カンタ、ムン・ヒジュンら第一世代アイドル…なぜこんなに面白いのか?

OSEN |

H.O.T.など多様な第一世代のアイドルマスターたちが最近、バラエティ番組でパワーを発揮している。

元H.O.T.のムン・ヒジュン&トニー・アン、元SECHSKIESのウン・ジウォン、元godのデニー・アン、元NRGのチョン・ミョンフンで構成されているH.S.g.R.がケーブル番組に続きKBS「普及の名曲」でも活躍している中、元H.O.T.のカンタはMBC「私は一人で暮らす」で素直で洒脱な“おじさん”で魅力をアピールしている。

H.S.g.R.はtvN「TAXI」などでゲストとして登場し、最近バラエティ番組で人気を得ており、カンタはMnet「the VOICE of KOREA 2」の審査委員としての威厳から脱し、親しみやすいイメージとなっている。

新しいスターが次々と登場し、流行するフォーマットがあっという間に変えられてしまうバラエティ番組が、第一世代のアイドルを依然として魅力的なアイテムとして見ているのだ。特に神話やイ・ヒョリが最近歌謡界で活発に活動している一方で、1990年代のストーリーを面白く紹介し、第一世代アイドルの魅力を再度アピールしたと見られる。

第一世代アイドルのストーリーが依然として面白いのは、当時多くのアイドルが神秘主義にこだわり、大衆に知られていないところが多いためだ。さらに、後に本当の性格を表すメンバーたちの姿と、大衆の記憶に残っている当時の格好いい姿との格差が大きいことが興味深いためだ。

ウン・ジウォンが幕を開けた。彼はすでにKBS「1泊2日」でわがままな性格で「ウン・チョディン(小学生の意味)」というニックネームをつけられ、SECHSKIESのカリスマ性溢れるリーダーとして覚えていた大衆を混乱させた。

他のアイドルマスターたちもその後を自然に追っている。最高のアイドルだったH.O.T.が後輩のTEENTOPを警戒したり、カンタがボサボサな髪でインスタントラーメンを食べる姿は新鮮だ。

彼らのカリスマ性溢れる姿を覚えているファン層が今の20~30代、つまり現在、テレビ番組の主な視聴層であることも第一世代アイドルの持つ強みだ。視聴者が依然として第一世代アイドルのストーリーに興味を持つ以上、新しいバラエティスターを探すより、彼らはもっと魅力的なゲストになる。さらに、今のアイドルスターが強力なファンダム(特定のファンの集い)を持っているにしても、第一世代アイドルのファンダムには満たないのが事実だ。

第一世代アイドルの態度にも大きな変化が現れている。アイドルスターとしての神秘さを自ら抜け出し、活動当時はあまり親しくなかった同僚たちと「友情」を分かち合っている。ウン・ジウォンは最近発表したトニー・アンの新曲にフィーチャリングとして参加した。10年前だったら全く想像できないことだ。

第一世代アイドルのある所属事務所の関係者は「誰よりも華麗な全盛期を送ったが、その分寂しくて熾烈だった。そんな彼らが多少余裕を持った時点で再会し、本当にあっという間に仲良くなっている」と語った。

記者 : イ・ヘリン