映画「泣く男」監督、キム・ミニに言及“綺麗に見せようと考えない女優”

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写真=CJエンターテインメント
映画「泣く男」(監督:イ・ジョンボム、制作:ダイスフィルム)がメイキング映像を公開した。

今回公開された俳優たちの熱演映像はそれぞれのキャラクターを完璧に演じきるために孤軍奮闘するチャン・ドンゴン、キム・ミニの姿を盛り込んだものだ。

デビュー22年で初めて殺し屋役を務め、本格的なアクションに挑戦したチャン・ドンゴン。「ベルリンファイル」「新しき世界」「監視者たち」に続き「泣く男」のアクションを手がけたホ・ミョンヘン武術監督は、チャン・ドンゴンにアメリカに渡って教官たちから直接実弾を使った射撃を教わることを勧めた。

アメリカで教官たちと一緒に行った射撃訓練のおかげでチャン・ドンゴンはものすごい発射音や破片にもかかわらず拳銃や巨大な長銃を自由自在に操り、プロの殺し屋役に相応しい銃器を使ったアクションを披露することができた。それだけでなくチャン・ドンゴンは撮影の4、5ヶ月前から相手役と数百回もアクションを合わせて格闘シーンに備えた。

滑って、地面に投げられるなど激しい撮影が続いたが、チャン・ドンゴンは辛い様子を見せることなく相手役を激励し、スタッフに冗談を言いながら現場の雰囲気をリードした。
作品ごとにグレードアップした演技力で観客を虜にする女優キム・ミニは感性溢れるレジェンドになって戻ってきた。キム・ミニはすべてを失ったターゲットのモギョン役を演じ、切ない涙から母性、身体を張ったワイルドなアクションまでを幅広く披露した。

キム・ミニは「感情をコントロールするのがすごく大変だった」と感想を伝えたが、モギョンに完璧に溶け込んだ感情の演技でイ・ジョンボム監督とチャン・ドンゴンを虜にした。イ・ジョンボム監督はキム・ミニについて「外見的なことよりは内面的なことに集中し、本人の衣装やメイクについて『綺麗に映らないと』とあまり思っていない女優だった」と感嘆した。

チャン・ドンゴンも「モギョン役をどんな女優が演じるかがすごく重要だったが、キム・ミニさんが演じると聞いてすごく良かったと思った」と伝え、信頼を見せた。キム・ミニは悪役のピョン室長との対立シーンを撮影するために脚にサポーターを着用し、キム・ヒウォンに喜んで髪を掴まれるなど撮影に意欲を見せ、共演者やスタッフを驚かせた。

「泣く男」は韓国で6月3日に公開された。

記者 : キム・スジョン