「家族なのにどうして~ボクらの恋日記~」ソ・ガンジュン“誰からも認めてもらえるような俳優になりたい”

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韓国で放送開始されるや、初週から視聴率20%以上をマークし、回を重ねるごとに面白さが倍増。最高視聴率44.4%という驚異的な数字を記録し、2014年KBS演技大賞で大賞を含む8冠に輝くなど、圧倒的人気で話題を独占した2015年最高のラブコメディ「家族なのにどうして~ボクらの恋日記~」。現在、BSジャパンで好評放送中。

本作で、ZE:A ヒョンシク演じる、チャ家の末っ子ダルボンの幼なじみで、恋のライバル ウノ役を演じたソ・ガンジュン。若手俳優グループ“5urprise(サプライズ)”として、日本デビューを果たし、日本での人気もますます期待できるソ・ガンジュンがクールだけど温かい魅力的なキャラクターで、女性ファンを虜にした。

―出演が決まって台本を読んだ時の感想は?

ソ・ガンジュン:週末ドラマなのでファミリーの要素が強いと思いました。台本を読んでみるとファミリーの要素だけでなく、ウノとダルボンとソウルの三角関係もあり週末ドラマでは珍しいと思いました。そこに新鮮さを感じました。甘い恋愛も十分に織り込めると思いました。

―日本のファンにユン・ウノを紹介してください。

ソ・ガンジュン:ウノは僕より4歳年上の26歳でアイドルスター出身です。今はアイドルをやめてレストランの社長です。店の資金は母親が出しています。今まで経済的に苦労することなく育ってきました。母親の願いどおりに生きてきたウノですが、新たな愛に出会います。その愛を通して自立心に目覚め母親から独立しようとするそんな役柄です。

―ユン・ウノの魅力はどんなところだと思いますか?

ソ・ガンジュン:僕の個人的な考えですがとてもクールです。そこが最大の魅力です。僕が感じるウノ魅力は後腐れがなく、何か問題が起きても、時間がたったり関係が回復すれば、尾を引きません。動揺もしません。常に余裕があるのも彼の魅力です。

―ソ・ガンジュンさんと似てる点は? クールな面ですか?

ソ・ガンジュン:どうかな……僕はクールというより、物事を大げさに考えません。だからあまり慌てません。大きなことを、小さく受け止めるので、ショックが小さいのです。そういう意味では似てる部分もあるかもしれません。その他は、お金持ちでもないし、似てるところはそう多くないと思います。

―ウノを演じるにあたり、どんな点にポイントを置きましたか?

ソ・ガンジュン:キャラクターについて、監督と話し合いました。監督からは余裕に重点を置けと言われました。ウノの持つ余裕がクールな面を生み出す余裕とは何かを、監督と話し合いながら考えました。ウノはおおらかな性格だから、すべての行動に余裕が出ます。ウノのおおらかな性格は幼い時から裕福な家庭で育ったことにあります。望んだ物はすべて手に入る恵まれた環境、そこから生まれる余裕だと思いました。

―ライバル役のヒョンシク(ZE:A) さんの第一印象はいかがでしたか?

ソ・ガンジュン:ヒョンシクさんは気配りのできる人でとてもフレンドリーです。僕が現場に行くと、挨拶に来てくれてハグもしてくれます。感情表現が豊かで温かい兄貴らしい兄貴です。今はとても親しくなったので友達のような兄貴です。

―ドラマに出演してからのご家族やお友達の反応は?

ソ・ガンジュン:母の友達もこのドラマを見てくれているそうです。いろいろな年齢層の方が楽しめる点がいいと思います。父の周りの人たちも見てくれているのでうれしいです。

―今までの撮影の中でガンジュンさんが気に入ったシーンは?

ソ・ガンジュン:ダルボンの父親、スンボンがダルボンを抱きしめるんです。「何をしてもうまくいかない」とダルボンが言うとスンボンが……「遅く咲くのには理由がある」「つらいのも青春さ」と言うんです。とても印象的で胸にしみ入りました。年齢が近いのでダルボンに感情移入しました。

―撮影中の印象的なエピソードは?

