“国民の弟”イ・スンギと、“国民の初恋”スジ(miss A) が豪華初共演を果たした「九家(クガ)の書 ～千年に一度の恋～」(以下「九家の書」)のBlu-ray＆DVDが3月4日(火) リリースされた。
本作は、人間と神獣の間に生まれ、何も知らずに人として育った主人公ガンチ(イ・スンギ) が真実の愛に目覚め、“人”になるためにさまざまな苦難を乗り越え成長していく姿を描き、魅力的な登場人物と波乱に満ちたストーリー展開で、回を増すごとにファンが急増し、同時間帯視聴率No.1を独走。女剣士のヨウル(スジ) の護衛役を務めたソンジュンにまさに本作の撮影中に行ったインタビューをお届けする。

―「九家の書」について紹介をお願いします。

ソンジュン：神獣と人間の間に生まれたガンチと女剣士のヨウルが恋に落ちる、ラブストーリーです。また家族や神獣のエピソードも盛り込んだファンタジー時代劇でもあります。

―ソンジュンさんが演じたコンのキャラクターと魅力について教えてください。

ソンジュン：コンはもともと奴婢でしたが、無形道館の館主に武芸の腕を認められて、ヨウルの護衛を任されることになります。コンの魅力はやはり剣術ですね。

―「九家の書」に出演を決めた理由を教えてください。

ソンジュン：コンの役柄に魅力を感じましたし、スジさんの護衛役というのも気に入りました。

―初めてシナリオを読んだときの印象は？

ソンジュン：ファンタジー時代劇のためか、初めは内容をあまり把握できませんでしたが、現場で演じていくうちに理解が深まりました。最初はとても難しかったですね。

―時代劇は初めてですか？

ソンジュン：はい。

―時代劇ならではの難しさはありましたか？ 例えば髪型や衣装、話し方など、慣れないことも多かったと思いますが。

ソンジュン：そうですね。言葉遣いがすごく難しかったです。時代劇だったためか、その時代の感覚がよくつかめなくて役柄を理解するのに時間がかかりました。コンを演じるのは難しかったです。アクションシーンも大変でしたね。

―アクションシーンでケガをしたことはありましたか？

ソンジュン：毎回少しずつ怪我をしました。昨日も演じながらちょっとケガをしたのですが、大丈夫です(笑) 動けます。

―今、とても忙しいと聞いています。現場の雰囲気はいかがですか？ 待ち時間は共演者とどんなことをしていますか？

ソンジュン：現場はいつも楽しい雰囲気です。スジさんやイ・スンギさんは人間味溢れていて、面白い方たちですし、よく気遣ってくれます。現場は和やかな雰囲気ですね。よく話すのは、スンギさんかな。ただスンギさんは、スケジュールがあまりにも忙しいので……。他は誰とよく話すかな。現場でたくさん話をしますよ。休むのは寝るときだけですね(笑)

―「九家の書」の中で、コンはコミカルなシーンを多く演じています。撮影しているときに、思わず笑ってしまったことはありますか？ 笑いを堪える秘訣は？

ソンジュン：ふふ……(笑) ありません。もし秘訣があるなら教えてほしいです。よく笑ってしまうほうなんです。

―そうなんですか。NGもたくさん出す方ですか？

ソンジュン：申し訳ない(笑)

―現場でも申し訳ないって言うんですか？

ソンジュン：はい、すぐに「申し訳ない」「すみません」と謝ります。

―「九家の書」が視聴者の間で大人気ですが、どんな時に実感しますか。

ソンジュン：そうなんですか(笑) 実感できていないんですけど(笑)

―イ・スンギさんも撮影現場では他の人に会わないので、実感が沸かないと言っていました。

ソンジュン：……わかりませんね。

―1週間に何回ぐらいソウルに行きますか？

ソンジュン：僕はスンギさんほど忙しくないのですが、あまり出歩かないタイプなので。

―まだ実感が沸かないんですね。

ソンジュン：いや、僕はどんな作品に出演した時も、実感が沸かなかったような気がします。ご飯を食べたときに、店のおばさんが飲み物をサービスしてくれるとか、それぐらい？

