YG ENTERTAINMENT(以下YG)が豪華ラインアップでカムバックをするたびに音楽業界を揺さぶっている。しかし、まだ残っているラインアップも豪華だ。カムバックを控え、ファンを最もときめかせている歌手には誰がいるのだろうか。

今年YGでは、2月に2NE1が華やかなスタートを切った。フルアルバム「Crush」でカムバックした2NE1は韓国はもちろん、米ビルボード、ロサンゼルス・タイムズ、FUSE TVなどからも絶賛された。そして4月には楽童ミュージシャンがランキングを席巻し、続いてBIGBANGのSOLがバトンを受け取った。8月のWINNERもまた期待以上の熱い新人として浮上し、2ヶ月に1度ずつ音楽業界の視線を奪っているYGの次のカムバックにも関心が集中している状況だ。

PSY(サイ)、待ち遠しいグローバルスターの帰還

次の出番としてはPSYが有力だ。6月にスヌープ・ドッグと一緒にした先公開曲「HANGOVER」で再び世界的な人気を実感したPSYの正式なカムバックも期待される。「HANGOVER」のMVは当時、公開からわずか40日でYouTube再生回数1億回を達成する勢いを見せた。

PSYの新曲のタイトルは「Daddy」と知られており、公開前から反応が熱い。特に、先月にはソウルや釜山(プサン)、龍仁(ヨンイン)などで撮影された「Daddy」のMVのニュースが話題を集めた。MVには俳優チョン・ウソンと2NE1のCLなどがカメオ出演する予定だ。PSYの新曲ということだけでも十分期待されるが、「Daddy」が「江南(カンナム)スタイル」「GENTLEMAN」以上の大記録を打ち出せるのかにも注目したい。

BIGBANG、完全体としてのカムバックはいつ？

ソロ活動だけでも根強く人気を維持しているBIGBANGだが、彼らの完全体でのカムバックもまた待ち遠しい。現在BIGBANGのカムバック時期が確定された状態ではないが、G-DRAGONは今年1月のBIGBANGのコンサートで完全体としてカムバックすることを予告して、ファンたちをときめかせた。

今回カムバックすることになれば2012年の「ALIVE」以来2年ぶりのである。BIGBANGは昨年「MAMA」のステージで完全体としてステージに立ち、観客から熱烈な反応を得た。BIGBANGは日本では昨年に続き今年11月にも2年連続でドームツアーを続けていくと発表したが、先月韓国で披露したYGファミリーコンサートでは「年内にはアルバムが出せるように努力する」と、忙しい中でもカムバックを準備していることを伝えた。

iKON、再び始まる新人グループサバイバル

YGにとって休息期はない。今月11日に韓国で放送をスタートしたMnetのサバイバル番組「MIX＆MATCH」を通じて、再び新しいボーイズグループが誕生する予定だ。主人公は2013年の「WHO IS NEXT：WIN」(以下「WIN」)のBチームに所属していたB.I、BOBBY、ジナン、ジュネ、ドンヒョク、ユニョンと新しいYG練習生チョン・ジンヒョン、チャヌ、ヤン・ホンソクの9人だ。

「WIN」の勝者であるAチームが今年WINNERとしてデビューし、新人グループとしてすばらしい記録を達成したことからみると、今回生まれるiKONに対する期待は、それ以上になる可能性があるという評価だ。ヤン・ヒョンソク代表は、「MIX＆MATCH」の制作発表会を通じて「iKONのデビュー時期は来年の頭になる」とし「出来れば来年のスタートを一緒にし、新人賞を狙えたらと思っている」と抱負を述べた。iKONはWINNERよりヒップホップ色の強いグループになるものと思われ、YGの新人ヒップホップグループに対する期待感を高めている。