“強姦容疑”パク・シフ、常識的な対応は“警察に出頭”
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世論が冷たくなったのは、パク・シフ本人の責任だ
“パク・シフ事件”が連日話題になっている。事件を巡って様々な推測が出ており、パク・シフと告訴人の真実を巡る攻防も過熱した様子を見せている。時間が経つにつれ、収まるどころか、より複雑になっている。だが、このような展開は、互いに不幸になるだけだ。大変だろうが、今はパク・シフが人々の前に姿を現さなければならない時だ。ますます冷めていく世論を意識しなければならない
当初事件が起きた時、世論は「事態を見守ろう」という方向に流れた。事実が明らかになっていない上、普段から紳士的なイメージだったパク・シフへの信頼が残っていたためだ。パク・シフ側が即時に潔白を主張し、公式の立場を発表したことも、このような雰囲気作りに大いに貢献した。敏感な事件であるにもかかわらず、人々の反応は案外友好的だった。だが、問題はパク・シフの対応が遅れたことから始まった。警察出頭を3回も延期し、事件移送を要求するなどの行動は“非常識”に見える。パク・シフの主張通り、合意の下で“心を分かち合った”ことなら、そして後ろめたいことなく堂々とできるならば、一日でも早く警察署に出て事件をありのままに陳述すればいいのだ。所属事務所と弁護団の後ろに身を隠す必要は全くないということだ。
パク・シフが身を隠せば隠すほど、警察出頭を延期すればするほど、世論は悪化せざるを得ない。「合意するための時間稼ぎ」や「薬物検査の結果を待つために先延ばしにしようとしている」などの推測が飛び交っていることもまさにこのためだ。困惑していることは理解できるが、このような対応は逆に事態を悪化させるだけだ。“深刻な名誉毀損”云々を言う前に、自身の名誉を守るために姿を現す勇気が必要だ。
告訴人側の意見と陳述が出るたびに、メディアを通じていちいち反論することも中止しなければならない。これは公共財であるメディアを利用し、消耗的な口げんかをすることに過ぎない。被疑者と被害者の陳述が食い違うことは当たり前だ。これを調整し、判断するのは警察と裁判所の役割だ。芸能人という立場を利用し、メディアを通じて悔しい気持ちを訴えることは望ましくない。
事件の事実の真偽はともかく、最初は友好的だった世論が冷めていることは芸能人であるパク・シフにとって非常に不利なことだ。芸能人にとって、イメージは命取りになる。そうでなくともこれまで築いてきたイメージにダメージを与えた今の状況で、事件の解決まできちんとしなければ、彼へのメリットは何もない。
今、人々に礼儀を守る時
今、パク・シフ側はどうにか無罪を立証することにだけに集中しているように見える。時間を伸ばしながら事件を自分たちに有利な方向に引っ張っていき、釈明の根拠を探すという戦略を駆使しているのだ。だが、証拠不充分で“疑惑なし”となるとしても、今回の事件で見せたパク・シフの対応方法は一生の不名誉として残るだろう。“卑怯な行動”に見えるためだ。結局このような戦略は、墓穴を掘ることに過ぎない。これまで人々に愛されてきた芸能人としては、絶対してはいけない行動だ。もっと長い目で“賢明に行動する”必要がある。彼が俳優としての生活を諦めるつもりでないなら、少なくとも常識的な行動で事件の解決に取り組まなければならない。
もちろん、現在事件があまりにも加熱しすぎていることは事実だ。取材競争に躍起になっているメディアと、これに興味を持って見守る人、皆がいろいろな噂を作り出している。このような雰囲気でパク・シフが姿を現すことは確かに難しい。だが、確実なことは、このような数多くの噂を鎮められるのは、当事者のパク・シフただ一人だけだということだ。
メディアを通じて語る百の言葉よりも、堂々とした警察に出頭する一回の行動が、事件を収拾する切り札になる。これ以上機会を失ってはいけない。今さらに事件を大きくしたくないなら、本格的な行動を見せなければならない。世論を冷たくしたことも、冷え込んだ世論を再び自身の方に戻すことも、全てパク・シフ本人にかかっているということを肝に銘じなければならない。
今、パク・シフに忠告したい。あれこれ条件を付けて出頭を延期することを止め、堂々と出てきて堂々と話してほしい。難しいことほど簡単だと考えてほしい。罪があれば罰を受け、無実ならば忘れてやり直せばいい。少なくとも何も解決されず、平行線をたどっている今よりはその方がずっといい。
そしてもう一つ。“俳優パク・シフ”はこれまでに高い人気を得てきたトップスターだ。そうであれば、人々に自身の一番悪いところまで見せてはいけない最低限の義務を持っているのではないだろうか。パク・シフの選択が、これまで以上に重要な時だ。
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記者 : キム・ソンギュ、写真 : イ・ジョンミン