新人グループBob Girls「CRAYON POPの可愛さにセクシーなイメージを加えたのが私たちのコンセプト」

1895年、断髪令が出された。しかし、女性におかっぱヘアはタブー視された。女性にとっておかっぱヘアは、逸脱の象徴だった。10日にデビューしたBob Girlsというグループが象徴することも、変身と変化だ。これは、従来の音楽から“逸脱”することを意味する。

CRAYON POPを排出したChromeエンターテインメントが、今回はBob Girlsというグループを誕生させた。彼らのユニークなアイデアがBob Girlsにどんな働きをするのか、今後が注目される。ヘルメットと“直列5気筒ダンス”のようなユニークな魅力を、Bob Girlsからも期待してみる。

「AOAの『おかっぱ頭』のおかげで私たちも話題になり、感謝している」

“CRAYON POPの妹グループ”と知られているが、姉さんのCRAYON POPよりセクシーだ。これは、12日にMnet「M Countdown」で放送されたデビューステージを見れば誰もが共感するだろう。タイトル曲「No way」の歌詞のように、彼女らは「厚化粧に短いパンツをはいて」男性ファンを攻略した。戦略は成功した。データがまだ足りないためだと思われるが、Mnetの統計資料によると性別好感度で男性が99％、女性が1％だった。

可愛いバニーガールみたいでした。当時、ファンの反応がすごかったようです。ウサギ(Bob Girls)の代わりに、竜の王に自身の肝臓を抜かれる勢いだったと言われました(笑)

「『No way』という楽曲自体の雰囲気がセクシーじゃないですか。ミュージックビデオをご覧になればお分かりになるかと思いますが、妖艶な表情とお尻で名前を書くようにセクシーに動くダンスが、セクシーさを強調します。一方で、角のついたヘアバンドを付けたのでハツラツとした感じもあると思います」(ジナ：サブボーカル)

21日、MBC「音楽中心」でBob Girlsは赤と黒の衣装を着て「No way」を熱唱し、エレガントな魅力をアピールした。Bob Girlsの強力な武器はセクシーさだと思った。それで、Bob Girlsのコンセプトは何かと聞いてみた。「CRAYON POPの可愛さ＋Bob Girlsだけのセクシーさ」という答えが返ってきた。

セクシーな眼差しで悩殺的なお尻ダンスを踊っているのに、可愛いと感じることが可能ですか？

「ファンの方々が私たちのコンサートを見て、後続曲『どうして』の振り付けが『No way』よりセクシーだとおっしゃいました。少し意外でした。『No way』はセクシーさ、『どうして』は可愛さに焦点を合わせて制作した楽曲ですので。『どうして』では、ハツラツとしてキュートなBob Girlsのメンバーたちのまた違った姿を見ることができます」(ダヘ：メインボーカル)

しかし、こんな偶然があるだろうか。Bob Girlsがデビューする時期に先輩歌手AOAが「おかっぱ頭」という楽曲で活動を再開したのだ。しかし、Bob Girlsのメンバーたちは皆「AOA先輩たちのおかげで私たちが話題になって感謝している」と話した。

「最初はこうした偶然にびっくりしました。『世の中にこんなことが。音楽界におかっぱ頭が二つ？』と内心驚きを禁じ得なかったんです。おかげでAOA先輩たちとおかっぱ頭を流行のトレンドに発展していけると思いました」(ジナ)

デビューする前、放送局に見学に行きましたが、その時ちょうどAOAのチョア先輩と会いました。『こんにちは。Bob Girlsのダヘです』と挨拶しました。チョア先輩はとても優しい顔でどうして名前が重なったのだろうと聞きました。それから、今度プライベートで会おうと話しました」(ダヘ)

「私たちの武器は『変化』、次はロングヘアに？」

ヘルメット、からむし織の服、直列5気筒ダンスなどがCRAYON POPの武器だとすれば、Bob Girlsの武器は“変化”だという。

「最初のミニアルバムに相反する雰囲気の楽曲が収録されました。固定的で常套的なものよりは、色々試してみてBob Girlsだけの多様性をお見せしたいと思います。そんな意味で今度はロングヘアになるかもしれません」(ジナ)

会話をすればするほど新人らしい覇気溢れる声と、メンバー間の深い情が感じられた。ジナがBob Girlsの武器が変化だと説明した時、周りのメンバーたちがくすくす笑いながら「ダヘが剃髪したいそうです」と話した。ダヘの反撃が始まった。「新人賞を受賞したらダンビはもみあげをつけるし、ジナは男装し、ユジョンは中折れ帽を被る」と記者に話してくれた。

「これからの目標があります。一つは新人賞を受賞することで、もう一つは男性の方々の憧れのスタイルをロングのストレートヘアからおかっぱヘアに変えることです。また、おかっぱヘアという言葉を聞いた時、ヘアスタイルより私たちを思い出すようになるでしょう(笑)」(ユジョン:ボーカルとラップ)

ストレートなほうで嫉妬の化身だと自ら名乗るダヘ、限りなくポジティブなユジョン、Bob Girlsの実力者として君臨している末っ子のダンビ、ビタミンのような癒しの魅力を持ったジナ。彼女らはMBC MUSICのリアリティ番組に出演し、本人たちの素顔を大胆に公開したと言いながら期待を呼びかけた。