ソ・ガンジュン:序盤でダルボンとソウル(ナム・ジヒョン) と僕が走るシーンです。あの時のことはよく思い出します。夢中で走りました僕たち3人の若者の青春のエネルギーを感じさせるシーンです。だからあのシーンは大好きです。


「誰からも認めてもらえるような俳優になりたいです」

―今回のドラマの主題は家族ですが、家族に対して何か考え方が変わった点はありますか?

ソ・ガンジュン:モニタリングをしている時に両親のことを思い出しました。特にダルボンの父親、スンボンの場面です。悲しい場面も多いです。近くにいると大切さが分からない。今までの自分もそうだったかもしれない。そう思って撮影が終わると両親に電話します。

―ソウルを巡って三角関係になりますよね。ダルボンに絶対に負けないと思える点は?

ソ・ガンジュン:とにかくウノは金銭的に恵まれています。経済力もウノの魅力になり得ます。経済力による余裕。経済力と余裕かな? 内面的には、ソウルに対してウノはとても積極的にアピールします。恋愛の達人。恋愛経験が豊富なので女性心理をダルボンよりよく知っている。そこが勝ります。

―東大門市場でソウルが倒れますよね。持ち上げるシーンでNGは出ませんでしたか?

ソ・ガンジュン:あの時はソウルに申し訳なかった。ソウルは軽いんです。でもあの日の僕の昼食は冷麺でした。米を食べてこそ力が出るのに冷麺だったので力が出ませんでした。ソウルは軽いのに……。

―壁にソウルを押しつけるセクシーなシーンはどうでしたか?

ソ・ガンジュン:ウノは酔っ払っていたのでああしたんです。ずいぶん研究しました。台本に“セクシー”にとあったからです。セクシーに見えるよう練習しました。鏡を見ながらいろいろ。100%ではないけど満足です。

―ドラマではソウルと12年前に約束をしました。ガンジュンさんは子供の頃、誰かと約束をしたことは?

ソ・ガンジュン:両親としました。子供がよくする約束ですが“大きくなったら親孝行するよ”と。中学生の時だったかな。母に毎月小遣いをあげる約束をしました。それを今 守ることができて、うれしいです。

―今回のドラマだからこそ挑戦できた点や、ウノ役だからできたことなど俳優としての挑戦はありましたか?

ソ・ガンジュン:週末ドラマには週末ドラマに合った演技のトーンがあります。それが僕の挑戦であり、とても勉強になりました。このドラマと前作の「ずる賢いバツイチの恋」とは演技のトーンがかなり違います。今回のドラマのほうが少しオーバーというか、誇張した表現が多いです。だから少し誇張して演技してはモニターで確認していました。それが大きな挑戦でした。作品のコンセプトに合わせた演技です。

―週末ドラマの演技トーンは監督と話し合って決めたのですか?

ソ・ガンジュン:監督からも指示がありました。先輩方も指示に従って読み合わせをしていました。最初 僕にはよく分かりませんでした。監督はむやみに誇張するのではなく、誇張が必要な部分は誇張して生かせと言いました。それを聞いて先輩方の演技を見ると皆さんそうしていました。こうすることで面白さが生きるし、週末ドラマの温かな雰囲気も出せる、それがよく分かりました。

―俳優としてのロールモデルはいますか?

ソ・ガンジュン:ハ・ジョンウさんとユ・アインさんです。未熟な僕はまだ演技について語れません。先輩たちは、観客の立場で見た時キャラクターに説得力があります。彼らは俳優として認められていますよね。僕も将来は誰からも俳優だと認めてもらえるようなそんな俳優になりたいです。

―最後に日本の皆さんにメッセージをお願いします。

ソ・ガンジュン:「家族なのにどうして~ボクらの恋日記~」でウノ役のソ・ガンジュンです。このドラマは温かい家族の話をつづったドラマです。家族は いつもそばにいるのでともするとありがたみを忘れがちですが、このドラマは家族の大切さを実感できます。是非お楽しみください。ありがとうございました。

「家族なのにどうして~ボクらの恋日記~」
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(C) Gala Television Corporation
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【関連サイト】
・「5urprise」ジャパンオフィシャルファンクラブ:http://www.the5urprise.jp/

記者 : Kstyle編集部