カン・ミナ「女神降臨」出演で話題に“キャラクターとのシンクロ率は…”
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tvN「女神降臨」で明るくハツラツとしたエネルギーが際立つチェ・スア役を演じた女優のカン・ミナ。SNSのフォロワー数は200万人に達し(インタビュー当時)、10~20代の女性の間で人気を博しているカン・ミナは、高い人気を誇ったウェブドラマ「A-TEEN 2」でチャ・アヒョン役として愛され、注目を浴びた。また、話題の映画「パク・ファヨン」のウン・ミジョン役として演技賞を受賞するなど、毎回違う演技を見せてくれた。11歳だった2009年、映画「海で」でデビューした彼女は、SBSドラマ「チャン・オクチョン」を通じてキム・テヒに似た外貌で名を知らせた後、いつの間にか様々な作品に出演し、経歴12年目の女優に成長した。毎日日記を書きながらその日、その日の自身の感情を振り返るというカン・ミナ。彼女は「その感情もそのまま演技の糧にして一生演技がしたい」と語る。演技にはいつも100%本気だという堂々とした女優カン・ミナの話を聞いてみた。
――「女神降臨」で同じ年頃の出演者たちと一緒に撮影しましたよね。仲良くなりましたか?カン・ミナ:本当に面白くて和気藹々とした雰囲気でした。年の差があまりなくて、笑いのツボがほぼ同じでした。監督も私たちが仲良く過ごしているのが好きだったみたいです。本格的に撮影に入る前からお互いに仲良くなってほしいと飲み会を用意してくれました。そのおかげで仲良くなった状態で楽に楽しく撮影できました。
――「女神降臨」はウェブ漫画が実写化されたドラマですね。チェ・スアとのシンクロ率は何%だと思いますか?
カン・ミナ:30%くらいだと思います。スアという人物は原作で目立つキャラクターではありません。ドラマには原作の設定を持ってきましたが、脚本家と監督がかなり肉付けしました。監督は原作よりもっと明るく、おしゃべりな感じを出したかったみたいです。そのおかげで、セボム高校のインサ(インサイダーの略で、皆の人気者という意味の新造語)として可愛いキャラクターになりました。
――「女神降臨」の人物たちの固い友情のように実際もパク・ユナ、Girl's Day ヘリなどと仲が良いことで有名ですよね。現実でもインサに近いですか?
カン・ミナ:実際は友達が多いほうではありません。ほとんどの友達が5年以上の知り合いで、狭く深く付き合うほうです。人見知りしないのでインサに見えるみたいです。でもある時はそれが難しい時もあります。
――「女神降臨」「パク・ファヨン」「A-TEEN」などで学生役を演じました。実際の学生時代はどうだったんでしょうか?
カン・ミナ:小学校6年生の時に演技を始めたので、思春期を経験しませんでした。早く大人しくなったと思います。もちろん、母の話は聞かなければなりませんが(笑)。仕事のため一度も修学旅行に行ったことがなかったのですが不満はなかったです。演技するのが本当に好きなんですよ。その代わり大人になっても本当にたくさん高校生役を演じて、学生時代を2回経験したような感じがする時があります。先日、修学旅行のシーンが放送されたのですが、そのように作品の中でも友達と思い出を作るシーンを残すことができて、本当に良かったですし、幸せでした。なので学園モノはいつも楽しみです。
――出演作の中で特に自身によく合い、満足したキャラクターはありますか?
カン・ミナ:100%満足したことはありません。その代わりウェブドラマ「言語の温度」で泣くシーンを撮影していた時、心が本当に痛かったことがあります。その時「こうやってキャラクターと一体になって演技できるんだ」と感じました。楽しく演技する方法に気付いた瞬間でした。
――幼い頃に子役としてデビューしました。その時と今を比べて一番変わった点は何ですか?
