芸能兵士制度に広がる波紋…韓国国民の74.7%が“廃止に賛成”

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写真=SBS「現場21」スクリーンショット
“芸能兵士”(国防広報院の広報支援隊員)たちの衝撃的な軍服務の実態が明らかになった中、国民が不快感を吐露している。関連したアンケートに答えた韓国国民の74.7%は「芸能兵士制度を廃止すべきだ」と答えた。

26日、リサーチ専門サイト「DOOITSURVEY」は国民2118人(±2.13%、95%信頼水準)を対象にアンケートを実施した。「芸能兵士の服務実態に対して不快感を感じたか」という質問に、82.1%が「そうだ」と答えた。「芸能兵士に対するマスコミの取材が個人のプライベートを露出する行為だと思うか」という質問には、58.4%が「そうではない」と答えた。

芸能兵士制度の存続と廃止に対する質問には、回答者の74.7%が「芸能兵士制度を廃止すべきだ」と答えた。そのうち、兵役義務を終えた79%が制度廃止に賛成した。反対すると答えた人は全体の9.3%に過ぎなかった。

治療目的でマッサージ店(風俗店)を訪ねたという国防広報院の立場については、88.9%が「信用しない」と答えた。

兵役義務を終えた国民(733人)のみを対象に「芸能兵士が士気振作に役に立ったと思うか」と聞くと、71.5%が「そうではない」と答えた。「SBSの報道以来、自身の軍生活に虚しさを感じたか」という質問には、63.6%が「虚しさを感じた」と答えた。

「この事態の責任はどちらにあると思うか」という質問には国防部と答えた人が40.8%、芸能兵士と国防広報院と答えた人が36%と23.2%で続いた。

これに先立ち25日に韓国で放送されたSBS「現場21」では、21日に江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)市で開かれた「韓国戦争春川地区伝承行事」に参加した後、私服姿で酒を飲んだり、マッサージ店(風俗店)を訪ねる芸能兵士たちの姿が公開され、衝撃を与えた。

記者 : キム・イェナ