、綺麗で若い後輩もたくさんできた。私たちはもうキラキラで爽やかな若いイメージではなく、「LUV」で成熟した姿を見せないといけない。そのためには曲の選択やダンスが重要になると思う。私たちはパワフルなパフォーマンスを見せるグループではないので、曲、ダンス、チームカラーという3拍子がより重要だろう。とても不安だ。

―次回はどんな姿でカムバックしたいのか?

チョン・ウンジ:「LUV」の場合、Apinkが成熟してこうなったら良いなと思っていたまさにそのちょうど良いレベルになった。そのことに本当に感謝している。今度はここからもっと成熟するより、ここから一歩後ろへ下がっても良いと思う。アイドルというコンセプトも重要だけど、私たちがいつも話しているように、私たちの年代でお見せできる範囲のものを見せたい。私たちは過度な露出や刺激的ではない範囲のものを考えている。私たちの歌の中には常にストーリーがある。「NoNoNo」は「悲しまないで」という内容で、「LUV」はおぼろげな初恋を思い出させる内容だ。ただのフックソング(何度も同じフレーズを繰り返す歌)じゃない。これからもストーリーを披露しながら歌いたい。

パク・チョロン:2015年には全員成人する。成熟した姿を、あえて私たちが無理に表現しなくても、ステージの上でも日常生活でも自然ににじみ出ると思う。どんな姿を見せる必要があるかと考えるよりも、これからApinkとして様々な音楽に挑戦したいと思っている。「Apinkらしい」とよく言われるが、少しずつ様々な音楽に挑戦しながら、「さらに新しくなった」と言われたい。でも「Apinkらしくない」と言われるかもしれないので、不安もある。

チョン・ウンジ:それも怖い。Apinkらしくなくなることを心配する反面、あまりにもApinkらしいとそれも飽きられるので、乖離感がある。

パク・チョロン:だから曲をもらうたびにたくさん悩む。曲が似ていると、以前と変わらないので心配だ。「同じ歌だ」と思われるかもしれないので心配だ。「NoNoNo」や「Mr.Chu」が両方ともハツラツとした雰囲気なので、少し変化を与えないと、退屈になるかもしれない。だからコンセプトについてたくさん悩んだ。変化が大きくなると「私たちにはまだ早いかもしれない」と思うので、中間地点を探すのが難しい。

―1位の公約として単独コンサートのことを話していた。1月30日、31日に初の単独コンサートを開催することになったが、それぞれのソロステージで見せたいものは?

パク・チョロン:刺激的なものをお見せしたい。ファンたちは、私が何をしてもセクシーに見てくれない。そんなイメージを壊したい。コンサートはしっかり見せることができる環境なので、かっこいい姿をお見せしたい。

キム・ナムジュ:私たちはコンセプトもそうだし、見せられる部分が限られているので、今までのApinkのコンセプトとは違う姿をお見せしたい。ボーカルやパフォーマンス、そして多様な姿を!

チョン・ウンジ:正直に言うと……私がまともなダンスを見せようとしたら、相当な準備期間が必要だ。ハハ。完成度の高い歌を披露したいと思っている。かつて歌うことが好きだった姿をお見せしたい。

ユン・ボミ:普段見せなかった姿をたくさん見せたい。ただ明るい曲より、コンサートの時に歌いたい曲があったけど、セクシーな曲ではなく、女性たちが見た時にかっこいいと思うステージを作りたい。

オ・ハヨン:私は……うん……(パク・チョロン:末っ子はセクシーな曲がいいね)ハハ。私はIVY先輩とシアラがすごく好きだ。そんな歌手と似たような雰囲気を、そして今までApinkのステージで見せてこなかった姿をお見せしたい。

ソン・ナウン:皆がApinkとは違う姿を見せたいと言っているから、私がApinkを守らないといけないじゃない(一同:ハハハハハ)

キム・ナムジュ:私たちもそう言った。姉さんだけはApinkを守ってほしいと。動揺しないでと。ハハ。

ソン・ナウン:重心を取りたい。ファンたちがメンブン(メンタル崩壊)するかもしれないので。ハハ

―ソン・ナウンの話が出たので言いたい。個人的に「LUV」のソン・ナウンのパートで「信じられない」という部分が本当に気に入った。

一同:よく皆そう言っていた。

パク・チョロン:ナウンにぴったりのダンスだ。

チョン・ウンジ:髪も最高。

ソン・ナウン:その部分は歌が発表される前からスタッフたちにも気に入ってもらえた部分だ。ファンたちの反応も良かった。

―Apinkの人気を実感できたのは、合同コンサートの時だった。「ドリームコンサート」でApinkのステージで、皆が一緒に歌っていてびっくりした。

オ・ハヨン:私たちはインイヤーヘッドホンを着けているので、よく聞えない時が多い。終わってステージから降りた時、スタッフたちが「反応すごく良かったよ」と言ってくれると、本当に気分がいい。

チョン・ウンジ:私はインイヤーヘッドホンを着けないメンバーの一人だ。だから、合唱が聞こえるたびに楽しくなる。楽しくなるので、インイヤーヘッドホンを着けたくなくなる。疲れても観客の反応を見ると力が出るし、歌ってくれているのまで聞くと、あえてオーバーにしなくてもいいのに、オーバーにしたり、アドリブもたくさんしたりする。

パク・チョロン:ステージの上で鳥肌が立つ時がたくさんある。

ソン・ナウン:その時を思い出すとまた鳥肌が立つ。

ユン・ボミ:私もその時の雰囲気を聞いて、わざわざYouTubeで探して見た。

―それだけ2014年にApinkが大きく成長した。2015年はどんな姿を見せたいのか?

