Vol.1 ― 「チング 永遠の絆」クァク・キョンテク監督、キム・ウビンを絶賛“活動範囲を韓国に限定しないで”

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写真=マイデイリー DB
映画「チング 永遠の絆」のクァク・キョンテク監督が俳優キム・ウビンを絶賛した。

キム・ウビンは「チング 永遠の絆」でドンス(チャン・ドンゴン)の隠し子ソンフン役を熱演した。最初キム・ウビンがチャン・ドンゴンの息子役にキャスティングされたときは「チャン・ドンゴンの息子役にプレッシャーを感じないか」という質問が沢山あった。しかし公開された映画でのキム・ウビンははまり役であるように輝いていた。

相手を圧倒する冷やかな眼差しや不安に満ちたパニック状態で見せる感情演技などは、前作「ゆれながら咲く花」のキム・ウビンとは180度異なる。クァク・キョンテク監督はそんなキム・ウビンを絶賛した。最近行ったマイデイリーとのインタビューでクァク・キョンテク監督は「そもそも24歳の俳優キム・ウビンにここまで望んでいなかった」と話すほどだった。

「監督たちは映画が終わると、俳優との関係もあるので、俳優について良い話をする。僕もそうだった。しかしキム・ウビンはちょっと違う。『チング 永遠の絆』でキム・ウビンの終わりを見ていない。内に隠されたものがたくさんありそうな感じだ。僕は24歳の若手俳優にこれほど期待していなかった。もちろんそのキャラクターに作り上げたとは思うけど、手間を省いた」

まだ見せられるものがたくさんあるキム・ウビンにクァク・キョンテク監督は心を込めたアドバイスをした。些細なことにこだわらず、人気に左右されず、役者として何かを見せられる作品を選べというアドバイスだった。

「本気でアドバイスをした。目標を大きく持って、役者として何かを見せられる作品を選択するようにと言った。所属事務所の関係者に会ったときは、『活動範囲を韓国に限定しないでほしい』と言った。キム・ウビンは真面目で根性のある俳優。役者として自身の領域を広げられる俳優だ」

写真=ロッテエンターテインメント
またクァク・キョンテク監督はキム・ウビンの両親に会った裏話を公開した。「チング 永遠の絆」の試写会当日、キム・ウビンの両親は映画館を訪れ、上映が終わった後、クァク・キョンテク監督と会った。「優しそうな両親だった」と振り返った。

「映画を見た後、映画館を出るときに会った。『優しくしていただいて感謝しています』と話され、『僕がウビン君のおかげで恩恵を受けた』と言った。本当に大切な縁だ。ウビンの母親は映画を見てたくさん泣いたという。どんな気持ちだったか分かる。いつの間にか大きくなった息子が偉くなったという気持ちと、もっとよくしてあげたかったという申し訳なさが混ざっていたようだ」

「チング 永遠の絆」はドンスの死によって悲劇的な結末を迎えた前編に続き、その17年後刑務所から出所したジュンソクがドンスの隠し子ソンフンに出会ってから繰り広げられる、まだ終わらないあの日の物語を描いている。

「友へ チング」のクァク・キョンテク監督が再びメガホンを取り、ユ・オソンがジュンソク役、キム・ウビンはドンスの隠し子ソンフン役、チュ・ジンモは伝説のチンピラであり、ジュンソクの父イ・チョルジュ役で出演する。今月14日に韓国で公開。

記者 : イ・ウンジ、写真 : クァク・ギョンフン