JJCC「ジャッキー・チェンは父親のような存在」

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香港の映画俳優、ジャッキー・チェンが手がけた5人組男性アイドルグループ「JJCC」(ダブルJC)が、先月デビューした。JJCCは韓国人3人(シンバ、イコ、サンチョン)と韓国系米国人(エディ)、中国系オーストラリア人(プリンス・マック)の5人からなる。現在、デビューシングル「最初はみんなそう」をリリースし、活動中だ。

「ジャッキー・チェンキッズ」と呼ばれるメンバーが、このほどソウル市内のカフェでインタビューに応じた。

リーダーのシンバは中学生の時にジャッキー・チェンの主演映画「ポリス・ストーリー」を見たため、本人に会った時も親近感を感じたという。

ジャッキー・チェンは今年1月にシリーズ最新作「ポリス・ストーリー/レジェンド」のPRのため来韓した際、自身の映画プロモーション活動にJJCCを同行させた。

また、デビューに向け努力を重ねたメンバーを自身の専用機に乗せ香港の事務所本社に招いた。

この香港の事務所で8年間、練習生として生活したエディは、ジャッキー・チェンについて「トップスターだと思えないほど気さくで学ぶことが多い」と語った。

ジャッキー・チェンと35年の付き合いがある韓国事務所のイ・ミソン代表がメンバーの世話を引き受け、デビュー曲を手掛けた。ジャッキー・チェンはメンバーの練習映像を受け取ると、テレビ電話などで評価しアドバイスした。

ジャッキー・チェンはテレビ電話で「もっと楽しんで。感情を出して」と助言したり、表情について指摘したりしたという。プロ歌手としての心構えも説いた。

メンバーは「努力は裏切らない」と励ましてくれるジャッキー・チェンは、父親のような存在だと話した。

メインボーカルのエディは04年に米国から韓国に来た。韓国で中学、高校に通い兵役も終えた。また、EBSドラマへの主演や映画出演を通じ演技経験も積んだ。ケーブルテレビの料理オーディション番組に出演した際にはトップ15に入り、そのルックスが話題になった。

エディは「米国で学校に通っていた時、放課後は両親が経営する日本食レストランでカウンターを見たり厨房で仕事を手伝ったりしました。おかげで料理が趣味になりました」と話した。料理オーディション番組に出演したことでカメラへの目線の送り方なども学んだという。

イコはモデルとして活動していた10年にある男性グループで芸能界デビューした経歴がある。その後、11年にソウル・江南のカフェでアルバイトしていたところをイ・ミソン代表にスカウトされた。

プリンス・マックはオーストラリアで開かれたJYPエンターテインメントとSMエンターテインメントのオーディションに合格した経験がある。当時、両親の反対で歌手になる夢はあきらめたが再び挑戦した。まだ、韓国語があまりできないため「韓国のアニメを見ながら練習中」と、はにかんだ。

大学のモデル学科に在籍していたシンバは、11年に事務所が開いたオーディションで選ばれた。

メンバーの目標は韓国と中国語圏を中心に活動しアジアを代表するグループに成長することだ。

動画投稿サイトYouTubeなどには、JJCCのミュージックビデオを見た海外ファンの反応が続々と投稿されている。

米ビルボードのKーPOPコラムではグローバル音楽市場で存在感を示すグループとしてその可能性を評価された。中国の動画投稿サイトでは2NE1(トゥエニィワン)や少女時代を抜いてK-POPミュージックビデオチャートで1位に立った。

メンバーは「今後、ワールドツアーも行い最終的にはK-POPの中心に立ちたい」と抱負を語った。

さらに、歌手としてだけでなく、アクションやミュージカル俳優などさまざまジャンルで活躍していきたいと強調した。

記者 : 聯合ニュース