「ビッグマン」チェ・ダニエルの暴走…魅力的な悪者の登場

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=KBS 2TV「ビックマン」スクリーンショット
「誰が誰を飲み込むかは、見てみないと」

カン・ジファンと対立するチェ・ダニエルの覚悟。韓国で13日に放送されたKBS 2TV月火ドラマ「ビッグマン」第6話では、ジヒョク(カン・ジファン)の弱みを狙おうと情に訴えるドンソク(チェ・ダニエル)の姿が描かれた。ドンソクは理性が残っているソンウク(オム・ヒョソプ)よりも一ランク上の悪役だ。

ソンウクが狙ったのは、ヒョンソン流通を空中分解させ、その責任をジヒョクに押し付けることであった。ヒョンソン流通はあるファッションブランドとの契約に失敗し、再起不能の状態に陥っていた。そこでソンウクがヒョンソン流通の不渡りを宣言しようとすると、ドンソクは鼻で笑った。ドンソクは「これまでそのようなことして、成功したことがないでしょう?」とし「すでに僕が手を打っておきました。見守ってください」と自信を見せた。

ドンソクの予測の通りであった。ソンウクが不渡りを宣言しようとした瞬間、ジヒョクは株主たちの前に立ち「ヒョンソン流通をもう一度だけ信じてください!」と叫んだ。動画サイトにあげた映像が反響を得て狙っていたファッションブランドとの契約に成功したのだ。ジヒョクの率直さ、ミラ(イ・ダヒ)の機知が通じた。ソンウクの計画はまたも失敗した。

一方、ドンソクは緻密であった。最初からドンソクはジヒョクが家族同士の情に弱いということを知ってその隙を狙った。ドンソクはジヒョクの前でか弱い弟を演じ、彼を検察のターゲットに仕立てた。「誰が誰を飲み込むかは、見てみないと」というドンソクの一言は、視聴者をゾッとさせるのに十分であった。

このようなドンソクの残酷な行動は、残された時間があまりないという彼の不安から生まれたものだ。ミラにプロポーズを断られたドンソクは大声を上げて憤った。「今、僕の人生にいたずらなんかない」というドンソクの言葉から、彼のイライラが感じられた。ドンソクには余裕がなかった。

このような状況の中でミラがジヒョクを手伝うと、ドンソクは憤った。これに先立ちミラは「時間がほしい」とドンソクのプロポーズを断っていた。もう少しだけ待ってほしいというミラにドンソクは「また待てと?今僕が目を開けているこの瞬間だけが大事なんだ。なのに僕に待てって?なぜ僕が君を待たなければならないのか?」と声を上げた。さらにドンソクはミラの弱点を持ち出すことで彼女を支配しようとした。

問題は、このようなドンソクの行動がジヒョクとミラの関係を近付けていることだった。それを裏付けるかのように、傷付き寝込んだミラを看護したのはジヒョクであった。ジヒョクとミラのキスが第6話のエンディングを飾り、今後の展開への関心を高めた。

記者 : イ・ヘミ