WINNER ソン・ミノ、タイトル曲「TANG!♡」MV公開…ユニークな歌詞とメロディに注目

Newsen |

写真=YG ENTERTAINMENT
WINNERのソン・ミノが愛のカウボーイに変身した。

ソン・ミノは12月7日午後6時、各音楽配信サイトで3rdフルアルバム「TO INFINITY.」を発売した。

今回のアルバムは、ソン・ミノが昨年10月30日に発売した2ndソロアルバム「TAKE」以来、1年2ヶ月ぶりにリリースするニューアルバムだ。2014年、YG ENTERTAINMENT所属グループWINNERのメンバーとして歌手活動を始めた彼は2018年11月に1stフルアルバム「XX」でソロデビューした。

ニューアルバムにはタイトル曲「TANG!♡」をはじめ、「LOVE IN DA CAR」「PYRAMID」「LANGUAGE」「KILL」「MUAH」「QUESTION MARK」「DRUNK TALK」「LOSING U」「SAD WALK」まで全10曲が収録された。

WINNERのデビューアルバムから作詞、作曲家として活躍してきたソン・ミノは、3rdソロアルバムでも全曲の作詞、作曲だけでなく、編曲を主導し、プロデューサーMINOとしての真価を発揮した。2種類で制作されたアルバムのデザインにも参加し、その価値を高めた。前回のソロアルバムがソン・ミノらしい自由な雰囲気を感じさせたアルバムだったことに対し、今回のアルバムは一段階進んで、限りなく挑戦する無限のミュージシャン、ソン・ミノを表現したアルバムだ。アルバム名のように、限りない成長の可能性に向かって、止まらずに走って音楽の幅を広げるという抱負が込められたアルバムだ。

ソン・ミノはすでに2枚のソロアルバム「XX」「TAKE」を通じて枠にとらわれない音楽性を証明した。ニューアルバムにもヒップホップとR&Bなど、多彩なジャンルの曲を収録し、アーティストとして優れた実力を証明した。収録曲のうち、「PYRAMID」ではラッパーのLil BoiとDynamic DuoのGAEKO、「LANGUAGE」ではiKONのBOBBY、「DRUNK TALK」ではボーカルsogumm、「SAD WALK」ではソヌ・ジョンアとコラボし、アルバムの完成度を高めた。

タイトル曲「TANG!♡」は、ソン・ミノがAiRPLAY、Illjunと共に作曲・編曲したヒップホップジャンルの楽曲だ。キャッチーでミニマルなテーマ、ソン・ミノならではの強烈なヒップホップのスワッグ(Swag:その人の持つスタイル、センス、魅力)が聴く楽しさを与える。彼は曲の没入感を高めるため“デジタルガンマン(DIGITAL GUN MAN)”のコンセプトを取り入れ、モダンなカウボーイに変身した。

単独で作詞した彼は「美しい 惜しくない / Money is power / 俗物じゃないと君は / ただ僕の気持ちの表現だと / 受け取ってくれ / 準備・装填 / そして発射タン! タン! タン! タン! / 食べて着ろ / 思いっきり / I'll get the bill / 食べて着ろ / 思いっきりそして発射」「歓心、贅沢、強引なだけ / 実を言えば心を買いたい / 君を誘惑する方法を / 僕は無知だから女性の気持ちがよく分からない / どんなことまでしなきゃいけないわけ / 僕を避けないで / また傷つきたくない / こうまでして再び君は僕の心に」などの歌詞を通じて、愛を手にするためならどんな代価でも払うという情熱を表現した。

前回のアルバムと同様に、収録曲のクオリティもタイトル曲に劣らない。ヒップホップジャンルの「LOVE IN DA CAR」は彼だけのユニークな編曲、シンセの活用が印象的な楽曲だ。また「PYRAMID」では、夢幻的なシンセサウンドの導入部、空間を広げるようなボーカルエフェクター、様々なサウンドエフェクターが際立つ。「LANGUAGE」は強烈な導入部とソン・ミノの低音が調和したトラックにユニットMOBBとして一緒に活動したBOBBYのラップが加わったヒップホップナンバーだ。

「KILL」は夢幻的なアルペジオサウンド、強烈な808ベースが際立つセクシーな雰囲気のヒップホップナンバーだ。「MUAH」もやはりソン・ミノ特有のセクシーさ、スタイリッシュな隠喩法が印象的なヒップホップナンバーだ。「QUESTION MARK」は、まるで霧に包まれているような雰囲気を醸し出した。温かいギターが中心をなすR&B「DRUNK TALK」、感性豊かなピアノサウンドと淡泊なボーカルが印象的なR&B「LOSING U」、別れの感情を重厚に盛り込んだヒップホップジャンルの「SAD WALK」では叙情的な雰囲気を披露した。

韓国で12月3日に放送終了したMnet「SHOW ME THE MONEY 10」でプロデューサーとして活躍し、参加者と共に歌った「休んで」「リムジン」などで音楽配信サイトで1位を記録したソン・ミノは、昨年放送されたシーズン1に続き、6日に放送がスタートしたJTBC「シングアゲイン2」にも審査委員として出演している。7日から3rdソロアルバムの活動にまい進した後、来年にはWINNERのカムバックも準備する予定だ。

ソン・ミノはカムバック記念記者懇談会で、新しいアルバムについて「全てのアルバム、全ての楽曲が大切だが、今回のアルバムは特に大切に思っている。これまでより参加度が高く、ビートから全体的にプロデュースした楽曲もさらに多くなった。ジャンルに限らず様々な試みもして楽しかった。全てのアルバムがそうだが、自分にとって愛おしいアルバム」と伝えた。

さらに「大きな評価よりは、単純に曲が良いというのが最も良い言葉で、一番聴きたい言葉だと思う。ソン・ミノの音楽が好みに合うのであれば、次の音楽も、次の活動にも非常に期待されるという言葉を聞けたらうれしい」とし「皆さんの心を狙撃する準備ができている。たくさん愛してほしい」とつけ加えた。

記者 : ファン・ヘジン