【REPORT】“もっともっと見たいアーティスト”防弾少年団!初の来日ステージで完成度の高いパフォーマンスを披露

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12月7日(土)昼の部と夜の部の2回にわたり、防弾少年団が東京・渋谷にあるTSUTAYA O-WESTで“1st JAPAN SHOWCASE”を開催した。

収容人数の46倍となる4万6千人もの応募が殺到した今回のショーケース、会場周辺にはチケットを手に入れることができなかったファンも集まり、防弾少年団の初となる来日公演に期待を膨らませていた。

開場すると、あっという間にフロアは満員となり、彼らの登場を待つ熱気が一気に溢れ返った。開演時間を迎え、メンバーが登場するといっぱいになったフロアから割れんばかりの歓声が響いた。

ワクワクした表情でステージに登場した防弾少年団は、曲のイントロが流れるとガラッと表情を変え、「NO MORE DREAM」「We Are Bulletproof Pt.2」を披露。のっけから防弾少年団ならではの重みのあるハードな楽曲と完成度の高いダンスパフォーマンスとラップでファンを魅了した。

2曲を歌うと、「防弾少年団です!今日は楽しみましょう」と自己紹介をし、続けて「チョアヨ」を歌った。この曲は事前にファンから募集した聞きたい曲NO.1となった曲で、
これまでタイトル曲として活動した「NO MORE DREAM」「N.O」とは打って変わって、甘い楽曲。今まで見せたことのない甘い声とSUGAの饒舌なラップ、彼らの体からにじみ出るリズムのあるダンスにファンは酔いしれた。


力強いステージと愛嬌溢れるトークでファンを魅了

メンバーがステージからいなくなると、「密着!防弾少年団 初めての日本」と題したスペシャル映像が公開された。映像は、10月に彼らがプロモーションで初めて日本に来たときの映像で、空港で胸を躍らすメンバーの姿から日本の関係者に挨拶に行くシーン、インタビュー撮影の様子、彼らが憧れている街と以前から話していた原宿の街を歩く姿が公開された。

原宿では、スタッフにたこ焼きを買ってもらい、初めてのたこ焼きにはしゃぐも、「熱い!」と叫ぶSUGAの笑顔、夕飯のしゃぶしゃぶに大喜びのジミンの笑顔が映され、彼らの素顔に迫る映像にファンは、一つ一つ歓声をあげた。

一度ステージからいなくなったメンバーに替わって登場したのは、この日MCを務めたコン・テユ。開場をひとしきり煽り、防弾少年団が登場すると、メンバーひとりひとり自己紹介を行った。魅力担当のV、SUGA、ジン、黄金の末っ子・ジョングク、リーダー・RAP MONSTER、ジミン、J-HOPEと、一列に並んだ順番でそれぞれ挨拶をした。RAP MONSTERは「名前はモンスターだけど、元気な人間です」、ジミンは「華の19歳~~~」、J-HOPEは自分の名前にかけて「希望、希望~」と自己紹介し、日本語でのユーモアと愛嬌も見せた。

トークコーナーがスタートし、最初の質問はグループ名「防弾少年団」の意味。「このグループ名にはどんな意味があるんですか?」という質問にRAP MONSTERが「防弾には“止める”という意味があり、10代20代への抑圧や偏見を止め、自分たちの音楽を守りぬく……そんな意味があります」と答えた。続いて、「防弾少年団ならではの特徴は?」という質問には、やはり彼らの最大の特徴であるダンスをあげ、ジミンは「ダンスブレイクがあるというところがポイントです。特に『NO MORE DREAM』では“マトリックスダンス”というダンスがあります」と回答。ダンスの由来を聞かれると、J-HOPEが「メンバーの背中を横に向いて蹴り歩くダンスがあるんですが、この名前は僕たちがつけたものではなく、ある日ニュースを見たら記者の方にそう書かれていたんです」と説明した。

続いてのコーナーはメンバーそれぞれの特技のコーナー。トップバッターに、ジミン、ジョングク、J-HOPEがキレッキレのダンスを披露した。メンバーのダンスにVは「Vくん、今のダンスを見ている間、口がポカンと開いていたけど」とコン・テユから突っ込みが入ると、「僕たちのメンバーですが、本当にかっこいい。頑張って、次は僕も一緒に踊りたい」と感想を述べた。
続いてRAP MONSTERとSUGAが立ち上がり、この日のために準備したラップを披露。日本語を交えたラップに会場も大盛り上がり。これを見たジンは、「普段RAP MONSTERは破壊王、SUGAは寝坊担当ですが、普段とは違いすぎる。本当にかっこいい!」と興奮した様子で伝えた。

