NU'EST ミンヒョン「ライブオン」初のドラマ主演で悩みも“オン・ソンウにたくさんアドバイスしてもらいました”

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人気グループNU'ESTのファン・ミンヒョンのドラマデビュー作「ライブオン(原題)」が、4月14日より日本初放送! 今作は、繊細な感情を持つ今どきの10代男女のリアルな恋愛に密着したラブロマンス。人には言えない秘密があるSNSインフルエンサーのホランと、完璧主義な放送部のリーダー、ウンテクの恋の行方が描かれている。

誰もが学生時代の記憶の中に思い描いたような完璧男子をファン・ミンヒョンが演じ、端正な雰囲気はもちろん、優しくカリスマあふれる眼差しに胸キュン間違いなし! ヒロインのホランを学園サスペンス「人間レッスン」での演技で変身を見せたチョン・ダビンが演じ、VICTONのチェ・ビョンチャンがホランの友人役で出演している。

今回の日本初放送を記念して、主演を務めたファン・ミンヒョンにインタビューを実施! ドラマ初主演の感想からNU'ESTメンバーの反応、日本での思い出までたっぷりと語ってくれた。

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――「ライブオン」クランクアップ後の近況について教えてください。

ファン・ミンヒョン:お休みをいただきながら、授賞式の準備をしたり、NU'ESTのニューアルバムの準備をしています。

――衛星劇場にてファン・ミンヒョンさんが出演されたドラマ「ライブオン」が4月より放送開始されます。今作が日本で放送される感想について教えてください。

ミンヒョン:僕にとって「ライブオン」は、初めてのドラマ出演作ということもあり、とても大切で一生忘れることのできない素晴らしい作品になりました。今作が日本でも放送されることが決まり、とても光栄に思いますし、不思議な感じもしますね。

――「ライブオン」はどんなドラマですか?

ミンヒョン:ソヨン高校に通う有名なインフルエンサーのペク・ホラン(チョン・ダビン扮)が、校内ラジオに匿名である投稿をした人物を探すため、放送部に入部してくるのですが、僕はその放送部の部長であるコ・ウンテク役を演じています。ホランとウンテクが出会い、お互いに対する感情が徐々に高まる中で、さまざまな出来事が展開されていく、学園ラブロマンスです。

――今作に出演された理由やきっかけ、ドラマ初主演の感想も教えてください。

ミンヒョン:演技の経験が浅い僕を、主役に抜擢していただき、とても光栄に思います。一生懸命、撮影に臨みましたが、プレッシャーはかなり大きかったです。主演は現場を引っ張っていかなければならず、出演シーンも多いですからね。僕自身ものすごく悩みながら努力をしたのですが、撮影現場では監督さんをはじめ、共演者の皆さんがたくさん助けてくださり、無事に撮影を終えることができました。

以前から、初めてのドラマは学生服を着る学園ものに出演したいと思っていたんです。そんな時、今作のオファーをいただき、台本を読んでみると、続きが気になるくらいすごく面白くて、早く次の台本をもらいたい! と思い、すぐに出演を決意しました。


役作りのために挑戦も「1日でやめちゃいました(笑)」

――ミンヒョンさんが演じられたコ・ウンテクはどんな人物ですか?

ミンヒョン:コ・ウンテクはとても真面目で、自分に対してだけでなく周りに対しても厳しく、自分が計画した通りに生活を送る人物なのですが、ペク・ホランとの出会いにより、徐々に変化していくんです。計画的な性格になってしまった理由は、劇中でも紹介されているのですが、ホランに出会い徐々に変化していくウンテクの姿に、魅力を感じていただけるのではないかなと思います。

――コ・ウンテクとミンヒョンさんご自身との、共通点や相違点があれば教えてください。

ミンヒョン:監督さんはコ・ウンテクというキャラクターを描く過程で、バラエティ番組などで活動している僕の姿を観ながら作ったとおっしゃっていたんですよ。その話を聞いて、改めて考えてみると似ている部分が多いかもなぁって……。整理整頓も得意ですし、計画的に行動するもの好きなので、そういった点は似ていると思いますが、物語序盤のウンテクは、冷静だけど怒りっぽくてとげとげしいんです。そういった点は異なると思いますね。

