Vol.2 ― 「アラン使道伝」ハン・ジョンス“この男、意外に愉快だ”

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俳優ハン・ジョンスに会った。今までテレビを通じて見たハン・ジョンスを象徴するイメージは、彼の代表作品であるKBS 2TVドラマ「チュノ~推奴~」のチェ将軍の姿であった。刀を帯び、集団の精神的な柱になって、黙って兄たちをリードする信頼できる男。しかし、話を交わせば交わすほどハン・ジョンスのイメージは次第に愉快な男へと変わった。

「私の性格? 顔立ちはあまりにもアクション俳優の雰囲気が強いですが……話すことも人を笑わせることも大好きで、明るくて前向きな性格です」

インタビューの中で自然に冗談を交えながら話を続けていたハン・ジョンス。しかしハン・ジョンスは、韓国で10月18日に終了したMBC「アラン使道伝」の撮影現場ではこのように愉快な本当の姿を隠していたと打ち明けた。

「今までの作品ではムードメーカーを担当したこともあります。しかし今までとは違って、今回の作品では本性を隠しました。イ・ジュンギもクォン・オジュン兄さんも明るく愉快な性格だし、撮影現場にムードメーカーが多かったためです。また死神のムヨンという役がとても寂しいキャラクターなので、よりムヨンという役に近づくために、今回だけは静かにした方がいいと思いました」

人を笑わせることが好きだというハン・ジョンス。6月にはMBC「ジュエリーハウス」を通じてトークショーのレギュラーゲストに決まり、バラエティ番組に挑戦した。

「本当に面白かったです。チョン・ボソクさんと共に多くの期待に応えるため、頑張って準備しました。始まって1ヶ月で番組はなくなってしまいましたが、4週間という放送期間中は、毎週視聴率が上がりました。『もう少しだけ時間があれば、もっとうまくやれたのに……』という思いもありました。今まで役者として重い役割ばかりを見せてきましたが、私のユーモラスな部分を披露する良い機会になりました」

また「機会があればまたバラエティ番組に挑戦してみたいですか?」という記者の質問に、ハン・ジョンスはためらうことなく「人を楽しませることが大好きなので、そのようなトークショーならいくらでもOKです」と答えた。

最後に愉快な男ハン・ジョンスに今後やりたい作品について聞いてみた。ハン・ジョンスの答えはシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)とラブコメディであった。

「あまりにアクション俳優のイメージが強いせいか、そのような役割を演じる機会がありませんが、シットコムとラブコメディをやってみたいです。普段人を笑わせてない人が、急にコミカルな演技をしても見る側も違和感を覚えてしまうこともありますよね……シットコムを見るたびに『私なら本当に笑わせられるのに……』とよく思いました」

記者 : イ・スンギル