RAP MONSTERとSUGAのラップでも紹介された12月誕生日を迎えるジンとVが続いて、ファンへのメッセージを伝えた。Vは日本語で「皆さんが本当に大好きです。今日一緒にステージができて良かった。愛してます」と伝え、Vに続きジンも日本語で手紙を読んだ。
「今日のステージは一生の宝物。今日僕たちは約束しに来ました。僕たちは伝説を作ります。今日ここに集まった皆さんも大切な仲間。今日から始まる伝説を一緒に作ってください」と、この日の1st JAPAN SHOWCASEがスタートであることを伝え、これからの活動に意気込みを見せた。


「これからがスタート…今日から始まる伝説を一緒に作ってほしい」

一生懸命日本語で話すメンバーの姿に「日本語が上手だけど、どのぐらい勉強しているの?」と聞かれると、「8ヶ月ぐらい勉強しています。難しいけど、面白く勉強しています」と答え、初めて覚えた日本語にRAP MONSTERは「犬」、そしてVが「ゴミ箱」と言い、会場の笑いを誘った。その理由に、「日本に来てゴミ箱どこですか?」って聞こうと思って……と、四次元(韓国で天然、不思議な人を表す) の魅力をステージでも発揮。

現在、一緒に寮生活をしているメンバー。グループ内の担当を聞かれると、ジンは料理担当、得意料理は鳥のチャーハンと回答。お母さん担当のJ-HOPEは、「子供が多いので……(笑)」と話し、SUGAはお父さんで、“破壊担当”のRAP MONSTERが壊し、SUGAが修理すると、普段の様子を伝えた。コン・テユの隣にいた「Vは?」と聞かれると、「変な人。エイリアン(笑)」と、普段から見せる四次元の魅力をメンバーから突っ込まれた。

「お母さんがいて、お父さんがいて、エイリアンがいて……防弾少年団というグループはすごいグループですね」と突っ込まれると、「そうなんです」と答えさらに会場を笑わせた。

これからの目標に、RAP MONSTERは「『MelOn Music Awards』で新人賞をいただいたんですが、これからがスタートだと思っています。日本の皆さんにもたくさん会えるように頑張ります」と答え、Vもまた「頑張るので、応援たくさんしてください!」と感謝のメッセージを伝え、トークコーナーを締めくくった。

12月クリスマスシーズンということで、この日のためにメンバーが用意したWHAM!の「Last Christmas」をカバーしたスペシャルバージョンを披露。会場は一気にクリスマスムードに変わり、メンバーもファンと一緒に手を振るなど和やかな雰囲気が流れた。

続けて「最後の曲です」と言い、「N.O」で強烈なステージを披露。ファンの掛け声も重なり、会場に熱気を響かせ、本編は終了した。


防弾少年団…もっともっと見たいアーティスト

アンコールには、「進撃の防弾」のサビの部分をステージ裏から歌い、会場を煽りながら登場。コミカルなパフォーマンスでファンを笑顔にし、ファンもそれに応えるかのように飛び跳ねた。この日最高の盛り上がりを見せ、彼らの記念すべき“1st JAPAN SHOWCASE”は幕を閉じた。

終了したステージに、メディア関係者からも「初めての来日ショーケースでここまでクオリティの高いパフォーマンスを見せられるなんて、これからもっと楽しみ」「パフォーマンスがかっこいいし、話した時のギャップもすごい」「また見たい」などと、絶賛の嵐。

防弾少年団は、1月6日(月) Zepp Tokyo・1月7日(火) 大阪なんばHatchで追加公演を行う。追加公演はもちろんだが、次のステージ、またその次のステージへと、期待は膨らんで行く……。

12月7日(土) “1st JAPAN SHOWCASE” TSUTAYA O-WEST
【セットリスト】
1. NO MORE DREAM
2. We Are Bulletproof Pt.2
3. チョアヨ
4. TALK SHOW
5. Last Christmas (COVER)
6. N.O
Encore. 進撃の防弾

防弾少年団 1st JAPAN SHOWCASE-NEXT STAGE-
チケット一般発売日:2013年12月15日(日) 10:00~


【東京】
●チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:217-078)
●ローソンチケット 0570-084-003 (Lコード:72349)
●イープラス http://eplus.jp/

【大阪】
●チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:216-813)
 <発売日特電> 0570-02-9507
●ローソンチケット 0570-084-005 (Lコード:58912)
 <発売日特電> 0570-084-692
●CNプレイガイド 0570-08-9999
 <発売日特電> 0570-03-9944
●イープラス http://eplus.jp/

記者 : Kstyle編集部