アイドルグループの単独コンサートラッシュ…観客を惹きつけるパフォーマンスとステージマナーが必須

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写真=TVレポート DB、SMエンターテインメント、Woollimエンターテインメント
「一番記憶に残る瞬間はいつか」歌手に聞く。デビューその自体が喜びであろうが、必ず登場するのは単独コンサートの開催。特に“歌唱力はなく群舞だけ”“音楽性がない”と低評価されやすいアイドルグループにとってコンサートは彼らの存在価値が証明できる絶対的な指標になる。

ほぼ毎週アイドルグループの単独コンサートが行われている。K-POP市場の拡張により韓国をはじめ、全世界で公演が開かれているからだ。デビューし、発表曲数が多いからといってみんながコンサートを開催できるわけではない。有料チケットが買えるファンダム(特定のファンの集まり) を保有しなければならない。

もちろんファンダムの規模もそれぞれ違う。それによって公演会場の選定が変わる。現在韓国ではソウルオリンピック公園内の体操競技場がコンサート会場の象徴と思われる。1回当り1万人以上の観客動員が可能な歌手だけが享受できる一つの特権。比較的小さい公演会場でコンサートをスタートした歌手たちには“体操競技場での単独コンサート”がいつか叶えなければならない目標となる。

現在、体操競技場で単独コンサートを開催できる韓国のアイドルグループはわずか10チームに過ぎない。東方神起、SUPER JUNIOR、SHINee、EXO、少女時代、INFINITE、BIGBANG、WINNER、iKON、BEAST、VIXXくらいだ。Block Bは、今年4月にデビュー以来初めての体操競技場単独コンサートの開催を控えている。“体操競技場ラインナップ”に並んだBlock Bは、ファンダムを拡張したと見られる。

だからといって単独コンサートの規模だけが重要ではない。確かなのは、国内外の数多くのコンサート経験のおかげでアイドルそれぞれの能力がますます向上しているということだ。ライブバンドの演奏も、壮大な機械音も含め、メンバーたちはステージの上で実力を思う存分発揮する。テレビ番組で見せることができなかった魅力をアピールすることに集中する。

実際2時間以上の公演をリードすることは決して容易ではない。歌、ラップ、ダンスだけが上手でもできない。強烈で可愛くて感嘆させるステージマナーを装備しなければならない。観客を笑わせたり、泣かせたりする感情表現も上手でなければならない。一言で言うとステージ上で観客を引き込むタレント性を持っていなければならない。ファンだけを信じてコンサートを開けば単発性で終わる可能性が高い。

2016年にもグループの単独コンサートは相次いで開催される。今年1月にはf(x) とiKONが、2月にはNine Muses、SEVENTEEN、INFINITE、B.A.Pがコンサートを開いた。3月にはBIGBANG、WINNER、EXO、神話(SHINHWA) などが単独コンサートを準備している。彼らはみんな体操競技場でコンサートを開催する。もう一度“体操単独”タイトルの翼をつけて飛び上がる時だ。

記者 : キム・イェナ