Vol.1 ― 放送終了「オフィスの女王」これまでお疲れ様でした、ミス・キムさん

TVREPORT |

※この記事にはドラマ「オフィスの女王」の結末に関する内容が含まれています。
写真=KBS 2TV「オフィスの女王」スクリーンショット
KBS 2TV月火ドラマ「オフィスの女王」(脚本:ユン・ナンジュン、演出:チョン・チャングン、ノ・サンフン)は最後まで期待を裏切らなかった。笑いと感動を適度に取り入れ完成した結末で視聴者に感動的な別れの挨拶をした。

今月21日に韓国で放送された「オフィスの女王」最終回では、ミス・キム(キム・ヘス)がY-Jang食品を離れる姿と周りの人々の変化が淡々かつコミカルな雰囲気で、終始温かく描かれた。

Y-Jangマーケティング営業部の全社員がミス・キムの契約延長のために努力したが、ミス・キムの気持ちは固かった。ム・ジョンハン(イ・ヒジュン)も乗り出し、「これからもずっとミス・キムさんと働きたいです」と彼女を止めた。しかし、ミス・キムは今の“スーパー契約社員”の位置になるまでの紆余曲折を語りながら、ム・ジョンハンのような上司も初めてだと丁寧に契約延長を断った。

勤務する間、自分の過去を見ているようで気を使っていたチョン・ジュリ(チョン・ユミ)には「正社員であれ、契約社員であれ、そんなのは重要じゃない。一番大事なのは、ただあなたはあなたの道を歩けばいいということ。この3ヶ月間で、その力を得たなら、それでいいの」と心のこもったアドバイスも忘れなかった。チョン・ジュリはミス・キムのアドバイスを胸に刻み、自分を必要とする仕事を見つけるとY-Jangを離れる。

ミス・キムはチャン・ギュジク(オ・ジホ)からチン係長の死と関連し、救いのメッセージをもらったが、外国行きを止めなかった。1年後、ミス・キムに1通の手紙が届く。チョン・ジュリからの手紙だった。手紙には、Y-Jangのム・ジョンハンからファン・ガプトク部長(キム・ウンス)まで、ミス・キムと一緒に過ごした正社員と契約社員全員の近況が書かれていた。

そして、まだ難しいことが多いけれど童話作家としての新たな人生に満足している自身の話と、相変わらず物流倉庫で働いているチャン・ギュジクの近況も書いてあった。そして、チャン・ギュジクが働く物流倉庫に契約社員として勤務し始めるミス・キムのコミカルな姿で、これまでの2ヶ月間、休まず走ってきた「オフィスの女王」のエンディングを飾った。

今年4月1日、初出勤した「オフィスの女王」は正社員より遥かに優れた業務能力を持つ契約社員ミス・キムを通して、正社員と非正社員の基準をコミカルに破壊する姿で視聴者に笑いと共感を同時に届けた。

これにはミス・キムを演じたキム・ヘスの活躍が何よりも大きかった。彼女はミス・キムの「~ですが」を自然に使いこなし、赤い肌着、海女の服装、メジュ(大豆の麹)の着ぐるみなど、コミカルな衣装もカッコよく着こなした。頭からつま先までミス・キムだったと好評を受けた。

「オフィスの女王」はコミカルな内容だけにこだわらず、非正社員の厳しい現実と、正社員ではあるが家庭のために何もかも我慢し、耐えなければならない年老いた無能力な父、成功するためには会社で上司の指示に従わなければならない“会社の犬”である会社員たちの哀歓などを取り扱い、視聴者の共感を得た。

「オフィスの女王」の視聴者らは「『オフィスの女王』は最後まで感動的で、楽しかった」「ラブラインをどのように完結させるのか気になったが、無理やりではなくて良かった」「完成品を見るように、時間が過ぎるのも感じなかった」「ミス・キムのキム・ヘス、お疲れ様」「本当にたくさん笑い、考えさせられるものが多い良い作品だった」などの反応を示し、放送終了を惜しんだ。

「オフィスの女王」の後番組として今月27日からソン・イェジン、キム・ナムギル主演の「サメ ~愛の黙示録~」(脚本:キム・ジウ、演出:パク・チャノン、チャ・ヨンフン)が放送される。

記者 : イ・ウイン