【INTERVIEW】2NE1「少女時代がライバル?音楽はカラーが全く違うが恋愛は…」

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写真=YGエンターテインメント
2013年11月から2NE1はフルアルバムを待ちわびていた。2010年1stフルアルバムをリリースしたが、すでにシングルとして発表された曲に新曲を追加したアルバムだった。そのため2NE1は、2ndフルアルバムのことを「1stのような2ndフルアルバム」と考えたということだ。「どうすれば、一曲一曲良い曲を作ることができるだろうか」と悩んだ4年間。2NE1は、2014年2月「CRUSH」で大衆の前に現れた。

14日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)のあるホテルで、2NE1に会った。「これまでフルアルバムに対して渇望を感じていたが、(今回のアルバムで)解消することができた」という2NE1は、一層リラックスして見えた。新曲を公開するや否や、初めてのステージをコンサートで披露した2NE1は「初めてのワールドツアーの時、新しい曲を歌いたかった。新曲のステージを披露したいのにそれができず残念だったが、今回は新曲をお見せすることができるので嬉しかった」と伝え、微笑んだ。


際立ったCLの役割…「パズルのように組み合わせられた時完成する絵のような2NE1」

「CRUSH」では、特にCLの活躍が目立つ。「CRUSH」と「If I were you」「BABY I MISS YOU」の作詞と作曲を担当し、「SCREAM」と自身のソロ曲「メンブン(MTBD)」の作詞も手がけた。2013年12月から作曲を始めてわずか3ヶ月で成し遂げた成果だ。YGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク代表プロデューサーは、CLの誕生日に合わせて今回のアルバムをリリースさせ、CLにさらに力を与えた。

「(ヤン・ヒョンソク)社長に感動した。昨年非常に大変だったが、応援もたくさんしてくれて、元気が出るように勇気をくれた。12月に趣味で作曲を始めたが、細かくチェックしてくれた。韓国語の作詞に自信がなくて英語で書いたが『韓国語で書いてみろ』と言われた。ロマンチックだったと思う。メンバーたちが自分の曲を歌うことになるとは想像もしなかったが、今回のアルバムにたくさん収録された」

2NE1はこの2年について「練習生の生活をもう一度した」と振り返った。ツアーを行いながら、本当のステージの楽しみ方が分かるようになり、一歩成長することができたという。MINZYは「メンバー同士でお互いに足りない部分を埋めていると思う。作曲するメンバー、コンサートでタレント性や魅力を発揮するメンバー、ミュージックビデオで演技するメンバー、人々の胸を打つ歌唱力を持っているメンバーで構成されたのが2NE1である」と自信を示した。

4人のそれぞれのカラーは、2NE1というグループ内で光を放つ。DARAは「パズルのように4人がぴったり組み合わさった時完成されるイメージ」と話し、BOMは「お互いに助け合って、相乗効果を出している」と切ない気持ちを示した。CLは「自分が作った曲を一緒にレコーディングしながらメンバーたちの間で情がもっと深くなったようだ。今は私の役割が大きいかもしれないが、お互いになくてはならない存在だということをよく分かっている」と打ち明けた。


2NE1、少女時代について語る…「ライバル?素敵な先輩」

2NE1のカムバックは、少女時代と同時期になり、さらに注目された。韓国を代表する2つのトップグループの活動時期が、絶妙に重なったのだ。2つのグループはそれぞれ違う理由で一度発売日を延期したが、彼女らが音楽番組に一緒に出演し、音楽配信ランキング1位への関心の他にも、どちらが音楽番組のエンディングステージを飾り、1位を獲得するかということが絶えず話題になっている。

「3月初めというワールドツアー日程は、1年前から予定されていた」と明かしたCLは「以前から新しいアルバムをリリースする予定だったが、(少女時代と)活動時期が重なった」と話した。続いてCLは「(少女時代は)私たちより先輩だ。ガールズグループとして長く活動している姿が、本当にかっこいい。(少女時代は)音楽だけでなく、あらゆる分野で活発に活動しているが、私たちもそのようになりたい」と伝え、今後、もっと多くのガールズグループが出てきて欲しいとも話した。

「(フルアルバムをリリースして)個人的には、大きな山を一つ越えたような気持ちである。少女時代はもっと早くデビューしているので、こういう経験ももっとあるはずだが本当に素敵だと思う。少女時代のステージを見て『私たちとは本当にカラーが違うな』と思った。私たちにはできないステージだった。2NE1は、恋愛はしないかって?それでなくてもホワイトデーなのでよく聞かれるが、確かに(少女時代に)大きく遅れをとっている」

CLとDARAは、最近必ずされる少女時代との比較について正直に打ち明けた。特にDARAは「皆から(恋愛はしないのかと)心配される。早く心配をなくしてあげたいのに、簡単ではない」とため息をついた。CLは「私たちは率直に自分自身を守ろうと頑張った。良し悪しはさて置き、私たちのようなグループはないと思う。個性とカラー、声など他のグループと違う」と自信を示した。


2NE1の危機は?…「シングルしかリリースしなかったこの2年」

2009年にデビューしていつの間にかデビュー6年目を迎えるグループとなった。2NE1にも危機があったのだろうか。CLは「ここ2年、アルバムを準備しながら、その当時は大変だと思わなかったが、今振り返ってみるとあの時が危機だったと思う」と打ち明けた。一日でも早く新曲で埋めたアルバムをリリースしたかったが、それができなかったのでスランプに陥りやすい時期だったという。CLは「長い待ち時間の空白を今回のアルバムで破った」と満足感を示した。

「2年間でシングル3曲を発表した。でも、フルアルバムとは違う感じだった。それほど強烈でもなかった。たぶん、その時期がどのグループでも経験する危機だったと思う。メンバーたちが皆『大変だ』と愚痴を言う性格でもないし、耐えながら自分がやるべきことを探してきたので、今ここまで来られたと思う。おかげで、情がもっと深くなったと思う」

「大きな山を越えた」という2NE1に、今後の目標を聞いた。CLは「まだはっきりわからない。期待したなら、ここ2年はもっと価値のある一層成長した時間だっただろう」と話した。ただ瞬間瞬間をうまくやりぬくこと。2NE1として長く活動することが今の目標だということだ。

「6年間色んなことをやって来たが、コンサートほど面白いものはなかった。韓国でのアンコールコンサートで、今回のワールドツアーを締めくくりたいと思う」

記者 : イ・オンヒョク