―それは実感しているのではないでしょうか？ 私がご飯を食べに行っても誰も飲み物をくれたりしませんよ(笑)

ソンジュン：いや、そんなこと……(笑) 通り過ぎた人が「わー」と騒いだり……そういうことはありませんから。

―じゃあ、これからが期待できそうですね。

ソンジュン：(静かに笑う)

―コミカルなシーンではアドリブをたくさんしたと聞いていますが、監督が演出する中で、一番多くNGを出したのは誰ですか？

ソンジュン：アドリブ……誰が一番やったかな？ さあ、アドリブはなかったと思いますが、NGは僕かな？ たぶん僕が一番多かったような気がします(笑)

―笑いを我慢できなくて？

ソンジュン：いろいろと……(笑)

―護衛兵士役を演じる際に参考にした作品やキャラクターはありますか？

ソンジュン：誰かを参考に役者を絞るのではなく、時代劇を観ましたね。時代劇とはどんなものなのかを知りたくて、「トキメキ☆成均館スキャンダル」「太陽を抱く月」などを参考に観ました。

―「私に嘘をついてみて」や「美男＜イケメン＞バンド～キミに届けるピュアビート」など、ヒロインに片想いする役が多かったと思いますが、今回演じたコンも、ヨウルをそばで見守る役であるという印象を受けました。演技しながら、「こんな状態はつらい。こんな風にしないで、話をしたほうがいいのに」という気持ちになりませんでしたか？

ソンジュン：もちろん感じましたよ。でも このドラマでは身分が違うので仕方ありません。抑えようとしても、爆発しそうな気持ち、そんな感じです。以前は「言ってしまえばいいのに」と思ったりもしましたが、今は納得できるんです。仕方ないと分かっていても、好きだという気持ち……ですかね。

―今、とても忙しいと思いますが、共演しているイ・スンギさんとスジさんについての感想や、面白いエピソードがあれば教えてください。

ソンジュン：性格的に、エピソードは覚えていないんです……。でも、一緒に徹夜をして苦労したので、大変だったけど、振り返ってみると、いい経験だったと思います。2人ともとても優しくて、テレビで見るよりもずっと人間味溢れる、思いやりのある人たちです。

―ヨウルを巡ってガンチと神経戦の状態になりますよね。

ソンジュン：実際はそうではありません(笑) スンギさんが優しい先輩です。楽しくやっています。

―「九家の書」の中で、好きな場面や印象に残るシーンはありますか？

ソンジュン：コンの初登場のシーンで、「刀で答えよう」というセリフがあります。おかしなセリフですが(笑)、カッコよく言えたと思います。お気に入りというよりも、記憶に残る、一番印象深いセリフです。

―ソンジュンさんにとって「九家の書」はどのような意味をもつ作品になると思いますか？

ソンジュン：おそらく悔しさの残る作品になると思います。僕としてはあまり上手に演じることができなかったような気がして。すごく残念です。初めての時代劇であって、勉強不足を痛感しました。次に時代劇をやるときは、もっと上手にできるようにしたいと思います。

―「九家の書」が日本で放送されるので、待っているファンにメッセージをお願いします。

ソンジュン：「九家の書」のファンの皆様、日本でもDVDが発売されます。ぜひご覧いただき、楽しんでください。ファイト！

「九家(クガ)の書 ～千年に一度の恋～」
Blu-ray SET1 / DVDSET1　2014年3月4日発売　※Vol.1～5　同時レンタル開始
Blu-ray SET2 / DVDSET2　2014年4月9日発売　※Vol.6～10　同時レンタル開始
Blu-ray SET3 / DVDSET3　2014年5月2日発売 ※Vol.11～16　同時レンタル開始
Blu-ray SET 各￥16,000＋税　/　DVD SET 各￥14,000＋税
発売元・販売元：NBCユニバーサル・エンターテイメント
(C）MBC 2013
公式サイト：http://kandera.jp/sp/kuga/
「九家の書」LINE＠にて情報配信中 ID：＠kuganosho