f(x)、29日にカムバック!激しい露出競争に疲れた音楽業界をひっくり返すことができるのか?

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写真=f(x)の公式サイトの映像キャプチャー
ガールズグループたちが大胆な衣装とダンスを披露している中、ユニークで個性溢れる音楽的カラーで注目されてきたガールズグループf(x)がカムバックを宣言した。

17日、f(x)の所属事務所であるSMエンターテインメント側は「29日にf(x)の2ndフルアルバム『Pink Tape』を発売する」と伝えた。今回のアルバムは昨年6月に発売した「Electric Shock」以来、約1年ぶりである。

ビクトリア、エンバ、ルナ、ソルリ、クリスタルで構成された5人組ガールズグループf(x)は、2009年「LA chA TA」でデビューした。人気ガールズグループ少女時代が所属するSMエンターテインメントが輩出する新しいガールズグループということで、デビュー前から期待を集めた。

しかし、キュートで愛らしいイメージや音楽の清純なコンセプトでデビューした少女時代とは全く異なるf(x)ならではの音楽とイメージは大衆の予想を破り、当時は好き嫌いが分かれていた。

それにもかかわらず、f(x)は自らの音楽的なカラーにこだわった。その後発売した「Chu~♡」「NU ABO」「ピノキオ」「Hot Summer」などを通じて、f(x)はユニークで、ときには難解な歌詞、中毒性の高いエレクトロニックサウンドに代表される独自の音楽を確立した。

昨年発売した「Electric Shock」は、f(x)が出した中で最も完成度の高いアルバムだという好評を得た。タイトル曲「Electric Shock」は、第10回韓国大衆音楽賞で最優秀ダンス&エレクトロニックソング賞を受賞し、3月には世界的な音楽フェスティバルである「South by Southwest(SXSW)」にアイドルとしては初めて参加し、ステージを飾った。

このため、今回のアルバム「Pink Tape」に対する大衆の期待は大きい。一緒に公開された“アートフィルム”には、f(x)のニューアルバムを予測できるイメージと音楽が収録されている。

愛する人に初めて出会った瞬間に対して語るクリスタルのナレーションで始まる“アートフィルム”は、多様で幻想的なイメージと、クリスタル、ソルリ、ビクトリア、エンバ、ルナなど新しいイメージに変身したメンバーたちのイメージが交錯する。

“アートフィルム”のBGMとしてニューアルバムの収録曲であると予想される曲「尾行」が流れている。同曲もf(x)ならではの音楽的カラーが感じられる曲で、軽快なポップのビートとf(x)の落ち着いた歌声が調和をなし、微妙な雰囲気を出している。

何よりf(x)のカムバックが期待を集めているのは、最近のガールズグループたちが過度に扇情的なコンセプトでセクシーさをアピールしているからである。ガールズグループたちが次々と大胆な衣装と扇情的なダンスを披露している中、これまでユニークな音楽を売りにしてきたf(x)のカムバックは、ガールズグループの激しい露出競争に疲れた大衆に新鮮な刺激を与えると見られる。

記者 : イ・スンロク