「がんばれ、ミスターキム!」第1話、ずぶとい未婚の男性がお茶の間を温めた

TVREPORT |

写真=KBS
ドラマ「がんばれ、ミスターキム!」が奇想天外な家族を見せ、胸を温かくした。

韓国で5日から放送が始まったKBS 1TVの新毎日ドラマ(月~金に放送されるドラマ)「がんばれ、ミスターキム!」(脚本:チョ・ジョンジュ、演出:ホン・ソック)では、マンションの住込み清掃員で家政夫のキム・テピョン(神話 キム・ドンワン)が、苗字の違う3人の子供と家族になった様子が描かれた。

中学生の姪ヒレ(ソ・ジヒ)、脱北者の青年チョルヨン(ヨン・ジュンソク)、家の事情で保育園の代わりにテピョンの家に来ることになったソンア(ノ・ジョンイ)の親を、自分から志願した未婚男性テピョンは、ギョンスル(ペク・イルソプ)の家に入居することになった。しかし、ギョンスルの息子ミョングァン(イ・ドゥイル)とミョングァンの妻ジェナム(チン・ギョン)は、伝貰(チョンセ:一定の金額を不動産の所有主に預けて、一定期間その利子でその不動産を借りること)費用も少なめに出して引っ越してきたテピョンの家族が気に食わなかった。

これにテピョンは「3代がそろって暮らす、きちんとした家族を子供たちに必ず見せたかった」と図太い一面を除かせた。

目ざといソンアが「あのおばさんは、私たちのことが気に入らないみたい」と話すと、テピョンは「おじさんはなんて言った?他人が僕たちを見て、気になるのは当たり前だと言ったでしょ。僕みたいにちゃんとして、ハンサムな男が大きな君たちと一緒に暮らしているとすごく気になるでしょ」と話した。

話を聞いていたギョンスルの娘で、テピョンの初恋の人ジヨン(チェ・ジョンユン)は、「みんな、気分を悪くさせてしまったらごめんね」と話し、ソンアは「いいえ。パパがこれぐらいのことは笑ってすごせって言いました」と明るい面を見せた。

テピョンの家族に好意的なギョンスルは「引っ越した日は中華料理を食べないと」と食べたいメニューを言ってみるようにと話した。ミョングァンとジェナムはジャージャー麺、テピョンはジャージャー麺の特盛を注文した。しかし、ヒレはエビチリを頼み、ソンアは「乾烹鶏(鶏の唐揚げにピリ辛ソースをかけた料理)を一度食べてみたかったんだけど、食べてもいいですか?」と無邪気な笑顔で聞いた。

キッチンに行ったジェナムは、ミョングァンに「確かに、母がいないで育ったのがよく分かるね。空気も読めないし、末っ子(ソンア)は親もいるのに居候してるみたい」と子供たちを目の敵のように扱った。

さらに、ドラマの後半で脱北者チョルヨンが家に来て、テピョンを「おじさん」と呼ぶのを見て驚愕し、今後の葛藤を予告した。

この日の放送でテピョンは子供たちを家族として受け入れたが、思春期の少女ヒレは、チョルヨンをまだ本当の家族として認めず、家族内の対立を描いていた。また、ジェナムとミョングァンを通して、彼らが社会的にもまだ家族として認められていないことを代弁した。

キム・テピョンのキャラクターを通して温かさを届けている「がんばれ、ミスターキム!」。新しい視線から提示するテピョンの家族を通して、国民的な癒しドラマになる可能性を示した。

記者 : シン・ナラ