放送終了「百年の花嫁」FTISLAND イ・ホンギ&ヤン・ジンソンの再発見“存在感を発揮”

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
TV朝鮮ドラマ「百年の花嫁」(脚本:ペク・ヨンスク、演出:ユン・サンホ)が12日、FTISLAND イ・ホンギとヤン・ジンソンの愛が実るハッピーエンドで幕を閉じた。「百年の花嫁」は甘い愛とその中に隠された一族の呪い、人物間のもつれの秘密が明らかになり、どんでん返しを繰り返した。

韓国はもちろん、中国版の共同制作も合意が結ばれ、日本、中国、ベトナム、カンボジア、アメリカ、南米などに版権を販売あるいは契約を控え、新韓流コンテンツに浮上した「百年の花嫁」は、どんな魅力で試聴者をドラマに引き込んだのだろうか。

写真=アウラメディア

韓流の中心イ・ホンギの演技変身が人気を博す

「百年の花嫁」が韓国で関心を集めることができたのは、韓流スターイ・ホンギの力が大きい。作品性もあるが、イ・ホンギが出演したドラマだったからこそ、より大きな関心を受けることができた。

イ・ホンギは以前、ドラマ「美男<イケメン>ですね」を通じて海外で大きな人気を博した。イ・ホンギは可愛いだけのキャラクターだった「美男<イケメン>ですね」のジェルミ役から、本物の男になって帰ってきた。今回イ・ホンギは、冷たいが愛する人の為ならすべてを捨てることのできるロマンチックな男性ガンジュ役に変身した。針で刺しても血の一滴も出ないような冷たい男性が変化していく過程を演じ、少年ではない男性イ・ホンギを披露した。

写真=TVレポート DB

ヤン・ジンソン、新人とは思えない演技力で一人二役を務める

ヤン・ジンソンは「百年の花嫁」のタイトルを背負い、一人二役を安定した演技でこなした。クールな都会の女性イギョンと気さくで太っ腹な女性ドゥリムを演じ分け、新人とは思えない演技力で今後の可能性を伺わせた。

「百年の花嫁」を演出したユン・サンホ監督は、ヤン・ジンソンの演技について「新人であるにもかかわらず見事に演じきった。一日に何度もメイクや衣装を変えながら演じたのに、声のトーンを自然に調整しながら演じていた」と絶賛した。

一人二役で各キャラクターを演じ分けることはベテラン役者であっても容易ではない。しかし、ヤン・ジンソンは初主演を務めた「百年の花嫁」で実力を発揮した。


劇的に緊張を高めたソン・ジュシンの存在

「百年の花嫁」は韓国最高の財閥一族であるテヤングループの長男に嫁ぐ最初の花嫁は皆死ぬという財閥家の呪いを巡る登場人物たちの陰謀と裏切り、そして愛を描いたファンタジーラブストーリーだ。

韓国的な特徴を加えるため、ソン・ジュシン(キム・アヨン)を要素に取り入れた。ソン・ジュシンはテヤングループにかけられた呪いから一族を守る守護神だ。ラブストーリーにファンタジーの要素が加わったことで関心を高めた。さらに、ソン・ジュシンは白いソン・ジュシン、黒いソン・ジュシン、自殺した女性、話すことのできない人など4種類のキャラクターを披露した。

ガンジュとドゥリムを結ぶための存在に過ぎないと思われたが、ソン・ジュシンは一族の秘密と深く関わっていた。彼女は100年前と後を繋ぐ鍵となった。ミステリアスでありながらもファンタジー的な要素のあるソン・ジュシンの効果で劇的に面白みを倍増させ、他のドラマとは違う差別化を図った。

また、「百年の花嫁」の後番組としてチェ・スジョン、ソン・テヨン、リュ・ジン、イ・イネ出演の「炎の中へ」が放送される。日本統治時代、韓国戦争による貧困と絶望を乗り越え、経済発展のために総合製鉄所を建設しようとする主人公の物語が盛り込まれた同ドラマは、韓国で18日午後11時にから放送が始まる。

記者 : ファン・ソヨン