オク・ジュヒョン&キム・ジウら、ミュージカル「ベルサイユのばら」に出演決定

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写真=EMK
韓国ミュージカル「ベルサイユのばら」の待望のキャストが公開された。

制作を手掛けるEMKミュージカルカンパニー(以下、EMK)が全世界で初めて上演される作品のキャストを公開し、歴史的な初演への期待を高めた。

EMKの6番目の創作ミュージカル「ベルサイユのばら」は、史上最高の傑作と評価される池田理代子の漫画を原作にし、オスカルという仮想の人物を通じて真の自由と愛、そして人間愛をフランス革命という重い歴史の流れと共に描く予定だ。

歴史の渦の中で繰り広げられる愛と革命の大叙事詩を盛り込んだ原作は、1972年に連載がスタートしてから累積2,000万部以上が発売された不滅の古典だ。また、1974年から2014年まで日本の宝塚歌劇団の公演で観客500万人を突破し、韓国では1993年に放送されたアニメが最高視聴率28%を記録するなど、老若男女を問わず愛されたメガヒット作だ。特にキャラクターのオスカルは多数のファンを確保し、様々な分野で人々や様々なアーティストに深い感動とインスピレーションを与えてきた。

ミュージカル「ベルサイユのばら」は、ミュージカル業界をリードするEMKと創作ミュージカルの黄金のコンビである演出家のワン・ヨンボムと、脚本家のイ・ソンジュンが共に作り出す初の作品として関心が高まっている。

EMKはヨーロッパミュージカルの不毛の地だった韓国に「モーツァルト!」「エリザベート」「モンテクリスト」「マリー・アントワネット」などの作品を導入して韓国人の情緒に合わせて再アレンジし、全ての作品をヒットさせた。今作は業界に新たなブームを巻き起こし、人気を博したEMKの“ヨーロッパミュージカル終結版”になるとみられ、これまでのノウハウを全て注ぎ込んだ“マスターピース”になると期待を集めている。

特に昨年12月には「ベルサイユのばら」のミュージカルコンサートを通じて、作品のスタイルが予め公開され、話題になった。韓国創作ミュージカルの中で初演前のミュージカルコンサートで観客に作品を披露したのはEMKが初めてで、この大胆な試みが業界や観客から好評を博した。ミュージカルコンサートを見た観客たちは「初演が楽しみになる完璧な公演だった」「オーケストラの雄大さが感じられた立派な舞台だった」「単純なミュージカルコンサートではなかった。芸術的な経験だった」など、賛辞を惜しまなかった。

当時、創作陣はミュージカルコンサートを通じて万全の準備を整えていた。台本と音楽はミュージカルコンサートが開かれた昨年12月に既に完成していたため、直ちに初演ができたにもかかわらず、数十回のプレプロダクション会議を経て作品を開発し、2024年7月に上演される作品により一層心血を注ぎ、完成度を高めた。

完璧な公演を作るため、ミュージカルコンサートの後からも引き続き精魂込めて作っただけに、ミュージカル「ベルサイユのばら」はさらに華やかな舞台デザインや衣装、扮装、ウィッグ、照明、小物などで観客に舞台芸術の新世界を披露する予定だ。ベルサイユの華やかな時代を描いた舞台セットは、恍惚とした舞台美学を盛り込むとみられ、ミュージカルコンサートを通じて一度公開されたことのある衣装とウィッグは、さらにグレードアップされるという。キャストの公開と共に解禁された俳優たちのプロフィール写真も、華やかなフランスの貴族社会をたった1枚に盛り込み、ミュージカルファンから関心が高まっている。

これに対し、ミュージカルコンサート以後、圧倒的な支持を受け、期待が高まっている同作は昨年12月、コンサートのチケットを購入した人々を対象に、今月30日午前11時に前売りの販売をスタートする予定だ。

このようにミュージカル「ベルサイユのばら」は、これまでEMKが蓄積してきた全ての経験とノウハウを集中するほど、精魂を込めた作品だ。韓国を代表するプロダクションが意気込んで制作に臨むだけに、キャストにも注目が集まった。このような関心を証明するかのように、3月に開催したオーディションには約2,000人を超える志願者が参加し、彼らの中から最高の俳優たちが選ばれ、最高の舞台で会えるようになった。

王室を護衛するジャルジェ家の娘で、王室近衛隊の隊長になってアントワネットを護衛するオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ役はオク・ジュヒョン、キム・ジウ、チョン・ユジが演じる。

ジャルジェ家の使用人で、身分の差でオスカルへの気持ちを隠し、彼女のそばを守るアンドレ・グランディエ役はイ・へジュン、キム・ソンシク、コ・ウンソンが演じる。

革命政府の一員として活動し、貴族たちを恐怖に震えさせる泥棒であり、民衆の英雄であるベルナール・シャトレ役にはパク・ミンソン、ソ・ヨンテク、ノ・ユンが選ばれた。

マリー・アントワネットの寵愛を受け、権力を手にするポリニャック夫人役にはソ・ジヨン、リサ、パク・ヘミが合流した。

母親の復讐のためポリニャック夫人に接近し、オスカルのことが好きなロザリー・ラ・モリエール役はユ・ソリ、チャン・ヘリンが演じる。

この他にも、オスカルの補佐官で彼女にプロポーズするフローリアン・F・ド・ジェローデル役はソン・ジェリム、ソンヨンが演じ、オスカルの父で家門の使命と原則を重視する軍人としてオスカルを男に育てた将軍レニエ・ド・ジャルジェ役はイ・ウスンが演じる。

また、オスカルの乳母でアンドレの祖母である乳母役にイム・ウニョン、キム・ミョンヒがキャスティングされ、強大な権力を振り回し、傍若無人にふるまう貴族ド・ゲメネ公爵役はソ・スンウォンが演じる。

EMKの6番目の作品で、韓国のミュージカルの歴史を書き換える大作ミュージカル「ベルサイユのばら」は7月16日、ソウル忠武(チュンム)アートセンター大劇場で開幕し、10月13日まで上演される。

記者 : イ・スルギ