日本のバンドCrossfaith、韓国最大級のロックフェスを盛り上げた!「世界進出?自分自身を信じなさい」

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この夏「INCHEON PENTAPORT ROCK FESTIVAL(仁川ペンタポート・ロック・フェスティバル)」において最高のステージを見せたのは、疑いなくCrossfaithだった。ニューメタルとエレクトロニカの調和を追求し、ロックマニアの間で人気を集めている日本のバンドCrossfaithのステージは、「INCHEON PENTAPORT ROCK FESTIVAL」で最も期待を集めていたライブでもあった。彼らは登場から格別だった。メンバー1人1人が順番にステージに登場してポーズを決めた後、すぐに荒々しいサウンドで観客を飲み込んだ。日本のバンドでありながら世界中にファンを持つバンドであるため、アイドルのようなビジュアルから確かなパフォーマンスまで、非の打ち所がなかった。彼らのライブでは男性だけでなく女性までもがヘッドバンキングする姿を見ることができる。

2006年に結成された大阪出身の5人組ロックバンドCrossfaithは、日本のラウドロックシーンを代表するバンドだ。2009年4月、待望の1stアルバム「The Artificial theory for the Dramatic Beauty」を発表したCrossfaithは、2011年に渾身の2ndアルバム「The Dream, The Space」をリリース。同作品はアメリカでもリリースされ、世界的な知名度を積み上げた。その後Crossfaithはアメリカ、ヨーロッパ、東南アジアなどでライブを行い、ワールドクラスの勢いを見せた。彼らのライブを見た人は感嘆するしかないだろう。8月1日、「INCHEON PENTAPORT ROCK FESTIVAL」が開催された仁川(インチョン)市松島(ソンド)のPENTAパークでCrossfaithに会った。

―初の韓国ライブを控えているが、今の気分は?

Crossfaith:とても楽しみにしている。韓国に来るのは初めてだが、いきなり「INCHEON PENTAPORT ROCK FESTIVAL」という大規模なロック・フェスティバルのヘッドライナーを務めることになり、光栄に思っている。

―大阪出身のバンドだが、現在、世界を舞台に活躍している。デビュー当時から海外進出を目指していたのか?

Crossfaith:僕たちは結成当時から海外の舞台でも通用するバンドを目指していた。影響を受けたのが海外のバンドなので、自然に海外の舞台への憧れを持つようになった。幸いにも僕たちのそんな意図が自然に実現されたようだ。

―どんなバンドに憧れたのか?

Crossfaith:LINKIN PARK(リンキン・パーク)、Slipknot(スリップノット)などに憧れた。

―日本の「SUMMER SONIC」や「LOUD PARK」をはじめ、イギリスの「Reading Festival」など世界の様々なフェスティバルに参加した。中でも特に良かった国はあるか?

Crossfaith:ライブをしに行った全ての国が良かった。特にヨーロッパ、その中でもイギリスが本当に良かった。まるで母国でライブをしているような気分になったほどだ。スロバキアのライブの時は、特別なインスピレーションを受けて曲も書いた。韓国ライブは初めてだが、良い記憶として残りそうだ。

―世界各国で数多くのライブを行ったが、忘れられないエピソードはあるのか?

Crossfaith:昨年の夏、アメリカで2ヶ月間ライブを行った。バンドを結成して以来、最も長いツアーだった。2ヶ月間まともに風呂にも入れず、約40回のライブを消化した。移動距離が長すぎてかなり大変だった。本当にタフなツアーだった。でも、現地のバンドと良い関係を築くことができて良かった。

―Limp Bizkit(リンプ・ビズキット)のツアーにも参加した。光栄だったと思うが。

Crossfaith:メンバー全員がLimp Bizkitの大ファンだ。Limp Bizkitと同じライブに参加する機会があって、彼らに初めに会った時はすごく緊張した。その時、ステージを終えた僕たちはLimp Bizkitのステージを見ていたが、ライブ中だったLimp Bizkitが僕たちを見て「君たちのライブは本当に良かった」と言ってくれて本当に嬉しかった。それをきっかけに一緒にツアーを回ることになった。

―Crossfaithは現在、日本のラウドロックシーンで最高のライブバンドとして挙げられている。異存はないか?

Crossfaith:ハハ。褒め過ぎだ。日本にはcoldrain(コールドレイン)など僕たちよりすごいバンドがたくさんいる。日本人は練習が好きなので、実力のあるバンドが多いと思う。

―最近、日本のバンドが相次いで韓国でライブを行っている。Crossfaithは韓国のロックについて知っているのか?

Crossfaith:実力のあるバンドが多いと聞いた。「SUMMER SONIC」にも韓国のバンドの参加が増えている。Piaとは3年くらい前に東京で一緒にライブをしたことがある。他にもVasslineを知っている。

―韓国の大衆音楽シーンにおいて、ヘビーメタルが占める割合は小さい方だ。日本のメタルシーンはかなり大きいと聞いたが。

Crossfaith:日本も音楽シーン全体にヘビーメタルが占める割合は大きくない。でも、マニアがいるし、様々なメタル・フェスティバルが着実に行われている。日本のメタルシーンはオールドメタルとニューメタルに分かれている。Crossfaithは若者たちのニューメタル系として脚光を浴びている。

―「INCHEON PENTAPORT ROCK FESTIVAL」のアプリを通じてバンドの好感度を調査した結果、Crossfaithが上位にランクインした。相当の人気だが。

Crossfaith:そのことは全く知らなかった。嬉しい!

―Crossfaithのアルバム「ZION EP」の韓国盤には、ボーナストラックとしてThe Prodigy(ザ・プロディジー)の「Omen」のカバーが収録された。今日、その曲を演奏する予定なのか?

Crossfaith:ハハ。それは秘密だ。その曲は別のコンピレーションアルバムに収録した曲だが、反応が良かったので韓国盤にも追加収録することになった。

―韓国にも世界の舞台を目標に頑張っているヘビーロックバンドが多い。彼らにアドバイスをお願いしたい。

Crossfaith:諦めずに自分を信じなさい。海外に進出したいという心を持って挑み続ければ、必ず叶うと思う。

―次回作の計画は?

Crossfaith:「INCHEON PENTAPORT ROCK FESTIVAL」 に来る一週間前にアメリカのニュージャージーに行って、プロデューサーのデヴィッド・バーンに会った。おそらく彼と一緒に仕事をすることになりそうだ。アルバムは年内に出せると思う。

―音楽を作ることにおいて最も重視していることは?

Crossfaith:平凡な音楽ではなく、常に特別な音楽を作りたいと思っている。オリジナリティが一番重要だ。

―最近聞いて印象深かったメタルアルバムは?

Crossfaith:アメリカのバンドNothing Moreのアルバムが本当に素晴らしかった。

―韓国で単独ライブを行う計画はないのか?

Crossfaith:もちろんやりたい。僕たちのニューアルバムをぜひチェックしてほしい。年内に韓国で単独ライブをやるかもしれないので、Facebookをしっかりチェックしてほしい。

記者 : クォン・ソクジョン、写真提供=ホン・サンギュン、翻訳 : ナ・ウンジョン