チョン・ウンジ:昨年、日本デビューを果たしたので、日本活動と韓国活動をバランスよくやっていきたい。海外で活動をすると、韓国での活動に疎かになりやすいので、韓国での活動をしっかりやりながら、海外での活動も地道にやっていきたい。

―その通りだ。日本での活動について、韓国のファンたちが心配している。

チョン・ウンジ:ファンレターにたくさん書いてあった。ファンたちの気持ちはよく知っている。

ユン・ボミ:だから海外に行くと、写真をさらに頻繁にSNSで公開する。

キム・ナムジュ:私たちの心は変わっていない。

―より素晴らしい2015年を過ごすために、覚悟を聞かせてほしい。

ソン・ナウン:睡眠時間を少し減らしたい。時間さえあれば寝たり怠けてしまうのが嫌だ。寝る時は良いけど、目を覚ました時に寝たことがもったいなく感じる。そんな自分に腹が立った。最近は自分なりに計画を立てて運動に行っている。疲れるけど、やりがいを感じる。今年も計画的に毎日を過ごしたい。今年も元気に活動したい。

オ・ハヨン:今年は体調を崩したくない。昨年はメンバーたちが一人ずつ体調を崩した。私もそうだったけど、自分にとってもストレスだし、周りの人も心配させる。それと、ナウンと同じく睡眠時間を減らしたい……

ソン・ナウン:この子は本当によく寝る。

チョン・ウンジ:うちの末っ子、身長が伸びるね! のびのび!

―ああ、オ・ハヨンとソン・ナウンはルームメートなのか?

ソン・ナウン:ルームメートだ。私たち二人はずっと寝ている。どちらかが目を覚ますまでずっと。

チョン・ウンジ:静か過ぎて宿所にいないのかと思ったら、二人とも部屋で寝ていた。

オ・ハヨン:少しずつ早く起きようと努力している。早く起きたら、やれることがたくさんある。上手く自己管理したい。仕事ではなく、個人的な時間を過ごして思い出を作りたい。

―続けて、覚悟を聞かせてほしい。

ユン・ボミ:いつも家族に連絡すること。最近は思い出すたびに両親にたくさん連絡する。また、自分を責めるのをやめたい。最近、悩みが多くなって、自分をたくさん責めているけど、時間をもっと有効に使いたい。体が疲れても時間は有効に使いたい。

チョン・ウンジ:2014年は頻繁に体調を崩したし、病気がちだった。2015年は健康でいたいし、趣味として運動を始めて、しっかり続けたい。短い期間じゃなくて。ハハ。考えるだけじゃなくて。ハハハ。自分をよく責める方だけど、余裕を持って、精神的な悩みを減らして、本もたくさん読んで、日記も欠かせずに書いて、怠けないこと。昨年はお疲れ様、今年も頑張ることがたくさん増えるといいね、ウンジ!

キム・ナムジュ:2014年に残念だったことは自信不足だ。これについてはよく聞いたけど、今年はうぬぼれじゃなく、自信を持ちたい。2014年に20歳になったけど、年齢は数字に過ぎない。でも20歳になって悟ったことがたくさんある。19歳と20歳は大きく違う。2014年はたくさんのことが学べて嬉しかった。このまま一生懸命頑張りながら、いつも幸せに気楽に暮らしたい。

パク・チョロン:リーダーとして自信を持たないといけない。今まで私一人でいる時間が長かったけど、2015年は直したい。1~2時間でも余裕があれば、友達にも会えるし、外出すれば何でもできる。でもメンバーたちが全員外出しても私は一人で宿所にいる方だった。今はそれが日常になり、いつも一人でいる。最初は何とも思わなかったけど、だんだん一人でいるのが良くないと思えてきたので、今年はその時間にもっと多くの人に会わなきゃと思った。また自分に役立つ趣味を作りたい。趣味は何?と聞かれても、これと言ったものがなかった。2015年は色んなことに挑戦してみたい。

―最後にリーダーパク・チョロンが代表してApinkに新年のエールを送ろう。

パク・チョロン:健康が最高だ。健康に好きな音楽をしながら、多くのファンと交流し、大好きなステージを楽しもう。2015年も素晴らしいをステージを作り上げるために頑張ろう。結果がどうなるか分からないけど、それにとらわれずに私たちを見守ってくださるファンからパワーをもらい、頑張って活動しよう。2015年もApinkがたくさん笑えますように。ファイト!

記者 : パク・スジョン、写真 : ク・ヘジョン、翻訳 : ナ・ウンジョン、チェ・ユンジョン