――制服がよく似合っていましたが、久しぶりに制服を着てみていかがでしたか? また、高校生役を演じるにあたり、気を付けた点などがあれば教えてください。

ミンヒョン:NU'ESTとしてデビューする時も学生服を着たりと、アイドル活動をしながら学生服を着る機会が多かったのですが、本当の学校で着られているような(正統派の)学生服を着るのは、デビュー後、初めてだったんです。でも思ったより、似合っていたので安心しました……(笑)。それから高校生役を演じるということで、最近の高校生の文化などについても調べたりしましたね。

――コ・ウンテクは家族間の葛藤を抱きながらも、放送部の部長として完璧に部員たちを引っ張っていく人物ですが、演じながら面白かった点や難しかった点があれば教えてください。

ミンヒョン:放送の種類は異なりますが、僕自身、放送(番組など)に出演する立場でありながらも、放送部がどのように運営されているのか、システムをまったく知らなかったんです。でも今回「ライブオン」を通じて知ることができ、とても面白く興味深かったですね。

それから難しかった点は、ウンテクの神経質な姿を表現することです。僕も計画的なタイプですが、ウンテクのように秒単位で計画して生活するほどではないので、どう演じればいいのかと悩んでいたら、監督さんが「ウンテクのように計画的に過ごしてみたら?」とアドバイスしてくださったんです。それで翌日、何時にご飯を食べて、何時にお風呂に入って……と細かく決めて生活してみたのですが、本当に大変で、1日でやめちゃいました(笑)。


「人でも物でも、自分が経験して感じたことが重要」

――コ・ウンテクはきっちりと時間を守る神経質な人物ですが、実際のミンヒョンさんも時間に厳しいタイプですか?

ミンヒョン:僕は時間に厳しいというほどではないですが、約束や計画がある時は、きちんと守る努力をしますね。約束の時間を破るのは良くないことだと思っていますし……。でも、ウンテクのように時間を守らないからって怒ったりはしません。

――ウンテクの“時間”のように、ご自身が持つこだわりがあれば教えてください。

ミンヒョン:僕は家にあるリモコンや調理器具など、自分が決めた場所に置いておかないと気が済まない性格なんです。

――ウンテクは、最初は感じの悪かったペク・ホランが、SNSや放送部の掲示板への悪質なコメントに耐え、部活動も懸命に頑張る姿を目にし、徐々に惹かれていくようになります。ミンヒョンさんは、第一印象を重要視するタイプですか?

ミンヒョン:僕は人でも物でも、自分が経験してみて感じたことのほうが重要だと思うタイプですね。

――劇中では放送部の部長という役柄でしたが、実際に学生時代にやっていた部活動はありますか?

ミンヒョン:部活動というほどではないのですが、中学生の頃、毎月1回、第3土曜日だけ活動するクラブがあったんです。中学1年生の時は卓球部、2年生の時は映画鑑賞部でした。僕の故郷は釜山なので海が近くにあって、3年生の時はウインドサーフィン部に入っていましたね。でも1ヶ月に1回の活動なので、専門的にやっていたわけではなく、趣味程度です。友達と、何部にしようか? と悩んだ末、やりたいことをやろうと言って好きなクラブに入ったので、ウンテクのように専門的に活動していたわけではないです。

――劇中、ペク・ホランと自分が大好きな映画を観るシーンがありましたが、ミンヒョンさんもよく映画を観ますか? 視聴者の方におすすめしたい映画はありますか?

ミンヒョン:最近は家で休むことが多いので、映画やドラマをたくさん観ながら過ごしています。映画ではないのですが、最近すごく人気のドラマがあるんです。もうご覧になった方もいるかもしれませんが、Netflixの「Sweet Home-俺と世界の絶望-」という作品がすごく面白かったです。ですので、日本の皆さんにもおすすめしたいですね。


難しかったシーン「普段はあまり…」

――「ライブオン」は、校内暴力、友情、恋、家族の葛藤など、さまざまな悩みを抱える若者たちの姿を描いた見どころ満載のドラマですが、ミンヒョンさんが選ぶ今作の名場面&名セリフは?

