ユ・ヘジンが変わった?…彼の姿から「カウボーイビバップ」を探せ!

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俳優ユ・ヘジン「絞れるだけ絞ってカッコ良く見せようとした」

この男が変わった。本当に、180度変わった。韓国映画界を代表する“個性派”俳優ユ・へジンのことだ。映画「ミスGO」でユ・ヘジンは、精一杯“生意気”な男の香りを漂わせながらカッコイイ姿を披露した。

つまり、映画「ミスGO」には女優コ・ヒョンジョンもいたが、俳優ユ・ヘジンもいたということだ。ユ・ヘジンは13日午後、ソウル往十里(ワンシムニ)CGVで開かれた、マスコミ対象の試写会で「絞れるだけ絞ってカッコイイ姿を見せようと思った」と、自身が演じたキャラクターについて説明した。

同映画は対人恐怖症にパニック障害まで持つチョン・スロ(コ・ヒョンジョン)が、犯罪事件に巻き込まれて経験する様々なエピソードを描いている。ユ・ヘジンはそのようなチョン・スロを守りながらも、一方では潜入捜査をする赤い靴役を演じた。


容姿に限界があるという「ミスGO」ユ・ヘジンの変身…モデルとなったのは?

いつも苦悩する姿や、たまに空を見上げてため息をついたり、タバコを口にしたりする赤い靴は、我々が知っていたユ・ヘジンの姿ではなかった。しかもこの男、激しいアクション演技までこなす。それもかなりのレベルでだ。これについて、ユ・ヘジンはどのように考えているだろうか。

まずは謙虚な姿勢を見せた。「監督が編集で苦労しただろうなと思った」と話した彼は「ロマンスを活かすためにはちょっとカッコ良くなる必要があると思ったけど、僕の外見では限界がある。しかし、思っていたより良かったので幸いだ」と話を始めた。

孤独を噛み締め、男性らしさを思い切りアピールする彼の姿は、一体どこからきたものなのか? ユ・ヘジンは「特にキャラクターを準備したりはしていないが、日本のアニメ『カウボーイビバップ』をかなり参考にした」と話した。「カウボーイビバップ」と言えば、知る人ぞ知る縮れ毛の主人公、スパイク・スピーゲルを指しているようだった。やはり、普通ではないアプローチ法だった。

カッコイイ姿もそうだが、ユ・ヘジンは女優コ・ヒョンジョンとキスもした。それもロマンチックにだ。これに対しユ・ヘジンは「正直なところ、僕の姿が余りにもありのままに映るのではないかと心配していた。相手がコ・ヒョンジョンさんなので……。コ・ヒョンジョンさんは僕にとってもスターだと思っていた。今日はじめて映画を見たが、スクリーンで見ると本当に良かった。実は撮影の前、歯も一生懸命に磨いた。自然とそういうふうになった」とそれなりに満足した様子を見せた。

一方、キスの相手だったコ・ヒョンジョンは「先輩が映画の経験が多いので、恋愛映画の経験も豊富だろうと思っていたのに、ラブシーンは私の方が多かった。背が高いので、キスシーンでは大きく見えるのが気になるが、撮影のときに小さく見える感じがして意外だった。撮影当時、大事にされていると感じた。感謝している。記憶に残るシーンだった」と答えた。

映画「ミスGO」にはコ・ヒョンジョンとユ・ヘジンだけでなく、ソン・ドンイル、イ・ムンシク、コ・チャンソクそして、パク・シニャンらが出演する。「達磨よ、遊ぼう!」を演出したパク・チョルグァン監督が演出を務めた。同映画は韓国で6月21日に公開予定だ。

記者 : イ・ジョンミン、イ・ソンピル