カン・ミナ:本当にたくさんのことが変わりました。幼い時は演技が難しいと感じたことがありませんでした。悲しいシーンでは泣いて、嬉しいシーンでは笑うような、とても直観的な表現だけすれば良かったので……でも演技をすればするほど、演技への悩みが大きくなり、難しく感じ始めました。でも、悩むという過程すらとても楽しいです。たくさんの悩みを経て、キャラクターをきちんと演じた時は達成感があってやりがいがあります。
――様々なブランドのモデルとしても活動していますよね。カン・ミナさんのどんな魅力が受け入れられたと思いますか?
カン・ミナ:目だと思います。普段から素直さが一番重要だと思っていて「人の前で言えない陰口はやめよう」と自ら誓います。そんなマインドが目に現れたんだと思います。また、SNSや作品のメイキング映像での気さくで明るい姿を評価して頂けたんだと思います。
――自分が考える女優としての強みは何ですか?
カン・ミナ:声です。幼い頃はハスキーボイスがコンプレックスでした。視聴者の皆さんが不快に感じるのではないかと思ったからです。心配とは裏腹に私の声を気に入ってくださる方も多いですし、演技する時、むしろ長所になっているようでとても気に入っています。
――女優として活動していて一番幸せな瞬間はいつですか?
カン・ミナ:演技をしながら人々から関心を受ける瞬間が好きです。私が本当に必要な人間なんだと感じるんです。多くの方が自分でも知らなかった新しい部分を見つけてくださったり、褒めてくださったりする時は「こんなに愛情をいただける職業が他にあるのかな」と思いますし、大きな活力になります。
――人々にどんな女優として覚えてほしいですか?
カン・ミナ:演技がうまい女優です。綺麗だという言葉もいつも嬉しいのですが、カン・ミナと言えば演技に関する好評が一番先に出てきてほしいです。演技がうまいという話を聞けば、現場でもっと自信を持って演技する事ができます。
――SNS、ファンコミュニティなどでファンとよくコミュニケーションしていますね。ファンと一番やりたいことは何ですか?
カン・ミナ:ファンたちの愛称が“ボンボン”なんです。ボンボンたちとファンミーティングがしたいです。女優はファンに直接会う機会があまりないじゃないですか。映画「パク・ファヨン」の時にGV(観客との対話)をしたことがあるんですが、演技した時に思いもよらなかった部分を観客がたくさん見つけてくれました。そのおかげで作品はもちろん、私の演技をもう一度振り返るきっかけになりました。意見を交わす過程がとても面白かったです。なので、GVのようにファンと直接コミュニケーションできる機会があればいいなと思います。
――昨年末に友達とオンラインパーティーをしたそうですね。
カン・ミナ:クリスマス当日に休んだのは3年ぶりでした。高校時代の友達とオンラインで会いました。衣装も事前に合わせていたかのように、みんなが赤や緑の衣装を着ていました。すごく浮かれて、それぞれワインも飲んでマフィアゲームもしながら健全に遊びました。
――毎日、日記を書いていると聞きました。
カン・ミナ:4年間書いています。忙しく働いているので「あの日何したっけ?」と思ったら思い出せません。その後記録として残し始めました。「毎日書かなきゃ!」「この空間を全部埋めなきゃ!」というプレッシャーもなく気楽に書いていたら、毎日書けました。普段は10行以内で簡単に書きますが、映画のレビューや読書感想文を書く時もあります。後で読んでみると「私はこういうふうに考えられる人なんだな」と感じ、演技する時により豊かな表現ができます。
――最近レビューを作成した映画はありますか?
カン・ミナ:「僕らの先にある道」です。内容が良くて数枚も書きました。主人公たちが複雑に絡み合ってストーリーがある瞬間、一度に爆発するスタイルの映画が好きなんですが、好みにぴったり合っていたんです。ティッシュ1箱を全部使うほど泣きながら見ました。
――2021年はどう過ごしていきたいですか?
カン・ミナ:今年は丑年じゃないですか。私も丑年なんです。なのでもっと特別で忙しく、牛のように一生懸命に働きたいです。
記者 : イ・ミンギョン