ミンヒョン:本当にたくさんありますね。自分自身が出演している作品なので愛着もありますし、好きな場面もたくさんあります。その中でも記憶に残っている場面は、ホランとまだ親しくなかった時に、同じバスに乗り合わせるシーンです。バスの一番後ろの席に座り、ホランは窓を開けて眠っていたのですが、風でスカートがめくれそうになるんです。それにウンテクが気付いて窓を閉めに行くのですが、そのシーンは記憶に残っています。

セリフだと、ドラマの後半部分になるのですが……。実は心が痛むような思い出があったということを誰にも言えずにいたホランと、マンションの前で会った時に、「君が言いたいことは全部言って。あとは僕に任せて」というセリフがあるのですが、そのセリフを言っている時も、放送されているドラマを観ている時も、“もし僕がホランなら心強いと感じるだろうなぁ”と、ウンテクがカッコよく見えましたね。

――演じる上で特に苦労したシーンや、NGがたくさん出たシーンなどがあれば教えてください。

ミンヒョン:笑いを堪えられず、NGになってしまう場合がほとんどでしたね。難しかったシーンは……僕は普段あまり怒りを露わにしないというか、怒れないんですよ。大声で怒鳴ったりできないタイプなのですが、今作はそういったシーンが多かったんです。クランクインして最初の撮影が、初対面のホランを放送部にスカウトするシーンだったのですが、彼女はその日、嫌な出来事ばかりで機嫌が悪く、ウンテクを冷たくあしらうんです。そんなホランを咎める場面だったのですが、そのシーンは本当に難しかったですね。まだ撮影現場にも慣れてなく、演技をする自分の姿にも戸惑っている中で撮影した重要なシーンだったので、すごく苦労した記憶があります。

――同世代の出演者が多かったこともあり、活気に溢れていたと思うのですが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?記憶に残る撮影エピソードがあれば教えてください。ムードメーカーは誰でしたか?

ミンヒョン:メインキャストの6人は同年代でしたし、放送部員も明るく陽気な子たちばかりだったので、とても楽しかったです。いつも笑顔でいっぱいの現場でしたし、監督さんも出演者がリラックスできるように、みんなの意見を取り入れてくださったりして、本当に楽しく撮影することができました。ムードメーカーはドラマの役柄と同様、ユシン役を演じたチェ・ビョンチャン君でしたね。すごく明るい子なので、いつも他の出演者たちに笑いを与えてくれていました。

――「ライブオン」を通じて、また新たな姿で視聴者のハートを鷲掴みにしているミンヒョンさんが、今作の一番の魅力的なポイントは何ですか?

ミンヒョン:ウンテクとホラン、ウジェ(ノ・ジョンヒョン扮)とジェイ(元MOMOLAND ヨンウ扮)、そしてユシン(チェ・ビョンチャン扮)とソヒョン(ヤン・ヘジ扮)のラブロマンスや、匿名のスナイパーを探し出すストーリーも「ライブオン」ならではの良さだと思うのですが、何よりも僕は6人それぞれが高校生だからこそ抱える悩みや不安、葛藤を解決し、成長していく姿が今作の一番の魅力だと思います。


「オン・ソンウからたくさんアドバイスも…」

――ドラマ「ライブオン」を視聴したメンバーや芸能界の先輩などから、感想やアドバイスはありましたか?

ミンヒョン:NU'ESTのメンバーたちは、「ドラマ観てるよ」「思っていた以上に面白い!」と言ってくれました。JRは、セリフを真似たりもするんですよ。面白いと感じてくれてるからこそ、真似してくれてるんだなと思って、すごく元気をもらえました。

――メンバーの皆さんと一緒にご覧になったんですか?

ミンヒョン:一緒に観たのではなく、放送の翌日など会った時に、感想を伝えてくれました。それから友人のオン・ソンウも最近は俳優として頑張っているのですが、彼の初主演ドラマも学園もので、僕と同じような悩みがあったのではないかと思い、クランクイン前にたくさんアドバイスしてもらいました。

――韓国で本格的に演技に挑戦されたと思いますが、「ライブオン」の撮影を終えてみて、演技に対する意欲は増しましたか?

ミンヒョン:一昨年、「マリー・アントワネット」というミュージカルで演技を学び、多くの先輩方とセリフを交わしながら、“呼吸を合わせる”ということの意味が分かってすごく楽しかったです。そして今回、「ライブオン」に出演しながら、演技をもっと上達させたいと思いましたし、放送をただ楽しみながら観ることができなかったんです。ここは、こう演じれば良かったなど、残念な気持ちになることが多かったので、またチャンスをいただき新たな作品に挑戦することができた時は、こういった心残りを減らしたい! と思いました。

――今後、演じてみたい役や憧れの俳優がいれば教えてください。

ミンヒョン:こんな役を演じたいと、そんなことを言える立場ではないですが、ウンテクは僕自身と似ている人物だったので、次は僕と異なる性格の人物を演じてみたいですね。憧れの役者さんはたくさんいるのですが……。(しばらく考えて)パク・ソジュン兄さん!

