防弾少年団 V、ドラマ「花郎」で見せた“俳優キム・テヒョン”の存在感

10asia |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=花郎文化産業専門会社、OH!BOYプロジェクト
防弾少年団のVではなく、俳優キム・テヒョンの存在感が輝いた。

Vは、KBS 2TV月火ドラマ「花郎」(脚本パク・ウンヨン、演出:ユン・ソンシク、キム・ヨンジョ) で、“逆転のアイコン”になった。昨日(14日) の第18話の放送で彼は、パク・ソジュンを助け死を迎えた。

ハンソン(V) は、祖父であるソク・ヒョンジェ(キム・ジョング) の旨に従わないと約束した。自分の道を切り開いていくソヌ(パク・ソジュン) を見て勇気をもらった彼は、「僕のような臆病者も、兄さんのように同じ道を切り開くことができるだろうか」と心を固めた。しかし、ハンソンは祖父が兄のダンセ(キム・ヒョンジュン) に送った手紙を見ることになる。

最初は手紙の内容を理解することができなかったが、すぐにダンセは祖父の命令に従いソヌを殺そうとしていることを悟った。ハンソンは、自分の身をもってソヌに向けられた刀を防いだ。彼はそうして死を迎えた。

Vは、“末っ子の花郎”ハンソンとして登場し目をひいた。ハンソンは突拍子もなく純粋な姿で周りの人たちと何の衝突もなく過ごす唯一の人物だった。花郎同士の争いがある時は、雰囲気を緩和させる役割をし、暗い展開が続く時は、終始笑顔で登場し見る者さえも笑顔にした。

ただ明るいだけかと思っていたが、彼にも人知れない痛みがあった。ハンソンの祖父は、ハンソンが家門を継ぐ孫と見なし重荷を背負わせた。祖父はハンソンの異母兄弟ダンセを無視し、ハンソンはダンセに申し訳ない気持ちを持っていた。

写真=「花郎」放送画面キャプチャー
比重の大きい役割ではなかったが、Vはハンソンというキャラクターを深く理解していた。兄と比較されることの申し訳なさと共に、家で期待されているようにはできない自分自身を憎むしかなく、微妙な劣等感まで表現しなければならなかった。基本的に明るいキャラクターで、適切な温度差も必要だった。

Vは、初の演技で全てのことをやり遂げた。多彩な感情を眼差しに込めキャラクターと同化させた。アロ(Ara) の前で仮病を見せる姿も自然だった。特に、幼い表情はキャラクターとのシンクロ率まで高めた。

以前行われたドラマの制作発表会で、パク・ソジュンは初めて演技に挑戦するVに「心配したのは事実だ」と告白した。続いて彼は「僕は余計な心配をしていた。先に近づいて来て尋ねたり仲に入ろうとする姿はとても可愛かった。作品が後半部に行くほど、テヒョン(V) の変化する姿を見ることができるはず」と断言していた。

彼の言葉は本当だった。Vは、最後まで強烈な存在感で視聴者を泣かせた。これと共に、俳優としての可能性も見せてくれた。Vは、完全な花郎にはなれなかったが、完全に“俳優キム・テヒョン”となった。

ドラマ「花郎」イケメンスター大集結!“F4”を継ぐ“花郎6”がやってくる(総合)
「花郎」防弾少年団 V、パク・ソジュンを守るも…衝撃の展開

写真=花郎文化産業専門会社、OH!BOYプロジェクト

記者 : ヒョン・ジミン、翻訳 : 前田康代