「Moonlightプリンス」カン・ホドンや“本を読まなさそうに見える人たち”によるブックトーク?

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KBS 2TV「Moonlightプリンス」本を通じて“分かち合いの広がり”を目指す

本とは縁遠く見えた人たちが集まった。いわゆる5人の“プリンス”と名づけられたカン・ホドン、タク・ジェフン、チョン・ジェヒョン、勇敢な兄弟、東方神起のチャンミンがMCとしてレギュラー出演する新しいバラエティ番組「ホドン&チャンミンのMoonlightプリンス」(以下「Moonlightプリンス」)のことである。

16日午前11時、KBS 2TV「Moonlightプリンス」の記者会見がKBS新館国際会議室で開かれ、5人のレギュラーや演出を担当するイ・イェジプロデューサーが出席した。「Moonlightプリンス」は、毎週ゲストが選んだ本をテーマにレギュラー出演者たちがトークを繰り広げるブックトーク番組である。本を紹介することはもちろん、ここで発生する収益金の一部を社会に還元する“善良な”番組を目指す。イ・イェジプロデューサーは「視聴者が社会を変えていき、分かち合う文化に参加したくなる“分かち合いの広がり”という大きなゴールを目指して走っていきたい」と企画の意図を説明した。


タク・ジェフン「カン・ホドン、密かに読書しているみたい」

しかし様々なバラエティ番組で活躍してきたカン・ホドンやタク・ジェフン、遅れてバラエティでブレイク中の作曲家勇敢な兄弟とチョン・ジェヒョン、そして東方神起のチャンミンという組み合わせは、ピンと来ない。

イ・イェジプロデューサーは「読書が似合わなさ過ぎて選ばれた人たち」だと紹介し、「本というテーマが重いので、彼らでないと受け入れらないと思った」と説明した。さらに「本を負担に思わないでほしいとレギュラーたちにも話した。本を読んでから収録に入ってもらうと助かると思うけど、タイトなスケジュールでなかなか大変であることも承知している。でも努力する姿を見かけている」と付け加えた。

カン・ホドンも「僕が本をテーマにした番組を進行するといったら、周りから似合わないと言われた。でもあまりにも似合わないから、むしろそこが美味しいかもと励ましてくれたり、期待してくださる方々も結構いらっしゃる」と述べた。

また「自宅に本がたくさんある」と自慢したタク・ジェフンは、「5人とも読書好きだったら面白くないはずだ。本を普段読まなさそうに見える人たちが集まって本を読んだら、もっと刺激的になるだろう」と話した。さらに彼は「カン・ホドンさんの番組を見ると、名句を1つ2つほど話したりする。読書せずにそのような文章を探すのは不可能だろう。読書が似合わないと思われていると知って、密かに読んでいるのでは」とし、「毎週2~3冊の本をスタッフからもらう。無理やりには読まない。知らないなら知らないまま収録に臨む」と強調した。


不況の出版業界「本を取り扱うことだけで感謝したい」

本を紹介する番組であるため、商品の販売への影響も気になるところである。イ・イェジプロデューサーは「業界の人々と打ち合わせを行い、収益金の一部を寄付するなど色々調整を行った」と懸念を払拭しようとした。また彼女は「業界ではスマートフォンが登場して出版市場全体が冷え込んでいる。『藁にもすがる気持ちで本というテーマを扱ってくれるだけで嬉しい』と話してくださる」と伝えた。

またイ・イェジプロデューサーはゲスト招待について「初回のゲストであるイ・ソジンさんを始め、我々の趣旨に賛同するゲストが多く、何らかのプロモーションのために出演するよりは、芸能人が寄付文化をリードし、視聴者が参加できるような番組にしたい」と覚悟を決めた。

一方で「Moonlightプリンス」でテレビ復帰以降、新しいバラエティ番組に始めてチャレンジするカン・ホドンは、感想を聞かれると、「体力や卓越さ、センス、新鮮さが融合した良い番組になるよう頑張りたい。誰もが“人生の”本1冊、1ページ、言葉があると思う。ゲストが受けた感動を視聴者と共感して、癒しや希望、若さを提供できる番組になるようベストを尽くしたい」と述べた。

KBS 2TV「Moonlightプリンス」の初回のゲスト、イ・ソジンが選んだ本は、ファン・ソギョンの「ケバプバラギビョル(犬がご飯を願う星:夕暮れに出る金星)」である。今月22日午後11時10分に韓国で初回が放送される。

記者 : ・ジョンミン、イ・ヒョンジン、写真 : イ・ジョンミン