リードする「火車」VS追いかける「GABI」韓国映画の全盛期

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ピョン・ヨンジュ監督の「火車」とチャン・ユンヒョン監督の『GABI / ガビ-国境の愛-』が、15日に真っ向対決する。

「火車」は、一本の電話を受けて消えたフィアンセ(キム・ミニ)を探しに出た男(イ・ソンギュン)と元刑事(チョ・ソンハ)が、フィアンセの全てが嘘だったことを知るようになり、その後浮かび上がるミステリーを描いた映画だ。

「GABI / ガビ-国境の愛-」は、李氏朝鮮の第26代王・高宗(パク・ヒスン)がロシア公使館に移り朝鮮王朝の執政をとった時期(露館播遷)に、高宗と朝鮮初のバリスタ(キム・ソヨン)、そして彼女を愛する純情男イルリッチ(チュ・ジンモ)の話を扱った時代劇で、コーヒーと高宗を巡る陰謀と秘密を描いた作品だ。

2本の映画はしっかりと制作された韓国映画として注目され、今回ボックスオフィスで真っ向対決することになり、映画ファンの視線が集中している。

8日に「GABI / ガビ-国境の愛-」より一週間早く封切りした「火車」は、観客の口コミによる圧倒的な勢いでボックスオフィス1位の座を守っている。このような上昇の勢いにブレーキをかける映画として「GABI / ガビ-国境の愛-」が注目されてきただけに「GABI / ガビ-国境の愛-」が「火車」の破竹の勢いを止めることができるかに関心が集まっている。

現在までは「火車」が少し優勢なようだ。15日午前に集計された映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると「火車」は前売り観客数1万4780人を動員して、リアルタイム前売り率で1位にランクインした。「GABI / ガビ-国境の愛-」は前売り観客数7237人を記録し、2位にランクインした。

だが、まだどの映画が優勢なのか判断するのは早い。「火車」はすでに噂が立っている状況だが「GABI / ガビ-国境の愛-」はまだまともに上映されていないためだ。ここにドラマ「太陽を抱く月」などにより時代劇の人気が最近高いために「GABI / ガビ-国境の愛-」もやはりこのブームを受けて観客から人気を得る可能性が高い。

1月の旧正月連休以降、映画界は韓国映画の全盛期と呼んでも過言ではないほど、韓国映画が人気を集めている。このような時期に「火車」と「GABI / ガビ-国境の愛-」が3月の韓国映画界でよい成績を収めることができるかどうか注目される。

記者 : キム・ミリ