“入隊”イトゥク 「SUPER JUNIORの次期リーダー?譲る気ありません」

OSEN |

SUPER JUNIORのイトゥクが、軍入隊をわずか8日後に控えている。最も華やかなアイドルスターから、平凡な韓国の軍人に、夢中で忙しかった20代から後ろを振り返る余裕のある30代に、人生の大きな節目に立つことになった彼は、かえって以前よりよく笑っていた。

ここ7年間休まず活動してきた放送とステージからしばらく離れ今月末入隊を予定している彼は、最近惠敏(ヘミン)法師の書いた「止まれば初めて見えるもの」を読みながら心を癒している。限りなく悲しく憂鬱に過ごすこともできるだろうが、全てを前向きに考えようと思い始めたのもこのためだ。最近出会った彼の表情と声は明るかった。

「時間が本当に早いと感じます。先日ドンヘに『13日しか残ってない』と言ったら、ドンヘに『兄貴、12日ですよ』と言われました。それがもう1週間くらいになりました。改めて実感しています。本によると、自分の心理状態によって世の中の見え方が変わるんだそうです。僕も前向きに考えようとしています」

芸能界からしばらく離れる彼が最も懐かしくなりそうなのは、やはりステージと放送局だ。世界で爆発的な人気を集めているSUPER JUNIORのリーダーとして、各バラエティのメインMCとして活躍しているエンターテイナーとして、彼はそれこそ“仕事”に打ち込んできた。

「僕はもともと他人にマメに連絡する方ではなかったけれど、最近になって携帯ばかり見ています。これまで僕を支えて下さった方たちを見ながら、普段からもっと気を遣っておくべきだったとも思います。それで最近はできるだけ多くの方にお会いしようとしていますが、知り合いと話をしながらよい世界にいるんだな、と今になって感じました。人生の余裕をようやく分かったみたいです。もっと早くこのように振り返ったり遊んだりしたら良かったのにと思ってます(笑)」

SUPER JUNIORではカンインが既に軍服務を終えており、ヒチョルが公益勤務中だが、イトゥクの入隊は少し意味が違う。これまでグループの柱の役割をしてきた彼なので、空白が大きくなる見込みだ。それで次期リーダーは誰になるか、関心も高かった。イトゥクは大きく笑った。

「メンバーたちがうまくやってるので、このまま行く考えです。誰かに譲って彼の方がうまくやったら、除隊してから僕の居場所がなくなるかもしれないので。お前たちを信じるからと言いくるめておいて、行ってくるつもりです(笑)」

もちろん、軍服務中にも最大の心配と関心は、SUPER JUNIORであろう。
「少し不安もなくはないですが、最悪のシナリオは、僕が軍隊にいる間チームの力が弱まる姿を見ることです。それは本当に、一番辛いだろうと思います。でも、メンバーたちを信じていますから。うまくやってくれると信じています」

個人的に単独トークショーのMCを夢見ていた、“MCの卵”イトゥクとしての目標もそのままだ。面白いゲストとしてスタートし、いつの間にかSBS「スターキング」「強心臓」などのメイン出演陣に成長した彼は、服務後も周りを支えるMCとして帰ってくるつもりだ。最近電話したカン・ホドンにも、「軍隊に行ってきて、ホドンさんを支えます」と話した。

「軍隊に行ってきても、僕は次世代MCのままだと思います(笑) 皆手堅いスタンスなので。僕はできるだけ隣で自然に学びたいです。MCとしてはまだまだだけれど、日本語も一生懸命勉強していつか日本でMCとして活躍してみたいとも思っています。軍隊でも学ぶべきことは多いと思います。やらせてくれることは、できるだけ多く、一生懸命頑張るつもりです」

1983年生まれの彼は、もうすぐ30歳を迎える。軍生活も始めることだし、さらに慎重で堅実な人間になりたいと心に決めている状態だ。

「華やか過ぎた20代を、うまく締めくくりたいです。そして30代は、これまで受けてばかりだった愛をお返しすべき時期ではないかと思います。ただ情熱だけ溢れていた時期を経て、さらに老練な、堅い人間になりたいです。僕は幼い頃からいつも浮き浮きし過ぎていたので、先生に『そんなに雲の上にばかりいず、地面を踏んだ方がいい』と言われたことがあります(笑) これからは、本当に地に足を着けた、堅実で愉快な人間になりたいです」

25日のSBS「強心臓」最後の収録以外にも、彼の入隊前のスケジュールは忙しい。ほとんど休めず入隊する予定だ。

「泣いたらどうしよう。軍隊にいった人たちが最も後悔したのが、泣きながら入隊したことだと言います。僕も絶対泣かないように努力しようと思います(笑)」

彼は30日京畿道(キョンギド)議政府(ウィジョンブ)306補充隊に入所し、5週間の基礎軍事訓練を受け、21ヶ月間現役服務する。2007年スケジュール後の帰路で発生した大きな交通事故で、もともと抱えていた腰のヘルニアが悪化したが、現役で入隊したいという意志から治療を続け、予定通り現役入隊することになった。

記者 : イ・ヘリン