――今後の活動計画について教えてください。

ミンヒョン:今はNU'ESTのアルバムの準備を頑張っている最中です。そして、また素敵なドラマに出会えるように、努力していきます!


数年前には日本に一人旅へ「早くファンの皆さんに会いたい」

――オフの日はどのように過ごされていますか?

ミンヒョン:オフの日は、ドラマや映画を観て過ごすことが多いですね。それから僕は普段、料理をまったくしませんが、本当にやることがなかった日に挑戦してみようかなと、キムチチゲと豆腐キムチを作ってみたのですが、全部失敗に終わりました。もう料理はしません……。

――コンサートやファンミーティングなどで日本に行かれるのも多いと思うのですが、お気に入りの場所やお店はありますか?

ミンヒョン:日本で活動することも多かったですし、数年前に一人で旅行に行ってみようと思い立ち、行った場所が日本だったのですが、その時も本当にたくさん素敵な思い出を作ることができたので、一つの場所に絞るのは難しいですね。

――昨年は約5年ぶりとなる日本アルバム「DRIVE」が発売されて、日本ファンからの反響も大きかったと思います。直接会うことは難しい状況でしたが、スペシャルイベントなどでファンの皆さんと交流してみていかがでしたか?

ミンヒョン:本当に久しぶりのアルバムでしたし、僕たちNU'ESTの音楽をずっと待ってくださっている日本のL.O.Λ.E(NU'ESTのファン)の皆さんに、とても感謝しています。日本のアルバム発売を記念したイベントでオンライン通話会もしましたが、多くの日本のファンが参加してくれて、「早く会いたい」って、たくさんの応援メッセージをくださったんです。早くこの状況が収束して、日本のファンの皆さんに会いに行きたい! と感じました。

――今年NU'ESTとしては、どんな音楽を披露したいですか?

ミンヒョン:NU'ESTは、今まで多様なジャンルの音楽をお届けしてきましたが、これからも「こんなことまでできるの?」と思っていただけるくらい、幅広い音楽と新たなジャンル、カッコいいステージを披露していきたいです!

――まだまだ新型コロナウイルスの予防に気をつけなければならない状況が続いていますが、収束したら行ってみたい場所や、次に来日したらやってみたいことはありますか?

ミンヒョン:冬の北海道に行ってみたいです。雪まつりなど、お仕事で北海道に行ったことがあるのですが、その時も冬の札幌に旅行で来られたらすごく幸せだろうなと感じたんです。たくさん積もっている雪も景色も、すごくキレイじゃないですか。それから美味しい食べ物もたくさんあるので、また絶対行きたいですね!



■放送情報
「ライブオン(原題)」
4月14日(水)より日本初放送!
毎週(水)午後11:00~深夜1:30 ※2話連続放送
(再放送:毎週(火)午後1:30~4:00 ※2話連続放送)

2020年/韓国JTBC/全8話
[出演]ファン・ミンヒョン、チョン・ダビン、チェ・ビョンチャン、ヤン・ヘジ
[演出]キム・サンウ
[脚本]パン・ユジョン

【あらすじ】
持ち前の美貌とトレンディなファッションセンスでフォロワー30万のインフルエンサー、ホラン。現在、ソヨン高で最もホットな人物で、善望と嫉妬を同時に受けている彼女に危機が訪れる。ある日、全校生徒が聞くお昼の校内放送で、彼女が最も隠したい過去を暗示する話が流れたのだ。この秘密が暴露されたらすべてを失いかねないと思ったホランは、自分を狙った匿名のスナイパーを見つけ出すため、放送部に入ることに。ところが、放送部はソヨン高の唯一無二の老害キャラクターで有名なウンテクが部長をしているところ。個人的な企みがあって放送部に入った自分勝手なホランと、放送部を守り抜こうとする使命感を持つ完璧主義者のウンテク。果たして、相容れない二人の恋の行方は……?!

■関連サイト
衛星劇場「ライブオン」ページ:https://www.eigeki.com/series?action=index&id=28810&category_id=5

記者 : Kstyle編集部