“睡眠薬投与の疑い”フィソン、拘束令状が棄却「ネットで購入も…逃走・証拠隠滅の恐れはない」

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写真=Newsen DB
睡眠麻酔薬プロポフォール投与の疑いが持たれている歌手フィソンに対する拘束令状が棄却された。

慶北(キョンブク)地方警察庁は7日、麻薬類管理に関する法律違反の疑いで、フィソンに対して申請した拘束令状が棄却されたと発表した。

裁判所は、フィソンに逃走または証拠隠滅の恐れがないという理由で、令状を棄却したことが分かった。

フィソンは2013年、軍服務中に麻酔薬使用の疑いが持たれたが、軍検察の調査を経て、無嫌疑処分を受けた。しかしその後、警察は昨年12月、フィソンが麻薬類を購入し、多量使用したという陳述と共に証拠を確保した。

これに対して警察は、3月28日にフィソンを召喚して調査を行った。フィソンは投薬疑惑については否認していないという。

続いて、警察によるとフィソンは3月31日、ソウルにある建物のトイレで薬物を投与し、倒れた状態で発見された。現場で発見された薬物は、プロポフォールのような全身麻酔薬の一種で、麻薬ではないが、医師の処方なしでは購入することができない専門医薬品であることが分かった。

フィソンは警察の調査で「インターネットで知り合った人と取り引きした」と供述したという。松坡(ソンパ)警察署は、薬物入手の経緯などを調べている。

これに関連し、フィソンの所属事務所REAL SLOW COMPANYは4月3日、公式報道資料を通じて「フィソンは父親の突然の死去と、一緒に働いていた知人の相次ぐ訃報、そして昨年に起きた自身をめぐる騒動により、耐え難い時間を過ごしている。帰宅措置後も、極端な考えとうつ病、パニック障害などの症状を見せており、関連の病院に入院した。現在、精神科で治療を進めており、これと共に警察調査にも誠実に応じている」とコメントした。

続いて「今後も引き続き調査に積極的に臨むことを申し上げ、調査が終わった後も家族と一緒に治療を行う予定だ。フィソンは理由を問わず、良くない姿をお見せして、大変後悔しており、申し訳なく思っている」と伝えた。

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記者 : ファン・ヘジン