イ・ジョン、第2の全盛期?生涯初のスポットライト

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写真=LOUDERSエンターテインメント
歌手としてデビューして以来、ひたすらステージに立ってきた。シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)に顔を出したこともあるが、一瞬もマイクを手放したことはなかった。今年10月にMBC「日曜の夜-私は歌手だ2」(以下「私は歌手だ2」)に出演して、デビュー以来もっとも熱い声援を受けた。活動10年目にして起きた出来事だった。私は歌手だ。そう、イ・ジョンだ。

「茉莉花」の爆発的な反応“クレイジー”

「私は歌手だ2」の効果がこれほどあるとは思わなかった。波及力が本当にすごかった。僕を歌手だと知らなかった若い人々にまで、「茉莉花」と歌手イ・ジョンに対する関心が高まった。他の候補曲も多かったが、「茉莉花」を選択していなければ、どんな結果になっていたのだろうか。すべてのことがクレイジーな状況だった。

「私は歌手だ2」の出演後、僕に注がれた関心は今も相当高い。海外のファンもたくさんできた。10年間も活動してきたのに、「私は歌手だ2」のたった4回の出演が生涯初のスポットライトをもたらした。“イ・ジョンの再スポットライト”という記事を見た。正直、僕はスポットライトを当てられたことがない。今が僕にとって一番大切な時期だと思う。今からが本当のスタートだ。

シットコム専門俳優?「私は歌手だ2」

過去10年の間に、3本のシットコムに出演した。タレントやコメディアンと誤解されるかも知れないが、当時の状況に応じた選択だった。演技の魅力は確かにある。しかし、これ以上のシットコムはプレッシャーになる。ただ正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品)への意欲はあるので、キャラクターが似合っていて、チャンスがあれば挑戦してみたい。

「ノンストップ」への出演で、俳優チン・グという良き友達を得た。二人とも成功して、お互い助け合おうと約束した。この前、「愛してみたの」のミュージックビデオにチン・グが出演した。チン・グは俳優として、僕は歌手としてそれぞれの領域で真価を発揮できることを願っている。

5年以内にヒット曲3つへの挑戦“飢えている”

10年ぶりに所属事務所との契約が終了し、一人立ちすることになった。意欲と責任感をより持つようになった。これまで確かに多くの出来事があったが、いざ振り返ってみると何をしたのかと思う。自分の思い通りに進まずモヤモヤしていた。「私は歌手だ2」を通して、本当の自分を見せることができた気がする。

ミニアムバム、シングル、デジタル音源など、ジャンルを区分することなく、アルバムを発表していく予定だ。「茉莉花」の前までは「ため息だけ」がヒット曲だった。どこに言っても“イ・ジョン=ため息だけ”で通じた。もちろん、感謝すべきことだ。しかし、まだ僕は飢えている。夢があるとしたら、5年以内にヒット曲を3つ作ることだ。歌手としてそれぐらいできれば十分だ。見せたいプロジェクトが本当に多い。2013年が期待できる理由だ。

記者 : キム・イェナ