EPIK HIGH、G-DRAGON、イトゥクなど…歌詞やSNSでアンチファンに立ち向かう芸能人

OSEN |

「全世界がアンチ/そんな僕が笑う理由/僕は君だけ僕の味方ならば、僕のファンならそれでいい/僕がそんなに嫌いですか/僕を愛してください」

19日リリースされたグループEPIK HIGHの新曲「DON'T HATE ME」の歌詞の一部だ。いわゆる「タジンヨ」(「TABLOに真実を求める」の意)事件でしばらく苦しんだメンバーTABLOの心を盛り込んだような内容で話題になった。歌詞でTABLOは、「僕を愛してください」と努めて明るい姿でアンチファンに話しかける。

同じ所属事務所のグループBIGBANGのG-DRAGONも、自分のソロアルバムの曲「ONE OF A KIND」で「はい、兄さん、はい、姉さん(ああ、どうしたんですか) ああ、退屈だ(もしもし)」などの歌詞でアンチファンを兄さん、姉さんと呼び、少し愚痴が混ざった和解のメッセージをほのめかした。

このように最近はアンチファンに向けたスターの色んな対応が視線を引いている。これまではただの被害者に留まっていたが、いまや芸能人も声を出している傾向だ。

EPIK HIGHとG-DRAGONが自分の作品を通じてアンチファンへのメッセージを発信したなら、より積極的な態度で対応した人たちもいる。お笑いタレントのクァク・ヒョンファと、SUPER JUNIORのイトゥクだ。

クァク・ヒョンファは2月、me2day(韓国のマイクロブログサービス)に掲載した、バナナを食べる自分の写真への悪質な書き込みが続くと「私はいつもあんなふうに食べる。意図を歪曲して受け取り、私を避難するこのような状況のほうが間違っていると思う」と強硬な立場のコメントを再掲載した。騒ぎが続いたが、クァク・ヒョンファは最後まで自分の立場を貫き、メディアとのインタビューを通じて硬直している韓国社会を批判したりもした。

イトゥクも、9月の放送で紹介した、ある女性芸能人と関連した話に一部のネットユーザーから悪質な書き込みが寄せられたが、「僕と一日だけ一緒に過ごしましょう。僕の日常、全部見せるから。僕の携帯必要ならあげますよ」というコメントを掲載し、アンチファンへの直撃弾を投げた。

一方、率直な態度とともに自分の新しい面を見せようと試みることでこれを克服しようとする芸能人もいる。ソルビとチョン・ヘビンが代表的だ。

デビュー時から特にアンチファンが多かったソルビは、しばらくブランクを持ってから8月にミニアルバム「だるま」でカムバックした。ある番組に出てブランク期間中に画家になった自分の姿を公開した彼女は、高い絵画の実力と成熟した考え方で、意外な姿を披露した。以降彼女に対する世論は、以前より好意的なものへと変わった。

彼女はOSENとの取材で「隠れようとすると隠れ続けるしかなかったと思う。たゆまず、少しずつ変えていきたいと思った。時には矢に射られることもあるかもしれないが、前向きに堂々として行きていこうと思う」と話し、努力をすることで自分に対するアンチファンの視線を変えていきたいとの考えを示した。

女優のチョン・ヘビンも、新しい姿でアンチファンをファンにしたケースだ。しばらくアイドル出身の演技者であることや、セクシーコンセプトなどにより良くない反応を受けてきた彼女は、SBS「ジャングルの法則W」の出演以降、前向きな注目を集め始めた。恐れず木に登り、素手で野生動物を捕まえるなど女戦士としての魅力を発揮したためだ。以降チョン・ヘビンは視聴者からの声援に支えられ、「ニュー!日曜日は楽しい-キム・ビョンマンのジャングルの法則 in マダガスカル」の唯一の女性メンバーとして活躍し、“女キム・ビョンマン”という愛称まで得た。

これらの様々な対応は、概ね好意的な評価を受けている。どのような姿であれ、挫折よりは克服することを望むのが、彼らを見守る視聴者とファンの気持ちだろう。重要なのは、膨大なアンチファンの存在は、彼らに向けられた大衆の関心の証拠であり、その関心が存在する限りいつかはそれが愛情として帰ってくる限りない可能性を持ち合わせているという点だ。

記者 : チョン・ユジン