放送終了「ヒーローではないけれど」チャン・ギヨン&チョン・ウヒ、予想外の方法で再会【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=JTBC「ヒーローではないけれど」放送画面キャプチャー
ト・ダヘ(チョン・ウヒ)とポク・グィジュ(チャン・ギヨン)が、運命を超えたハッピーエンドを迎えた。

韓国で9日に放送されたJTBC土日ドラマ「ヒーローではないけれど」の最終話では、ト・ダヘとポク・グィジュが完璧なハッピーエンドを迎えた。息子の超能力のおかげで再会した二人は、”末永く幸せに暮らしました”という結末を描いた。

この日、グィジュは薬局を訪れ、赤い斑点について調べた。すぐ消える痕跡だと確認した彼は「これはひどいな。こんなに早く」と思った。彼は赤い斑点について隠そうとしたが、結局ダヘにバレてしまった。

ダヘは「どうして言わなかったの? 家族に知らせよう」と話したが、グィジュはこれを引き止めた。彼は「明日はイナ(パク・ソイ)にとって大切な日だ。僕にとっても重要だ。明日までは秘密にしよう」と言った。ダヘはグィジュの赤い斑点を触り、残念さと絶望感を隠せなかった。

しかし、グィジュは「ダヘは間違っていない。斑点ができたからといって、慌てる必要はない。一生なくならない斑点だそうだ。私たちが別れる日は、私たちが決める。変わることはない」と語り、ダヘを安心させた。彼女はグィジュを抱きしめながら不安させようと努力し、グィジュも何も言わずにダヘを抱きしめた。

翌日、2人はイナのダンスコンテストを見に学校へ向かった。イナがステージの上でダンスを踊っている時、ダヘは「思い出した。イナが学校の体育館に閉じ込められていると教えてくれた時、この服を着ていた」と語った。ポク・マンフム(コ・ドゥシム)も「火災が発生するだろう。今ここで」と危険を察知した。

急いでいるグィジュを引き止めたダヘは、彼の斑点が薄くなっていることに気づいた。グィジュは泣き出しそうになったダヘに「僕が君を助けに行くとしたら、それは僕が選択したことだ。仕方ないからではなく、僕の選択だ。だから君も約束して。今までやってきた僕たちの選択を絶対に否定しないで。止めずに選び続けてくれ。未来を変えることができないとしたら、その次の未来を作ればいい。悪い夢に負けずに、未来を明るくしてほしい」と呼びかけた。2人は熱いキスでもう一度お互いの気持ちを確認した。

結局、ポク・ドンヒ(スヒョン)に執着していたチョ・ジハン(チェ・スンユン)のミスで火災が起きてしまった。ドンヒは人々を救うために飛び上がり、ダヘはステージのセットが倒れる瞬間、イナを助けた。幸いにもグィジュが現れてセットを支え、2人は無事だった。彼は「こうなる運命だった。どうせ僕はここで死ぬんだ。もう時間がない」と、自身の死を直感した。

グィジュは一緒に逃げようと泣き叫ぶダヘに「君を助けに行く。僕たちが一緒にいた時間、その全ての時間を守るためには、君を助けなければならない。そこから始まる」と説得した。ダヘは涙を流しながらイナと一緒にその場を離れ、その後すぐグィジュが支えていた舞台のセットが倒れてしまった。

グィジュはイナが生まれた時の記憶に戻り、過去に火災が起きた火災現場でダヘを助けた。彼は「僕たちは一緒にいる。君が一人だと思っていたあの時間も、僕だけではない。皆にすぐ会うことになる。あれこれ容易ではないことも経験するだろうが、僕たちが一緒に過ごした全ての時間が幸せになるだろう」とし、自分が付けていた指輪をはめた。

続いて「それまで失くさないで。必ず持っていてくれ」と語り、ダヘを窓の外に押し出して脱出させた。グィジュは「忘れないで。終わりではない。始まりだ」と最後のあいさつをした。ダヘがない炎の中、グィジュは一人で「終わりのように見えても常に始まりがある。決して終わりではない。いつもその次がある」と繰り返した。

次の場面では「その日怪我をした人は一人もなかった。行方不明者一人を除いて。まだ終わりではない。一人でもない。私たちは依然としてその次を待っている」というダヘのナレーションが流れた。これと共に刑務所に入ったチョ・ジハン、グィジュの遺影写真などが登場し、時間が流れたことが暗示された。息子のポク・ヌリが生まれ、育児中のダヘの日常も描かれた。

息子と仲良く会話をしていたダヘは、失くしたおもちゃを“昨日”から見つけたという話を聞いた。ダヘは息子の目線に合わせて「過去から持ってくることができるの?」とし「かなり前に失ったものがあるの。それも探せるの? お母さんが約5年前に失くした。違う。18年前に」と説明した。

「どんな形なの?」と尋ねる息子に、ダヘはグィジュの写真を見せた。息子は「パパ?」と言いながらしばらく写真を見つめていたが、すぐ他のおもちゃで遊んだ。ダヘもがっかりしたように、グィジュの写真を元の場所に戻した。しかし、ドアの前に立ったダヘは、しばらくためらう様子を見せた。

そして後ろを振り向くと、グィジュが息子の手を握ってダヘの前に立っていた。ダヘは目頭を赤くしながらも「おかえり」と明るく微笑みを見せた。グィジュは何も言わずに穏やかな微笑みを見せた。そんなグィジュを見つめながらダヘを涙を流した。

記者 : カン・ダユン