「Dr.JIN」“ダブルスパイ”JYJ ジェジュンは一体誰の見方?“視聴者、混乱”

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写真=MBC「Dr.JIN」スクリーンショット
左議政(議政府正一位の官職)のキム・ビョンヒ(キム・ウンス)と安東金氏勢力のためのダブルスパイとして走り回ってきたキム・ギョンタク(JYJ ジェジュン)が今回は興宣大院君(フンソンデウォングン、イ・ボムス)の手助けをし、疑問が生じている。

29日に韓国で放送されたMBC週末ドラマ「Dr.JIN」(脚本:ハン・ジフン、チョン・ヒョンジン、演出:ハン・ヒ)では、リデル神父との密書をキム・ビョンヒに奪われた興宣大院君が政界から身を退くと宣言する姿が描かれた。

しかし興宣大院君は、ホン・ヨンフィ(チン・イハン)がキム・ビョンオク(キム・ビョンチュン)を襲い密書を取り戻したおかげで失権の危機を免れた。しかし、ここには理由があった。キム・ギョンタクがホン・ヨンフィに「明日、キム・ビョンオクが手紙を持って出発する」と前もって言質を与えたのだ。

そしてキム・ギョンタクは自分と激しく争っている中でホン・ヨンフィに「疑われたくなかったら、僕を切れ」と言いながら怪我をしようとした。キム・ビョンヒに疑われないよう、ホン・ヨンフィとの戦いで怪我をするという苦肉の策を選んだのだ。

このようなキム・ギョンタクの行動に視聴者は混乱した。キム・ビョンヒの指示に従って二重スパイとなったキム・ギョンタクは、危機に陥ったキム・ビョンヒと家門のために興宣大院君の密書について知らせ、スパイの役割を十分果たしたからである。

親友まで裏切りながら一族のために身を捧げてきたキム・ギョンタクが、突然興宣大院君を助けた理由は一体何なのだろうか。この日、興宣大院君はカトリック信者であるホン・ヨンレ(パク・ミニョン)が処刑されるという危機に陥ったことを心配し、丙寅教獄(1866年3月に朝鮮で起こったキリスト教弾圧事件)の勃発を予告したジン・ヒョクの手紙に少しショックを受けたものの、それが突然一族に背を向けた理由だというのは、多少説得力に欠ける。

視聴者は「Dr.JIN」の視聴者掲示板に「キム・ギョンタクのキャラクターは毎回変わるみたい」「今日のキム・ギョンタクの行動はあまり納得できない」などの意見を掲載し、キム・ギョンタクのキャラクターが蓋然性に欠けていると指摘した。

ホン・ヨンフィは密書を取り戻せるように手助けをしてくれたキム・ギョンタクについて言及しながら「これで従事官(キム・ギョンタクの肩書き)が秘密を漏らさなかったことが明らかになった」と主張したが、興宣大院君は「いくつもの顔を持っている者だ。どの顔が本当のキム・ギョンタクなのかはっきりしない」とキム・ギョンタクのことを疑った。キム・ビョンヒも「泥棒たちが参議(キム・ヨンチュン)を狙ったことには疑問がある。家の中でも虫が集まることはあり得る。注意していれば見えてくるだろう」とキム・ギョンタクを疑い始め、緊張感を高めた。

結局、キム・ギョンタクが誰のためのスパイだったのかは残りの2話で明らかになる見通しだ。特に、キム・ギョンタクが自分の手を汚してまでキム・ビョンヒに渡したチョ大妃(先王の妃、チョン・へソン)の手紙がどのような役割をするかに注目が集まっている。

記者 : オ・ミニ