【スターコラム】CNBLUE イ・ジョンヒョン「コリン、元気にしてる?」 ― Vol.1

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「新人の俳優ではなくCNBLUEだったの?」
「ほら、紳士の品格でチャン・ドンゴンの息子役の……」「あ~コリン!」

男性バンドCNBLUEのイ・ジョンヒョン。彼にとって芸能人生活は「紳士の品格」出演前と後に分けられる。最近、最終回を迎えたSBS週末ドラマ「紳士の品格」でコリン役で登場し、たくさんの人々に彼を知らせるようになったのだ。若い層にはCNBLUEのメンバーとして広く知られているが、中高年にはアピールする機会がなかったイ・ジョンヒョン。そんな彼が“チャン・ドンゴンの息子・コリン”役で急浮上した。コリンに関する話をイ・ジョンヒョンから直接聞いた。/編集者

NAVER スターコラム:CNBLUE イ・ジョンヒョン

コリンと別れてほぼ1ヶ月になる。別れた時の寂しさが懐かしさに変わろうとしている時期だ。しかし、依然として心の中では彼と完全に別れていない。たぶん、一生心の片隅にいるだろう。初めて出会った時のトキメキも今は大切な思い出となっている。

振り返ってみれば「もっと頑張ればよかったのに……」という物足りなさ、そして「余裕を持って楽しみながらやっていたなら、もっとかっこいいコリンになれたんじゃないだろうか」という気もする。僕に大切な思い出を、新しい挑戦の機会を、それ以外にたくさんのことを教えてくれた彼。忘れられない友人、コリン!


1. 意地っ張りイ・ジョンヒョン

本来、僕は演技をしようとは全然思っていなかった。CNBLUEの中でも特にそうだった。メンバーのヨンファさんとミンヒョクが演技をする時もその考えは変わらなかった。訛りがあるからじゃないかって? いや、訛りを直さなかったのも“演技がやりたくなかったため”だった。

“歌手は歌手だけ”という変なこだわり? そういうものが僕にはあった。会社から演技を勧められても僕は「歌だけやります」と短く僕の考えを言った。歌で、ステージでの“イ・ジョンヒョン”の姿だけを見せたいと思った。そのこだわりを破ったのがコリンだった。すごいやつだ!

「演技はしません」と言っていた僕が仕方ないふりをしたのは、コリンに魅力を感じたためだった。会社の代表がポンと置いていった「紳士の品格」の台本が面白すぎて、次のストーリーが気になって仕方がなかった。
しかし、意地っ張りな僕はすぐ「やります」とは言えなかった。だって、そうじゃない? 今まで貫いて来たものがあるのに、ハハ。 勧めるメンバーとスタッフの勧誘を本当に文字通り「仕方ないな」という風に受け入れた。しかし、実はやりたかったのだ。もし、あの時意地を張り続けていたら……ああ、どれだけ後悔しただろう、考えただけでくらっとする。

しかし、いざ「やります」と言ったものの、その次が問題だった。意地を張りながら最後まで直さなかった釜山(プサン)訛り。ああ、どうしよう。しまった、本当に。“諦めようか”と悩んでいた時に、ヨンファさんの「一生後悔するぞ」という言葉が胸に刺さった。


2. コリンになると決める

そう、その通りだ。後になって後悔しても仕方がない。僕は心を決めて数回のオーディションに参加した。簡単ではなかった。たくさんの競争相手がいて、テストも甘くなかった。ただ、西欧的な顔のコリンのイメージを探していたスタッフに僕が指名されたのだ。喜びもつかの間、これからは本番だ。訛りも直さなければならないし、演技の練習もしなければならない。

しかし! 尻に火がつけば、できないことはなかった。本当に人間その気にさえなればできないことはない。ハハ。 6ヶ月という長いと言えば長く、短いと言えば短い準備期間。僕は方言を解決した。いや、生粋のソウルの人にはおかしいかもしれないが、数十年使ってきた僕にとっては目覚しい進化!

訛りを直した僕、CNBLUEのイ・ジョンヒョンは少しずつコリンになる準備をしていった。これから出会うコリンという友人をどうすればかっこよく見せることができるか最善を尽くして準備した。

とりあえず、訛りはオッケー! それじゃあ、演技は?
演技なんかしないと訛りを直さなかった僕が演技を学んでいるわけがない。あ……今すべてが恐くなった。イ・ジョンヒョン! 一体どうする気だ!

初めての撮影の日まで、コリンを迎えるために準備に熱を注いた僕。その日から台本から手を離さなかった。徐々にその日が近づいてくると、他のことにもプレッシャーを感じ始めた。「もしかして僕が作品に迷惑をかけないか」というような悩みを持つようになった。おかげで6~7kg体重が落ち、夜も眠れず練習したため肌も荒れた。最高のコンディションで撮影に臨みたかったが、すべて完璧というわけにはいかなかった。

心理的なプレッシャーや心配する瞬間が過ぎていき、徐々に“あの日”が近づいてきた。

文:CNBLUE イ・ジョンヒョン

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記者 : Kstyle編集部、編集:ファン·ヨンヒ(イシューデイリー局長)