2NE1、デビュー5年目の覚悟「私たちはまだ新人、一からPRする気持ちで行こう」

TVREPORT |

写真=TVレポート DB
いつからか変わった。独特かつ強烈で、時にはユニークだった彼女たちはもういない。甘く爽やかになってキュートなイメージを届けていると思えば、さらに綺麗にまでなっていた。今年でデビュー5年目を迎えたガールズグループ2NE1の理由のある変化だ。

2NE1は2年ぶりにフルアルバムをリリースし、活動を開始した。カムバックを通じて様々なステージを届けようと、毎月新曲を順番に公開している。活動の幅も広げ、一部の音楽番組にだけ出演していた限定的な道から抜け出した。様々なバラエティ番組にも挑戦中だ。

「2NE1のことを強いイメージで思われている方が多い。わざと女性らしく変わったわけではない。楽曲の雰囲気に合わせ、毎回音楽に従っていただけだ。どう考えても『I AM THE BEST』が一番強かったと思う。しかし、それは見た目の話であって実際の私たちはそうではない」

全く違う4人、唯一の共通点は2NE1

メンバーたちは今年を「2NE1の始まり」として決めたという。もちろん、過去に積み上げてきたキャリアを越えなければならない時点であるということも十分に知っている。実際、解決しなければならない課題のせいで受けるストレスも相当なものだった。結局、2NE1は心構えを変えた。一番楽しく遊ぶのが正解だと自分に言い聞かせた。そのおかげなのか。デビュー以来最も多い男性ファンができた。7月に「FALLING IN LOVE」、8月に「DO YOU LOVE ME」をリリースする度にその数は増え続けた。

「元々、ファンの方が集まると男性ファンの数があまりにも少ないのでとても目立っていた(笑) だけど、今回の活動では男性ファンの数がどんどん増えている。『これはどういうことだ?』とも思った。これまでは女性ファンとの義理で来てくれる仲間だという思いで活動してきた。私たちとしては、女性でも男性でも私たちを信じて応援してくれればそれだけで幸せだ」

2NE1としてデビューしていなかったら平凡な学生として元気に暮らしていただろうと話すCL、ソロ歌手としてデビューしているか音楽関係の仕事をしていただろうと話すBOM。清純で可憐な女優として暮らしていると信じたいというDARA、学生として過ごし、良妻賢母になっていただろうというMINZY。誰一人として同じ考えを持っているメンバーはいなかった。4人がまとまることができたのはたった一つ、音楽のおかげだった。

「陳腐な表現かもしれないが、私たち4人は音楽があるからこそ一つになれた。お互いの生き方があまりにも違う。喧嘩をしないのが不思議なくらい対照的だ。時には『私と同じ音楽を聞いて、楽しんでほしい』と思うほどだ。しかし、そのおかげで2NE1が誕生することができたと信じている。お互いに違う4つの頂点は、2NE1を通じて中間地点を見つけることができた」


2013年、2NE1が思いっきり変わった

そんな2NE1が新しい試みをした。CLが爽やかなワンピースを着こなし、MINZYがピンク色に髪を染めた。DARAはお茶目なイメージから抜け出して女性らしい魅力を漂わせ、BOMはダイエットに成功し、スリムな美脚をアピールしている。

「デビューしてからの5年間、私たちは新しい挑戦を恐れたことはなかった。4人とも退屈が嫌いで、ずっと新しいものを探している。特に、末っ子のMINZYが20歳になってから女性らしい魅力に関心を持ち始めた。自然な変化だと思う。これまでの短い活動期間と狭い活動の幅では見せられなかったものを思いっきり表現したかった」

2NE1は今回の活動を始める前に意見をまとめた。スタート地点に戻り、あの頃のようにまた始めてみることができるのだろうか。結果は全員一致だった。デビュー曲「FIRE」の頃に戻ったように、エネルギーを集めて意気投合しようということだった。

「2年間のブランクがあったので、私たちのことを忘れているかもしれないと思った。だから、私たちも新人グループという心構えで挑まなくてはならない。2NE1に対する期待をプレッシャーに感じることは止めよう。私たちを一からPRするという気持ちで行こう。私たちはまだ1枚のフルアルバムしか出していない新人なんだから(笑)」

記者 : キム・イェナ