「ミスGO」コ・ヒョンジョンの“成長映画”…問題はストーリー

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写真=映画会社ドロシー

ストーリーの足りないところは、俳優の変身で補う

チョ・ギョンイ(以下「チョ」):「ミスGO」どうだった?

イ・ソンピル(以下「ピル」):コ・ヒョンジョン初の商業映画だと聞いて、期待してワクワクしながら見ました。先輩は、どうだったんですか?

チョ:ヒロイン、コ・ヒョンジョンのパニック障害の演技が胸に伝わってこなかった。

ピル:私は、コ・ヒョンジョンのパニック障害の演技と、ユ・ヘジンの孤独な男の演技は良かったと思いますが、映画の全体的なストーリーには、感動しませんでした。

チョ:ストーリーの問題なのか、演技力の問題なのか分からないけど、コ・ヒョンジョンが演じるチョン・スロには共感できなかった。最後にキャラーの性格が急変したことも、別にカッコよく見えなかったし、その時点から展開がおかしくなった。ただ、ユ・ヘジンの演技はよかったと思う。これまで隣のおじさんみたいな感じだったけど、今回はチョン・スロを保護する“赤い靴”役で、もっと素敵に変身したと思う。

ピル:そうですね。構成面で少し粗い部分が見えましたが、個人的にはチョン・スロの成長映画だと思うと、それなりに意味を持って演技したと思いました。コ・ヒョンジョンさんがきれいだから肩を持つんじゃないですよ。ハハハ。

チョ:本当にきれいだった。この映画で一番よかったのは、パク・シニャンだったと思う。麻薬密売業者で少し出演するだけだけど、前の暴力団のイメージとは違って、ゴージャスで洗練された感じでよく演じたと思う。

ピル:パク・シニャンは、監督が満足できるキャスティングだったと思います。コ・チャンソクのどもり演技や表情も面白かったですね。

チョ:結局一番大きな問題は、この映画の語り口だと思う。もっと豊かで緻密に構成して、観客より一歩前に進んで虚を突く逆転の面白さを与えればよかったのに。

ピル:なんか話を途中で止めたような感じでしたね。キャラが危機から脱出する過程が性急に見えたのも残念なところです。

「ミスGO」残念だけど、今夏ハリウッド大作の間で赤信号。

写真=映画会社ドロシー

監督:パク・チョルグァン
出演:コ・ヒョンジョン、ユ・ヘジン、ソン・ドンイル、イ・ムンシク、コ・チャンソク、パク・シニャン(特別出演)
ジャンル: アクションコメディ
製作:映画会社ドロシー
配給:NEW.
R-15
上映時間:115分
公開日(韓国):2012年6月21日

記者 : イ・ソンピル、チョ・ギョンイ