映画「ベルリンファイル」ハン・ソッキュ、もう一人の中年イケメンに期待が高まる理由

OSEN |

俳優リュ・スンリョン、キム・ユンソク、チェ・ミンシクに続き、もう一人の中年イケメンが登場した。映画「2階の悪党」以来約3年ぶりに「ベルリンファイル」でスクリーンに登場したハン・ソッキュが、女性客の心をくすぐっているのだ。

「ベルリンファイル」で韓国映画界のスターハ・ジョンウとリュ・スンボムが女心をくすぐっているが、その中でハン・ソッキュが50歳という年齢にもかかわらず、30代の男性2人に負けない魅力を発散している。

映画「ベルリンファイル」は生きて戻れない都市ベルリンを舞台に、それぞれの目的のために互いが標的になった最高秘密要員の生死をかけたミッションを描いた映画だ。ハン・ソッキュは映画の中で韓国の国家情報院の要員、チョン・ジンスを演じる。

チョン・ジンスは、手のつけようのない国際的な陰謀とその背後を追跡する国家情報院の要員であり、ベルリンで発生した違法な武器の取引事件と、これを取り巻く秘密要員たちの戦いに巻き込まれ、一連の事件を執拗に追い始める。

映画「シュリ」以来14年ぶりに再び国家情報院の要員を演じたハン・ソッキュは、「シュリ」のユ・ジュンウォンに抜け目の無さと図々しさを加え、一層リアルなキャラクターを創りだした。

スーツにバーバリーコートを羽織った姿でベルリンの路地に立っているシーンでは、重々しい魅力をアピールし、ホテルの銃撃シーンでは強いオーラを放ちながら、中年イケメンらしいビジュアルを披露した。

ビジュアルだけでなく、神がかったような演技でもう一度感嘆を受けた。出演する作品ごとに抜群の演技を披露してきたハン・ソッキュは、ハ・ジョンウとリュ・スンボムへの執念を見せて最後まで追跡しながら、専ら目的に突き進む姿を見せるだけではない。ハ・ジョンウに人と人として接し、切ない感動も披露する。

ハン・ソッキュは最初から最後まで重みのある演技を見せるだけでなく、所々で薬味の役割も果たした。ドラマ「根の深い木-世宗(セジョン)大王の誓い-」にて“悪口世宗”で好評を得たように、彼は真剣ながらも特有のユーモアで面白い演技を披露した。映画の最後にハ・ジョンウが「どうして命をかけている」と聞いた時の答えは、名台詞といわれるほど、観客を笑わせた。

独特なカリスマ性あふれる姿から、ウィットに富んだ姿まで、様々な演技を自在に披露するハン・ソッキュ、今年がより一層期待される俳優だ。

記者 : カン・ソジョン