「優しい男」人生が狂い始めた優しい男…悪い女と揺れる女 ― Best or Worst

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ストーリー

マル(ソン・ジュンギ)はジェヒ(パク・シヨン)が言った「想像すらできないだろう」という世界に飛び込み、彼女に復讐するつもりでウンギ(ムン・チェウォン)の人生に飛び込む。崖の縁にぶら下がり、今にも落ちそうな危ない状況で、自分を助けようとして大怪我を負ったマルに対し、「一体、どうして?」という疑問を捨てることができないウンギは、もう一度マルを訪ねる。そして、言い争っている間に、マルが抱えている人生の痛々しい局面を直視するようになる。ウンギの疑問は今や「明日も、明後日も」会いたいという好奇心へと変わった。

Best or Worst

Best:スピーディーに進んできたストーリーが、ようやくペースを取り戻した。人物の感情や事件の動機を説明しつつ、より細密に展開され、マルとウンギの関係が細かく描かれた。マルが「奥さんが生きる世界は一体どんなところですか?」とジェヒに聞いたその“世界”は、実はウンギが生きる世界でもある。第3話で、ウンギがジェヒに弱みを掴まれた麻薬所持事件の実態は、実はマルが愛するジェヒのために殺人罪を被ったことと同質のものであり、ウンギとマルが親に対して持っている傷も同じ種類であることも明らかになった。ある日、突然開いた扉の隙間からマルの人生に飛び込んだジェヒのように、マルもウンギの人生に飛び込んだ。ただし、マルは意図的に、強い復讐心に満ちた心を持ってである。そして、ジェヒの時と同じく、本能的に身を挺してウンギを助ける。ウンギとマルの共通点を重ねて描く方法があまりにも多く使われ、2人の関係に運命的な要素を加えようとしたところが残念に思えるが、物語のプロローグの部分が終わり、展開へ差し掛かった今、今後続いていくストーリーへの興味をなくさない程度のペースを取り戻した第3話だった。

仲間たちとおしゃべりするポイント

― 「本当に、全然整形してないの?」ジェギル(イ・グァンス)の顔は整形してません。本当なんです……。
― 「まるで殺すかのように睨みつける人」が理想のタイプになったというマル。そのため、ウンギはやむなく江陵(カンヌン)に到着するまでずっと、ずっと、ずーっとマルを睨んでいます。目が赤くなっても仕方ありません。
― エステサロンに一度も行ったことがないというウンギの肌はキラキラ輝いています……視聴者は泣いています。

記者 : イ・ギョンジン、翻訳 : ナ・ウンジョン