「応答せよ1997」ソ・イングク“チョン・ウンジより、シン・ソユルがタイプ…男の扱い方を知っているところがいい”

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応答せよ!ソ・イングク

Mnet「SUPER STAR K」で夢を歌った青年ソ・イングクは、KBS 2TV「ラブレイン」のキム・チャンモに続き、tvN「応答せよ1997」でユン・ユンジェを演じることで歌唱力だけでなく、演技力まで認められた。恐ろしいほどの人気を得たが、この青年は冷静で謙虚だ。

―歌手出身の役者、“テセ(大勢:主流の意)”として認められた

ソ・イングク:テセというあだ名は、気に入らない。こんなに人気を得るとは思わなかった。僕が主役だということに抵抗感があって、監督にもやらないと、できないと言った。いきなり主役になってとても怖かった。僕は人気のある人でも、俳優でもなかった。しかも知名度も高くなかったので、主役には合わないと思った。素敵な役をすぐにやるわけにはいかないのだから。作品が駄目になるとまで言った。

ところが監督は「自信があると言ってくれれば、それを信じていく」と言った。歌手出身の役者ということは認める。別にストレスはない。歌手に対して否定的に思うことは、絶対あり得ない。歌手だということにプライドを持っているし、とても愛している職業だ。歌手をやめようと思ったことはない。

―蔚山(ウルサン)出身として方言の演技はどうだったのか?

ソ・イングク:なんだか恥ずかしいというか。いや、恥ずかしいほどではなかったけれど、以前のドラマではみんなソウルの言葉を使ったので、早くソウルの言葉で喋らなければという考えだけだった。だけど、今回のドラマを撮影しながら誇りを感じた。シン・ウォンホ監督も第2の国語という印象を受け、羨ましがっていた。方言を使うこと自体が大きなメリットやコンテンツになると可能性があることに誇りを感じる。方言を使うとなぜか人がもっとシックな感じになる。もちろん、キャラクターの特性によって違うけど。

―記憶に残る台詞とシーンは?

ソ・イングク:「マンナジマカ(会わないようにしようか、という意味の慶尚道方言)」という台詞とカラオケのシーンだ。マンナジマカは、放送後反応があまりにも良くてありがたかった。その最高のシーンを作ってくださったことに感謝している。キャラクターは、ユンジェが最高だと思う。それ以上のキャラクターはない。これからもユンジェのようなキャラクターに会うことは難しいと思う。ユンジェは皆のロマンだ。僕から見ても素敵だ。

シウォンに告白したカラオケシーンでは本当に泣いた。もともと台本には泣くことになっていなかった。泣いても告白した後に出てから外で泣くべきだった。だけど、台本を見ながらすごく泣いたし、撮影しながらも本当に涙が出た。「僕は、君が好き」と告白するときは涙が出なかったけれど「世の中に愛する人が2人いる。一人は僕の兄、もう一人は君。でも、僕の兄が君のことを好きだと言った。それも、僕みたいに」と言うとき、涙が出た。

―1997年のソ・イングク、19歳のソ・イングクは?

ソ・イングク:当時10歳で友達と走り回って昆虫などを採って遊んだ。そのときは、キム・ジョンミンさんが好きだった。キム・ジョンミンさんを見ながら初めて歌手になる夢を抱いた。テレビで見たけれど、本当に素敵だった。僕もああいうふうになると思った。19歳の時は、夢を追いかけていた。そのときは歌手になりたくて、ソウルに行かなきゃという気持ちが大きかった。歌手だけを考えていた。

―実際の理想のタイプは?

ソ・イングク:ソン・シウォン(Apink チョン・ウンジ)とモ・ユジョン(シン・ソユル)だったら、モ・ユジョンの方が近い。可愛いし、愛らしいし、男の扱い方を知っている。「別れよう」とすぐ言うのは嫌だけど、本当に愛らしい。実際の理想のタイプは、清純なタイプだ。思い出せる人はないけど、綺麗で清純な感じがいい。

―実際の初恋の人は?

ソ・イングク:高校の時で、とても美しい記憶だ。もちろん、その前に片思いはした。初恋の人は、単純に好きだったけど別れたとかそういうことではなく、よく会っていたのでそのまま美しい記憶になったと思う。まだ未熟でよく知らなかったので苦手だった。だから上手く行かなかったんだと思う。

―Apink チョン・ウンジとの恋愛、キスシーンが話題だった

ソ・イングク:チョン・ウンジはガールズグループのメンバーだという感じはしなかったし、弟みたいだった。監督も「お前らは、ただの友達みたいだ」と言ったので別にそういう感情はなかった。実は、チョン・ウンジと僕は、6歳も離れているんだけど、僕の精神年齢が低いからなのか、チョン・ウンジに若年寄りのような所があるからなのか、ジェネレーションギャップは全く感じられなかった。演技をするときも台本通り純粋にやった。ソン・シウォンは、幼い頃から友達だったけど、ユン・ユンジェはソン・シウォンのことが好きだ。このように純粋な気持ちで演技しようと思った。キス、チュー、別にそんなことは思わなかった。寒いだけだった。気温は高い日だったけど、明け方だったし全身に水を浴びた状態だった。4時間撮影したけれど、終わって車に乗ると全身が痛かった。後はとても寒くて唇が青くなるくらいだった。はやく撮影を終えようという考えしかなかった。正直キスシーンはときめくだろうと思っていたけど、撮影だから想像以上に義務って感じで別にそんなことはなかった。

―チョン・ウンジとの共演はどうだったのか?

ソ・イングク:チョン・ウンジは、本当に最高だ。また共演したい。息をすることさえ合っていたと思う。「こんなによく合う人もいるんだ」と思った。でも、不思議なほど友達として出演した6人全員がよく合った。イ・シオン兄さんとも、僕が「あ」と言えば、向こうから「うん」と返ってくることが本当にすごかった。ギプスをしたとき、シオン兄さんが何かを投げてそのままギブスに当たった。話にもならない、とんでもない状況で僕も慌てていたけれど、そこで互いにアドリブが出て、自然に息が合った。

―これからの計画は?

ソ・イングク:「せがれたち」を通じて国民の息子になりたい。プレイボーイ役で非難されるのではないかと心配だけど、その前に俳優としてのソ・イングクを作っていきたい。ミュージカルも良い作品があればやりたいし、歌手も続けるつもりだ。その他にも今後挑戦できることがあれば何でもする。ソ・イングクに期待してほしい。

記者 : @star1