“キスしたければ即行動!普段では出来ないことをやってしまう役に出会った”「栄光のジェイン」主演イ・ジャンウ、インタビュー

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Photo:Lee Jinhwan

ドラマ「栄光のジェイン」では財閥の会長の一人息子で心に陰を持つソ・イヌ役を好演し、強烈な存在感を残したイ・ジャンウさん。今夏、「アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり」に主演、KBSの人気ミュージックショー「MUSIC BANK」のMCを務め、8月には韓国で歌手としてソロデビューするなど、多彩な才能を発揮し続けるイ・ジャンウさんに、9月ソウル市内のスタジオで話を聞くことができました!

―「栄光のジェイン」に出演することを決めた理由は?

イ・ジャンウ:監督をはじめスタッフが「製パン王キム・タック」を作った方々という点に惹かれました。作品も面白くて、キム・タックと同じぐらいヒットするのではないかという期待感もありました。実は、台本を最初にいただいたときは「今の自分がソ・イヌというキャラクターを演じ切ることができるだろうか」という負担が大きくて、ためらっていました。でも、この作品をやり遂げることで俳優としてさらに成長できそうだと思い、出演を決めました。

―イヌとイ・ジャンウさんに共通点はありますか?

イ・ジャンウ:イヌと似た部分はまったくありません(笑) 自分とかけ離れたキャラクターを演じるのは大変でしたが、イヌはわがまま、やりたい放題なので、言いたいことを言って、キスをしたければする、腹が立ったら出て行く――といった、普段の生活ではとても出来ない行動を演じるのは刺激的な経験でした。

―プロ野球選手という役柄でしたが、実際に野球は好きですか? 好きな球団は?

イ・ジャンウ:スポーツは大好きで、野球も趣味でやっています。撮影の2カ月ほど前から合宿があり、元プロ野球選手のコーチからフォームなどの特訓を受けました。合宿では演技はせず、みんなで一日中、野球ばかりしていました。好きなプロ野球チームは起亜(キア)タイガースです。最近、柔道も習い始めました。オリンピックを見て、ぜひやりたいと思うようになったんです。

―キム・ヨングァン役のチョン・ジョンミョンさんとは、ドラマの中では対立し合う役柄でしたが、実際はいかがでしたか?

イ・ジャンウ:ジョンミョンさんはヨングァンと同じくポジティブで、すごく優しい人です。後輩に食事を御馳走してくれたり、無邪気な笑顔で周りの人々を幸せにしてくれる兄貴です。年上なのにかわいく見えるところもあるんですよ。劇中ではライバルでいがみあっていましたが、実際はまったくそんなことはありませんでした。揉み合って地面を転がるようなシーンでは、カットの声がかかると「寒い、寒い」と抱き合って、お互い温め合ってからケンカの続きを撮っていました(笑)

―ユン・ジェイン役のパク・ミニョンさんと共演した感想は? 第19話のキスシーンの放送時、韓国では画面に「19禁」のマークが表示されて話題になりましたが、撮影時の思い出を教えてください。

イ・ジャンウ:パク・ミニョンさんはとても性格がよくて、楽しく共演できました。キスシーンについてもいろいろ話し合いました。放送されたキスシーンは46秒(第19話)ですが、撮影は深夜2時頃から朝までかかったんです。出演者もスタッフも眠くてヘトヘトになっていましたが、努力の甲斐あって美しい映像に仕上がったと思います。キスシーンの尺の規定ということで19禁になった時にはビックリしました。

―実際のイ・ジャンウさんは、好きな人ができたらどんな態度をとりますか? 好きな女性のタイプは?

イ・ジャンウ:僕は好きな人ができると、その想いを相手にかなり強くアピールするタイプです。僕にできることは何でもしてあげたくなります。好きなタイプは料理上手な人。昔は綺麗な女性とか、スタイルがいい女性が好みだったんですが、最近は料理のうまい人が好きになりました(笑)

―ソ・イヌの父親、ソ・ジェミョン役はとても怖いお父さんでしたが、ソン・チャンミンさんとの共演はいかがでしたか?

イ・ジャンウ:ソン・チャンミン先輩には演技の面ではもちろん、人間的な部分でも多くのことを教えていただきました。食事の席で隣に座ってお酒を交わしたり、常に“アボジ”(お父さん)として接してくださったことにとても感謝しています。怖いお父さんを演じていらっしゃいましたが、大ベテランなので、カットの声がかかると急に笑顔になってふざけたりするんです。僕はまだ演技をするだけで必死なのに、隣でふざけていらっしゃるので思わずつられて笑ってしまって……感情をキープするのがすごく大変でした(笑)

Photo:Lee Jinhwan
―俳優になったきっかけは?

イ・ジャンウ:歌手のファニさんが従兄なんです。ある日突然、ファニさんがスターになり、その影響で芸能界に興味を持つようになりました。いざ演技を始めてみると「もっとうまく演じたい」という欲が生まれて、今では演技を続けていくことだけが目標になりました。これからも多くのことを吸収して、演技派といわれる俳優になりたいです。

―目標とする俳優は?

イ・ジャンウ:幼い頃からの憧れはチョン・ウソンさん。「BEAT」という映画(1997)は1000回ぐらい、通行人の顔も覚えてしまうほど何度も観ました。ものすごくカッコよくて素敵な方だと思います。あんなふうになりたいです。

―8月にシングル「どうしても言えなかった言葉(차마 하지 못한 말)」を韓国でリリースされましたが、これからも音楽活動を続ける予定ですか?

イ・ジャンウ:歌はもともと大好きなので機会があればまた挑戦したいです。歌の経験が演技における感情表現にも役立ちましたし、演技では表現できない、自分の内面を表現する手段としても歌は続けていきたいです。

―最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。

イ・ジャンウ:「栄光のジェイン」は男性も女性も、幅広い層の方々に楽しくご覧いただけるドラマです。スポーツ、家族愛、恋愛など、さまざまな人生のテーマが盛り込まれた、感動的な作品。日本の皆さん!応援よろしくお願いします!

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「栄光のジェイン」特集ページ
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DVD6枚組/アウターケース付/ピンナップジャケット仕様
【特典映像】制作発表会見Part2/パク・ミニョン インタビュー/イ・ジャンウ インタビュー
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記者 : Kstyle編集部