チョ・スンウ vs JYJ ジュンス、ミュージカルの主演男優賞は誰の手に?

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写真=マイデイリー DB
俳優チョ・スンウとJYJ ジュンスが、ミュージカル界最高の俳優というポジションをかけて全面対決を繰り広げる。

チョ・スンウとジュンスは4日午後8時から、ソウル中(チュン)区奨忠洞(チャンチュンドン)にある国立劇場、ヘオルム劇場で開催される「第6回 The Musical Awards」の主演男優賞の候補に名が挙がり、競い合うことになった。


チョ・スンウ ― 貫禄とキャリア“ミュージカル界のパワーマン”

チョ・スンウは、名実ともにミュージカル界のトップスターだ。人並みはずれたミュージカルに対する愛情を持っており、軍除隊直後にはミュージカル「ジキル&ハイド」で復帰した。最近は、「ミュージカル界で最も影響力がある人物」の1位に選ばれ、その名声にさらに意味を加えた。

2008年と昨年の「The Musical Awards」で主演男優賞を二度受賞したことがあるチョ・スンウは、ミュージカル「ドクトル・ジバゴ」のユーリー・ジバゴ役で三度目の主演男優賞に挑戦する。

「ドクトル・ジバゴ」でチョ・スンウは、医者であり詩人でもあるユーリー・ジバゴというキャラクターを演じ、トーニャの夫でありながら、ララの恋人でもあるジバゴの微妙な心理を上手く表現した。歴史的な状況と、運命的な愛の狭間で葛藤するジバゴの感情を、切なく表現した。

チョ・スンウは、毎回の公演で観客からスタンディングオベーションを受け、変わらないチケットパワーを誇り、錆びることのない“チョ・スンウ効果”を証明した。


JYJ ジュンス ― 抜群の理解力と素質を持った“実力派アイドル”

ジュンスがミュージカルの舞台にデビューしたとき、ジュンスが持つ作品を理解する能力や素質に注目する人は多くなかった。アイドル歌手がミュージカルの舞台に立つことが、集客の手段の一つだと言う人がほとんどだったからだ。

しかしジュンスは違った。舞台を一瞬で通り過ぎて行ったり、あれこれ言うほどでもない演技しか見せられなかった他のアイドル歌手とは違い、ミュージカルに合った素質と作品を分析して自身のスタイルに作り上げる優れた能力を持っていた。また、ジュンスは、ミュージカル「モーツァルト!」を通じて、自分だけのポジションを確固たるものとし、2010年の「The Musical Awards」の新人賞を掴み取る底力を見せた。

ミュージカル「エリザベート」は、オーストリア皇后の悲劇的な人生を描いた話で、この作品でジュンスはミュージカル俳優としての真偽を如実に見せた。ジュンスは、皇后を誘惑する黄泉の帝王トート役を演じ、カリスマ溢れる悪魔の姿を見せ舞台を圧倒した。

今回の対決のキーワードは、“貫禄のパワー”と“抜群の新人”という点だ。「第6回 The Musical Awards」の主演男優賞の栄光は誰の手に渡るのか、注目が集まっている

記者 : チェ・ジエ