「三銃士」SUPER JUNIOR ソンミン&J-Min“舞台の上の俳優と観客が溶け合う公演が魅力です”

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写真=パク・ジョンファン
ミュージカル「三銃士」のインタビューで、J-Min(コンスタンス役)はSUPER JUNIORのソンミンについて「可愛いイメージだが、とても力が強い」と教えてくれた。J-Minは「劇で倒れる時にソンミンが私を掴むシーンがありますが、本当に上手だ」と付け加えた。

実際にソンミンはインタビューを終えてから写真を撮るとき、J-Minを両腕で持ち上げた。にもかかわらず、腕が震えたり苦しそうな様子を見せることなく、J-Minと仲良くポーズをとった。テコンドーと漢江(ハンガン)でのジョギングを楽しむというソンミン、J-Minと共に城南(ソンナム)アートセンターでインタビューを行った。

―「三銃士」は剣術が多いミュージカルだ。普段運動は得意なのか?

ソンミン:子供の頃からたくさん運動した方なので、思ったより簡単だった。難しかったのは共演の俳優と剣術で呼吸を合わせることだ。怪我をしてはいけないので呼吸を合わせるためにかなりの時間が必要だった。そのため、共演俳優たちと打ち解けた話をたくさんした。後にはお互いの目を見るだけでも調子が良いか悪いか分かるほどになった。

―受け答えを聞くと、他人に合わせるセンスがかなりある。先天的なものなのか、それともSUPER JUNIORの活動をしながら見に付けた後天的要因なのか?

ソンミン:他人に合わせることは僕の性格だと思う。他人がどう考えるか、またはどうすれば喜ぶか考える方だ。演技をする時も相手役の俳優がどう演じるかによって、自身の演技が変わる。相手をたくさん観察する方だ。

写真=パク・ジョンファン

“女の香り”コンスタンス、“正義の味方”ダルタニャン

―J-Minさんは優しい役を主に演じてきた。ミレディのような気の強い役が来たらどうする?

J-Min:私に演じられる力量があったら演じたい役だ。ミレディとコンスタンスは純粋な魂を持っている。ミレディは最初から悪女ではない。痛みを隠すために厳しくなり(心の)鎧を着たのであり、内面は弱い。

―プレスコールには出なかったが、1幕でダルタニャンがアトスをはじめとする三銃士に1対3で決闘を申し入れるシーンがある。1対3で対決するダルタニャンのような無謀な面がソンミンにもあるだろうか?

ソンミン:(演劇のダルタニャンのように)有名で喧嘩の強い人に3人も直面したら逃げるだろう(笑)

―ミュージカル「三銃士」の最も大きな魅力は?

ソンミン:「三銃士」は漫画のような面白さがある。子供たちが見たら正義感に燃えるようになる公演であり、親世代が見たら「私もあんな頃があったな」と回想したり、または童心に戻れるようになる。終わる頃には心が温まる義理も感じられる公演だ。温かく、かつ正義を実現しようとするストーリーが魅力的だ。

J-Min:舞台の上の俳優と観客が溶け合う公演だ。公演を終える時にまるで一つになる感じは、客席から私が見てもとても感動的だ。

―演出家が指示すること以外に、自身だけのダルタニャンやコンスタンスとして加えたいことがあるのか?

ソンミン:「Jack the Ripper」から共にした演出家だ。この部分はこうしたら良いと言うスタイルではなく、僕が考えたダルタニャンを一緒に作ってくれるタイプだ。他のダルタニャンはお茶目な姿があるが、僕は子供のようなダルタニャンではなく、真面目で義理に溢れて怒ったりもする正義の味方の姿をお見せしたい。三銃士が僕を見たときに心強く感じられるダルタニャンになりたい。

J-Min:演出家の先生は、俳優が反対の意見を持ってもそれを折らない。俳優が持っている固有の個性を引き出す。俳優がこの部分においては反対するという個人的な意見を提示しても、俳優が十分理解できるように説明してくれるタイプだ。今度はもう少し成熟した姿を見せようという演出家先生の注文があった。昨シーズンよりは女の香りが漂うコンスタンスになるのではないかと思う。

写真=パク・ジョンファン
写真=パク・ジョンファン
―最初にミュージカルを始めた時と今、大きく変わったと感じる部分があるとすれば?

ソンミン:初めてミュージカルをする時よりは大人になり、ミュージカルに見合う発声を探して行く途中だ。最初にミュージカルに挑戦した時は「こうすれば良いだろう」と漠然と思っていた。しかし、今考えてみると「何であんなにしたんだろう」と思う。自身が発展している感じがしてやりがいを感じられるので、これからももっとミュージカルをしたい。昔より歌や演技において奥行きが出来た。

J-Min:歌では新しい道が出来た。たくさんの試行錯誤があり、公演をしながら大変で時には悔しくて泣いたりもした。「歌う歌手なのに、私はなんでこんなに思い通りに歌が出来ないんだろう」と慣れなかったが、今は少しずつノウハウが出来ている。(ミュージカルを)私の道にできるという自信ができたのが重要だ。

―今まで受けたミュージカル先輩からのアドバイスのうち、最も大事なことがあるとすれば?

ソンミン:コンサートをたくさんしたので、舞台に決められた動線をこまめにチェックする方だ。しかし先輩が「決められた動線より、自身の心が赴くだけ動け。動線を必ず守る必要はない。問題にならない程度だけ動けば問題なく、あえて決められた動線に縛られる必要はない」とアドバイスしてくれた。このアドバイスを聞いて舞台で気が楽になった。」

J-Min:「心で演じなさい」とのアドバイスが役に立った。もう一つは「歌わず、演技をしろ」とのアドバイスだ。「あなたが歌う歌が何を言おうとするのか、よく聞こえない」との言葉が衝撃で胸に来たことがある。「歌ってはいたものの、伝わらなかったんだ」と思った。客席という大きな空間でどこまで私の気持ちを伝えられのるか悩むようになった。

写真=パク・ジョンファン
―SUPER JUNIORの中で三銃士のキャラクターに最も合うと思うメンバーは?

ソンミン:アトスはくっきりした目鼻立ちの濃い顔で背も高く、運動も上手でなければならないイメージだ。アトスにはシウォンがぴったりだ。キュヒョンはダルタニャンよりアラミスが似合う。女に優しく接することができるキュヒョンなので、アラミスに合う。もう一つ、アラミスはオペラ歌手だ。劇で素敵な歌を歌わなければならないので、キュヒョンがアラミスを演じるとカッコイイと思う。ポルトスは誰が見てもシンドンがもってこいだ。

―SUPER JUNIORが世界的に愛される理由は何だと思うのか?

ソンミン:最近は(動画投稿サイト)YouTubeが非常にPRになる。本当にYouTubeのお世話になっている。SUPER JUNIORのメンバーは優しいがお茶目だ。SUPER JUNIORが悪戯をする姿を(YouTubeで)見ながら一緒に楽しみ、幸せを感じるのではないだろうか。海外のファンがSUPER JUNIORならではのハッピーウイルスを見ながら一緒に楽しんでくださる。

記者 : パク・ジョンファン