「ヒーリングキャンプ」miss A スジの二十歳の重荷…少し下ろしてもいいですよ

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写真=SBS「ヒーリングキャンプ」スクリーンショット
「私が幼いという理由で『若いから』と言われながらも、一方では私に大人のような行動を求める矛盾に満ちた視線に腹が立った」

29日に韓国で放送されたSBS「ヒーリングキャンプ~楽しいではないか」(以下「ヒーリングキャンプ」)では、二十歳になったばかりのmiss A スジの物語が流れた。まだ若いにもかかわらず、「20年間多くのことがあった」と言いながら腰掛けたスジは、特有の明るさで視聴者を笑わせたり、本音を告白しながら涙を流す、ごく普通の少女だった。

スジはこの日、ひっきりなしにかっとなるイ・キョンギュも誑しながら収録をリードした。スジはインスタントラーメンマニアであることを証明し、学生時代に10分間の休憩時間にラーメンを食べるためスーパーに向かって走ったというエピソードと、ラーメンを食べるために朝5時に起きてラーメンを食べると告白し、笑いを誘った。

するとイ・キョンギュは、スジのためにラーメンを作るなど優しい姿を見せた。スジはラーメンを褒め称えながら「ラーメンのような女になりたい。どんなに疲れた人も1時間早く起こすことのできる、拒否できないラーメンのように致命的な魅力を持つ女になりたい」と言い、笑いを誘った。

スジは終始突飛な魅力を披露しながら、自身の脚を掻いたり突然立ち上がって踊るなど、二十歳の少女らしい姿を見せた。彼女のハツラツで飾らない魅力に現場のスタッフもMCも惚れてしまったという。特にイ・キョンギュは、スジの魅力に繰り返し感嘆する姿を見せ、視聴者を笑わせた。

しかしスジは、ハツラツな姿に隠れていた本音を話し出した。あまりに幼い頃から芸能人としての人生を生きているスジは、自身の手に負えないことが多かったという。スジは「忙しくて辛いことは、多くの人々が必要としてくれることだと思うので幸せだ。でも、私も学びたいし、一つのことをうまくこなしたいが、忙しくなると、ただ単にやらなければならないことが多かった。そういうこともストレスだ」と多忙時の苦衷を吐露した。

続いてスジは、うつ病を患ったことがあるのかというMCの質問に「うつ症のような症状が出た。誰にも話すことができず、『私、この仕事を続けながら生きていくことができるだろうか』『明日もうまく堪えることができるだろうか』ということばかり考えた。ある時は、友だちと笑いながら話している途中に突然涙を流したこともある」とし、「言いたいことは言った方がいいと思った。以前は我慢したけど、一度言ってみたら大したことではなかった。心が楽になった」と明かした。

視聴者たちはまだ若いスジに大人っぽい何かを望むという。そのため、スジはそのプレッシャーでストレスを受けると告白した。また、人気に対する質問にも「常に永遠ではないだろうと思っている」と答え、視線を引きつけた。スジは家族を心配しながら「家族が私の周りから私に対する褒め言葉を聞くたびに不安だった。私の人気がずっと続くわけではないとすでに言っておいたものの、親や家族が耐えられなかったらどうしようと心配している」と本音を打ち明けた。

スジは家族に対する愛情を表しながら、父と母が送ってくれた映像メッセージに涙を流した。あまり会えない親のことを話す時は、涙を流しながら切ない気持ちを表した。スジは映像メッセージを見ながら豊かではなかった家庭の事情を告白した。スジは「幼い私は、小遣いが欲しいとただをこねるばかりだった」と告白した。

またスジは、「素敵な家に住むのはいつも私の夢だった。お金を稼いで親にもっといい家に引っ越そうと言ったけど、母はいい家は要らないと言って、前の家より少し広い家に引っ越した。デビューした後、一緒にステーキを食べた時は『娘のおかげでこういうものも食べられるんだね』と言われた。ショックだった」と話しながら、親を思う心境を告白した。

スターとしか思えなかったスジは、実は親思いの娘であり、思慮深い少女であった。スジは短くも長くもない20年の人生で多くのことを経験しながら、自ら堅くなった。踊ったり、ラーメンを褒め称えるハツラツな姿と、言葉にできない事情に涙を流す姿で視聴者を泣き笑いさせた。

視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、この日の「ヒーリングキャンプ」は全国基準で7.6%の視聴率を記録した。

記者 : ムン・ジヨン