KARA ギュリ、芸歴8年目のアイドル「まだ私が女神に見えますか?」

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―2007年にデビューしたから、もう芸暦8年目のアイドルだ。

ギュリ:ファンの方々はギュリは芸暦8年目ではなく、20年だとおっしゃっている。子役時代まで合わせると、すでに20年目の芸能人になったと言われた。私もそれを聞いてびっくりした。KARAがもう8年目になったなんて信じられないし、そんなに長くないような気がする。もう一度気を取り戻させるような話だった。

―ギュリと言えば、一番先に思い浮かぶ言葉が“女神”だ。今も自身を女神だと思っているのか?

ギュリ:(笑) 正直言って、今も私を女神だと思ってくださる方々を見ると、とても当惑する。バラエティ番組で笑わせるため、キャラクターを作るために作った言葉だったが、5、6年が経った今も“女神、女神”とおっしゃるファンを見ると恥ずかしい。私はバラエティとリアルが正反対なタイプだ。ただ、バラエティで面白くするために作ったキャラクターだと理解して頂きたい。一つのイメージに固定されることが悲しい時もある。それでも「私ってうまく洗脳したんだ」と笑う時も多い(笑)

―デビューした頃は言葉通りハツラツとした少女のイメージだった。今は成熟した女性の雰囲気だ。過去の姿を振り返ってみるとどうなのか?

ギュリ:正直、昔の自分の姿を探したりはしない。あまり好きでもない。短所があまりにも多く見えて恥ずかしいことが多い。取り返しのつかないストレスが溜まったりする(笑) もしその時に戻ることができたら、もっと完璧な姿をお見せすることができると思う。

―振り返ってみると後悔したり、名残惜しいところがあるんじゃないのか?

ギュリ:これまでそんなことを考えたことはなかったけれど、昨年から急にそんなことを思った。私が私をあまりにも閉じ込めておいたのではないかと。KARAでも最年長のイメージであり、個人的にも『守るべきことは守らなければならない』という価値観が強かったと思う。それで、強くなろうと考える傾向が大きかったと思う。もう少し軽くなりたい。少しは野原に放すような感じ?今になって少しずつ気づいているようだ。先ほど話した通り、芸暦20年の芸能人だ。幼い頃から芸能人として生活してきたので、色々とやりたいことも多かったはずだ。幼い頃から正しい生活をしなければならないという強迫観念が強かった。学校でも「芸能人だから大目に見てもらってるじゃない」という話を聞きたくなかった。今振り返ってみたら、私も一度ぐらいは逸脱した方がよかったのではないかと思う時もある。模範生として生きていかなければならないという考えを捨てられなかったと思う。一番してみたかったことを挙げれば、合コンだ。爽やかな大学の新入生生活を楽しむことができなかったのが一番残念だ。

―日本のK-POPの先頭走者といえば、断然KARAを挙げる。日本でデビューした時、そんなに成功すると予想していたか?

ギュリ:正直、知らなかった。後にメディアの報道などを見て少し体感した感じ?当時はただ頑張ろうと思ってステージに上がっていたと思う。それで、毎回ステージでベストを尽くした。後でプロモーションの記事を見て『成功したな』と思った。

―グラビアの撮影中、スタッフたちがずっと感嘆していた。美貌を保つ自身だけの秘訣は?

ギュリ:最近ではマイクロスタジオの運動法を楽しんでいる。美貌の管理は誰かに任せるより、自分で探しながら合う方法を選ぶ。

―ギュリの理想のタイプは?どんなタイプの男性を気に入るのか?

ギュリ:(笑) 私は幼い頃も今も、理想のタイプは同じだ。俳優チョン・ジェヨンさんだ。男らしい魅力がありながらも、何だかユーモラスなイメージを持っていらっしゃる。辛いことがあった時に抱きしめてくれそうなイメージ?実は私の理想のタイプは父だけど、その父と一番似ている方でもある。

―自身だけのストレス解消法はあるか?

ギュリ:親しい友達と川辺に遊びに行ってビールを一杯飲むこと?音楽をかけてビールを飲みながらおしゃべりする。友達に会う時間がなかったら家で映画を見るか、自主映画を上映する映画館に行ったりする。

―後輩のガールズグループが大勢デビューした。若いガールズグループの後輩たちを見て感じることは?

ギュリ:後輩ガールズグループたちを見ると、“姉さんマインド”になる。本当に可愛くてラブリーだ。それに、この頃のガールズグループは実力も凄くて『わ、あんなこともできるんだ』と感心する。『なぜ私たちはああやって思えなかったのか』と後悔する時もある。後輩たちを見ながら、改めて情熱を感じたりする。

―KARA結成時のメンバーで、最年長者だ。ギュリにとってKARAはどんな意味を持っているのか?

ギュリ:たまにこんなことを考える。私の人生の瞬間瞬間をまとめて本を作るなら、KARAは私の人生という本のカバーになる。絆になるかも知れないけれど、私の人生でKARAはブックカバーのような存在だ。

―メンバーたちと本当に長い時間を共にした。メンバーたちへの感情が気になる。

ギュリ:あまりにも長い間一緒に過ごして来たので、言わなくても感じられる共感というものがある。ステージに立ってコメントをする時、歌を歌う時、私たちだけが知って私たちだけが共有する感じがある。あえてそれを話して理解してもらわなくても、メンバーたちの心が分かって理解する。それがKARAでうちのメンバーではないか。

―グループだけでなく、ソロ活動もかなり増えている。これからの計画は?

ギュリ:依然として挑戦したいことが多い。最近多少休息期間があったけど、この時間には私の足りないところを満たすために様々なレッスンを受けた。まだ20代だから、やりたいことに挑戦したい欲がある。それが歌であれ演技であれその他の活動であれ。個人的には仕事をしている時が最も良くて幸せだ。休息時間が長くなると、うつ病になることもある。相変わらず仕事が欲しくて仕事がしたい。

―最後に、ファンに伝えたい言葉は?

ギュリ:いつもそばにいてもらい、感謝するだけだ。いつも守ってくださっているファンに申し訳ない気持ちもあるし……愛しているという言葉を必ず伝えたい。ファンの皆様がいてこそギュリがいるし、KARAがいる。

記者 : キム・ヒョンウ