“性的暴行で有罪”カン・ジファン、第1審判決から一転敗訴…前事務所Jellyfishに約3億8,300万円の賠償命令

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写真=マイデイリー DB
Jellyfishエンターテインメント(以下、Jellyfish)が、スタッフを性的暴行した疑いで有罪の判決を受けた俳優のカン・ジファンを相手取って提起した、損害賠償請求訴訟の控訴審で勝訴した。

ソウル高等裁判所民事6-1部(部長判事:キム・ジェウク、カン・ギョンピョ、イ・ギョンフン)は本日(6日)、カン・ジファンの前事務所Jellyfishエンターテインメントが、彼を相手取って提起した損害賠償請求訴訟の控訴審で「被告が原告に34億8,000万ウォン(約3億8,300万円)相当を支払うように」と判決を下した。

昨年の第1審とは異なる判決だ。第1審では、カン・ジファンの性的暴行事件が、Jellyfishとの契約終了後に発生したため、損害賠償を認める証拠がないと判断した。これにJellyfishは不服を申し立て、昨年12月に控訴した。

事件が発生したのは2019年だった。同年7月、カン・ジファンは京畿道(キョンギド)広州(クァンジュ)市五浦邑(オポウプ)の自宅で、ドラマの女性スタッフ2人と飲み会をした後、彼女たちが寝ていた部屋に入って1人を性的暴行し、もう1人にわいせつ行為をした疑い(準強姦及び準強制わいせつ)で逮捕された。

その後、裁判は1年間続いた。カン・ジファンの家の監視カメラの映像と被害者が知人と交わしたチャットの内容などが争点になったが、裁判部は上告まで有罪判決を維持した。結局、カン・ジファンは懲役2年6ヶ月、執行猶予3年を言い渡された。

彼が主演を務めていたTV朝鮮ドラマ「朝鮮生存記」の撮影中に発生した事件であり、同作は当初予定されていた20話から16話に短縮して、主人公を違う俳優に変更しなければならなくなった。

これにより被害を被った制作会社は、カン・ジファンとJellyfishを相手取って計63億8,000万ウォン(約7億円)の損害賠償を請求し、Jellyfishはカン・ジファンを相手取って42億ウォン(約4億6,300万円)の債務不履行損害賠償請求訴訟を提起した。

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記者 : イ・スンギル