俳優イ・ビョンホン側が「ターミネーター：ジェネシス」(以下「ターミネーター5」、監督：アラン・テイラー)で演じた役に関して公式に言及することはできないと明かした。

最近、ネット上にはイ・ビョンホンがキャストされ撮影を終えたハリウッド大作映画「ターミネーター5」撮影のコールシート(進行予定表)と見られる写真が出回った。コールシートには、出演した俳優や撮影場所、時間等の映画に関する詳細情報が含まれている。ここに、イ・ビョンホンの名前の英語表記(Byeong-Hun Lee)とともに警察(Cop)、T-1000というキャラクターの名前が書かれている。

これを見たネットユーザーや映画ファンたちは、イ・ビョンホンが1991年公開の「ターミネーター2」でロバート・パトリックが演じたT-1000の役を演じたのではないかと推測している。T-1000は人類抵抗軍のリーダーとなるジョン・コナー(エドワード・ファーロング)を殺害するためスカイネットが送り込んだ液体金属ターミネーターで、「ターミネーター」シリーズの中でも強烈な悪役とされている。

しかし、これに関連してイ・ビョンホン側の関係者は28日、OSENに「映画の役に対して、こちら(俳優)側からコメントすることはできない。どんな役を演じるかが現在としてはネタバレになる可能性があるため、正式に明かすことはできない」とし、慎重な姿勢を示しながらも「期待してほしい」と付け加えた。

「ターミネーター5」には「ダイバージェント」のジェイ・コートニーがカイル・リース役、「ホワイトハウス・ダウン」のジェイソン・クラークがジョン・コナー役、「ゲーム・オブ・スローンズ」のエミリア・クラークがサラ・コナー役にキャスティングされた。映画はサラ・コナーとジョン・コナーの父であるカイル・リースの若い時代を描く3部作で制作される。

パラマウント・ピクチャーズとスカイダンス・プロダクションズ、アンナプルナ・ピクチャーズが制作し、脚本は「血のバレンタイン」「ドライブ・アングリー3D」のパトリック・ルシエ、「シャッター アイランド」のレータ・カログリディスが務める。「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」を演出したアラン・テイラー監督がメガホンを取る予定だ。先月、米ニューオーリンズでクランクインし、来年7月1日の公開を目標にしている。

イ・ビョンホンは、最近「ターミネーター5」の撮影を終えて帰国し、27日に開催された第50回白想芸術大賞に出席した。