BIGBANG、ファッションはもはや彼らの“アイデンティティ”

OSEN |

BIGBANGのアイデンティティの一つは、破格のファッションだと言っても過言ではない。

YGエンターテインメント(以下YG)は最近、自社の公式ブログを通じて、G-DRAGONの新アルバム・ミュージックビデオの写真を公開し、T.O.P、SOL、V.I、D-LITEの写真を順次掲載した。

D-LITEは複雑に絡まった電線やほこりの舞う廃墟に立っている。アシンメトリーな髪型で、片方の目を隠した姿は、D-LITEの反抗的なイメージを更に際立たせた。素肌にファーのジャケットを羽織り、拳銃用のベルトを連想させる皮製のアクセサリーを身に着けたD-LITEは、まるで戦士のような雰囲気を醸し出している。

G-DRAGONは赤く染めた髪に、オールブラックの衣装を身に付け、「火の神」を連想させた。特に燃え上がる炎のようにスタイリングされたヘアスタイルと、炎の中を平然と歩くG-DRAGONの姿からは、戦争における破壊性まで感じられる。

破壊のイメージはV.Iにも続いた。V.IはG-DRAGONよりも短い髪型で、爆破された自動車を背景に幾何学模様のコートを羽織って立っている。ふくらはぎまでの長い衣装は、コートというよりはマントに近い。

SOLは上下ともに皮の衣装で統一しており、全身が縛られたような独特なデザインの皮のジャケットは、SOLの一層グレードアップした男らしさを際立たせている。そして光るシルバー素材のピアスは、多少暗く見えるスタイリングのポイントとなっている。

T.O.Pは悪魔性を爆発させた。地面にすれる黒のマントをなびかせながら歩いて行くT.O.Pの後ろ姿は、悪魔の姿を連想させ、ひやりとさせる。タートルネックと黒の手袋で顔以外は全く肌を露出させていないT.O.Pは、悪魔の閉鎖的なイメージを際立たせた。

これに先立ちBIGBANGは今年のはじめ、5枚目のミニアルバムで異例のファッションスタイルを披露した。酸素マスクをつけたまま、強靭な男性の魅力を放つジャケットから、BIGBANGを代表するとも言えるビビッドカラーの衣装まで、BIGBANGは最高の“スタイルアイコン”として、絶えず変化してきた。

特に前髪を片方にまとめ、肩までたらしたG-DRAGONの「わかめ頭」や、アイスクリームを連想させるT.O.Pのミント色の髪は、数多くのパロディーを生み出しながら話題となり、「さすがBIGBANG」と賞賛された。

今回の新アルバムもまた「さすがBIGBANG」という反響を受けている。YGの関係者は30日行われたOSENとのインタビューで「今回の新アルバムのファッションはBIGBANG史上最高と言える。それだけスタッフとメンバーが衣装やスタイリングに特に気を配った。今回のコンセプトは新アルバムのタイトル曲『MONSTER』に基づき設定したもの」と説明した。

一方、BIGBANGは6月3日から、各種の音楽配信サイトを通じてスペシャルエディションアルバム「STILL ALIVE」の全曲を電撃公開し、6日にアルバムをリリースする。今回の新アルバムには、タイトル曲「MONSTER」を始め「STILL ALIVE」「FEELING」「EGO」「BINGLE BINGLE」「BLUE」「BAD BOY」「FANTASTIC BABY」「LOVE DUST」の全9曲が収録された。

記者 : キム・ナヨン